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オーストラリアで亜鉛・鉛の共同探鉱契約を締結

PR TIMES / 2018年6月11日 15時1分

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野哲弘)はオーストラリア・北部準州カランビリニ地域において、亜鉛・鉛を対象とした新規の共同探鉱を開始しました。




 JOGMECは、平成30年3月23日付けでオーストラリアの探鉱会社であるマリンディ・メタルズ社と、北部準州カランビリニ地域において共同探鉱を実施する契約を締結しました。カランビリニ地域は北部準州の北東部に位置し、付近にはマッカーサーリバー鉱山(亜鉛・鉛)が操業するなど、鉱物資源ポテンシャルが高い地域に属します。今後、JOGMECはマリンディ・メタルズ社と本地域において地化学探査、物理探査、およびボーリング調査を実施し、新たな亜鉛・鉛鉱床(噴気堆積性)の発見を目指します。JOGMECは、本件を通じて、供給源の多角化および資源セキュリティー確保による鉱物資源の安定供給に一層努めてまいります。

■ プロジェクトの概要
1)探鉱地域
 カランビリニ(Caranbirini)地域は北部準州北東部の都市ボロルーラ(Borroloola)の近郊に位置する。探査鉱区は6か所、総面積は約264.8平方キロメートルである。
 本地域は、バッテン断層帯(Batten Fault Zone)に位置し、周辺にはマッカーサー層群(McArthur Group)と呼ばれる古原生代の堆積岩類が分布する。付近では、エミュー断層(Emu Fault)およびその派生断層に関連した、マッカーサーリバー(McArthur River)鉱山、ティーナ(Teena)鉱床、マートル(Myrtle)鉱床など多数の亜鉛・鉛鉱床(噴気堆積性)が知られている。
 本地域では、過去の探鉱により地化学異常・物理探査異常が把握されているほか、ボーリング調査によって低品位ながら亜鉛・鉛の鉱徴が捕捉されている。これら探鉱は、エミュー断層沿い等の一部に限られたものであり、周辺の既知鉱床で認められるような派生断層に関連する鉱体賦存の可能性については十分な評価がなされていない。
 このように地質ポテンシャルが高く、またインフラ状況等の投資環境が良好であることから、今後、本地域において、経済的に開発可能な金属鉱床の発見が期待される。

2)契約概要
 JOGMECは2年間で計200万豪ドルの探鉱費用を負担することにより、本プロジェクトの51%の権益を取得することができる。また、その後の1年間に、追加で計200万豪ドルの探鉱費用を負担することにより、本プロジェクトの19%(計70%)の権益を取得することができる。平成30年6月1日付けで共同探鉱契約に対する豪州外国投資審査委員会(FIRB)の承認が得られたため、同日付けで共同探鉱を開始した。

3)探鉱内容
 すでにボーリング調査によって亜鉛・鉛の鉱徴が把握されている地区においては、より深部へのボーリング調査によって亜鉛・鉛鉱体の品位および規模を評価する。未探鉱の地区においては、地化学探査、物理探査によって探鉱有望域を絞り込み、その後、ボーリング調査によって亜鉛・鉛鉱化作用の有無を確認する。

■ マリンディ・メタルズ社(Marindi Metals Limited)概要
 西オーストラリア州・パースに本社を置く探鉱会社で、豪州証券取引所に上場している。北部準州の他、西オーストラリア州に複数の鉱区を所有しており、鉛、亜鉛、金、リチウムの探鉱を実施している。

■ プロジェクト位置図
[画像: https://prtimes.jp/i/12624/387/resize/d12624-387-195734-0.jpg ]


→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000401.html?mid=pr_180611

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