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「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が環境省「自然共生サイト」に認定されました

PR TIMES / 2024年10月21日 16時45分

阪神電気鉄道株式会社と阪急電鉄株式会社が所有し、阪急阪神不動産株式会社、阪急阪神ビルマネジメント株式会社および阪神園芸株式会社が管理運営する大型複合ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域として、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。



「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は、低層部の外壁バルコニーにはプランターを用いた合計約700平方メートルの植栽を、また12階の屋上広場には約400平方メートル緑地帯を備え、オフィスワーカーや来街者に憩いの空間を提供しています。地域に親和性のある六甲山系と淀川水系に自生する樹種を選定しており、23種の鳥類や73種の昆虫類が確認されているほか、開花や紅葉などにより季節の変化が感じられるように植物を配置しています。
大都市中心部の限られた空間を活かして快適で安全な都市緑地を整備し、地域の在来種を主体とした樹種を用いて周辺環境との調和を図っているなど、生物多様性に配慮した先進的な事例であると評価されました(自然共生サイト認定の対象は、壁面を除く屋上広場・地上部分)。
阪急阪神ホールディングスグループでは、サステナビリティ宣言の重要テーマの一つに「豊かなまちづくり」を掲げ、良質な都市環境の整備のためには生物多様性の保全が重要であると考えています。今後も、グループの事業活動において周辺環境や生態系に配慮し、生物多様性の保全に取り組んでまいります。
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」と阪急阪神ホールディングスグループの生物多様性の保全に関する取組の概要は、次のとおりです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-56ebe56423e64bf02b70-0.jpg ]


1.大阪梅田ツインタワーズ・サウスの生物多様性の保全に関する取組
(1)緑化空間を構成する植物について
・大阪梅田ツインタワーズ・サウスの屋上・壁面等の緑化空間は、都市環境の改善に資する空間づくりを意識した設計となっています。
・地域の自然との調和を目指して、六甲山系と淀川水系の在来種を主とした樹種を選定したほか、地上の生物が壁面を経由して屋上広場まで飛来することを狙い、鳥や昆虫が餌として好む植物を壁面に配置しています。
屋上広場・地上部:ケヤキ、ヤマモモ、クスノキ、コブシ、ヤマザクラ、コバノミツバツツジなど
壁面:アラカシ、ヒサカキ、トベラ、イロハモミジ、ヤマザクラ、オオイタビなど
[画像2: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-7402c01bba6b6d824c4b-7.jpg ]


(2)飛来が確認された鳥類・昆虫類について
・大阪梅田ツインタワーズ・サウスでは、これまでに鳥類は3目12科23種、昆虫類では7目40科73種の飛来が確認されています。
・鳥類では、都市部でよくみられるヒヨドリやハクセキレイなどに加えて、春にはオオルリ、秋以降にはヤブサメやメボソムシクイ、ジョウビタキなどの渡り鳥が確認されました。
・昆虫類は、複数のチョウ類やトンボ類が確認されており、過去には、大阪府が絶滅の恐れのある野生生物として指定しているトンボ類のサラサヤンマなどの希少種も確認されたことがあります。
・阪神園芸株式会社のスタッフ(ガーデナー)が、毎日の植栽管理作業時に発見した生物を観察・記録するほか、定期的に外部の専門家によるモニタリング調査を実施することで、緑化の効果検証・生物多様性の保全に取り組んでいます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-ee2caebf4c0d87ca019e-0.jpg ]


2.阪急阪神ホールディングスグループの生物多様性の保全に関する取組
[画像4: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-e24eb471fdc953eef661-0.jpg ]

阪急阪神ホールディングスグループでは、サステナビリティ宣言の重要テーマの一つに「豊かなまちづくり」を掲げ、大阪梅田エリアの都市緑化以外にも、六甲高山植物園の運営や神戸市での森林保全活動、市民団体への助成など、自然環境・生物多様性の保全につながる活動を推進しています。

(1)兵庫県六甲山エリアの六甲高山植物園の運営
[画像5: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-e26f876c607fdabd5f98-0.jpg ]

六甲高山植物園では、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲の自生植物、絶滅危惧植物など約1,500種の植物を栽培しています。約5万平方メートルの園内に、それぞれの植物の生育環境に合わせて野生に近い状態で植栽し、毎日行う花のガイドや季節の企画展、自然体験プログラムを通じて、自然保護意識の啓発に努めています。

(2)神戸市北区・西区「キーナの森」での森林保全活動
[画像6: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-65efd3b0f9a5f748d80e-0.jpg ]

「キーナの森」では、その一部を「阪急阪神不動産の森」と名付け、下層植生の育成を阻害している常緑樹等の除伐や、作業に必要となる歩道の整備などの森林保全活動を実施しています。また、伐採木を用いたワークショップや森林ボランティア体験などを開催することで、森林資源の活用や森林環境教育を推進しています。

(3)市民団体への助成を通じた生物多様性の保全
[画像7: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-c8ec8e3eaa531ec99805-0.jpg ]

阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まち基金」の助成団体として、植樹・育林等を通じた森林保全や里山保全、絶滅危惧種の保護を推進する市民団体を選定し、寄付による活動支援や定期的な対話を行うことで、生物多様性の保全に向けて連携しています。


阪急阪神ホールディングス サステナビリティデータブック 2023
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/download/sustainability/databook2023.pdf

環境省「自然共生サイト」認定について
[画像8: https://prtimes.jp/i/33147/389/resize/d33147-389-189efc505c84a45805f2-0.jpg ]

自然共生サイトとは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を認定する制度です。
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標として採択された「30by30目標」(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標)の達成に向けて、環境省が主導しています。認定された区域は、今後、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録される予定です。

環境省:自然共生サイト
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/


阪急阪神不動産株式会社 https://www.hhp.co.jp/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/5d69d828024a83d2cd69e8ff3a5359d0bc589db6.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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