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英デザイン・ミュージアムにおいて、「Design for Life」の最新作品をダッソー・システムズが公開

PR TIMES / 2021年10月21日 16時45分

・アーサー・マモウ・マニ氏とダッソー・システムズの共作によるインスタレーション作品「Aurora(オーロラ)」が英デザイン・ミュージアムのアトリウムを飾る 
・Aurora で「循環型建築」を実証:3Dプリント、粉砕、再プリント、工業的生分解が可能な生物由来の資材を使用する作品
・ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウドを活用し、バーチャル環境でAuroraを設計 、分子レベルの分析から生産終了までの意思決定を支援



ダッソー・システムズ (Euronext Paris: FR0014003TT8, DSY.PA) は、世界中の革新的デザイナーとのコラボレーション・プログラム「Design for Life」の最新作品として、アーサー・マモウ・マニ氏とダッソー・システムズの共同作品「Aurora(オーロラ)」を発表しました。Auroraは、製品と自然環境と人々の生活の調和をもたらす持続可能なイノベーションを誰もが想像して生み出すために必要な、デザイン・科学・産業を統合する力を、インタラクティブ性をもたせて表現した作品です。英グラスゴーで2021年10月31日から開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に先駆けて、10月23日からロンドンのデザイン・ミュージアムで開催される企画展「Waste Age(ゴミの時代)」のオープニング・ウィーク期間中に展示されることになっています。

本作品の共同制作は循環型イノベーションを実証するために、「再生」を要件とする設計手法「アップストリーム・シンキング」と、ダッソー・システムズのソフトウェアの活用に関する試験的な研究プロジェクトとして、2年前にスタートしました。プロジェクトの集大成として、繰り返される再開発と再生のプロセスにおいて粉砕・溶解・再成形が可能なモジュールで構成された体験型インスタレーション「Aurora」が完成しました。


[画像: https://prtimes.jp/i/6067/391/resize/d6067-391-b404a048a09fe57053da-0.jpg ]

この作品を手掛けたフランスの建築家アーサー・マモウ・マニ氏は、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症の拡大によって世界が疲弊する中、Auroraが新しい時代の幕を開けます。デザイナー、建築家、そしてエンジニアである我々が団結して、型にはまったプロジェクトではなく、共に体験できるものを生み出すことで、人々は生産方法と創造力を身につけることができるのです」

材料選定から設計、製作に至るまで、さまざまな分野の知識とノウハウを集積した包括的なアプローチを通して、Auroraは「採って、使って、捨てる時代」の終焉と、再生を可能にする構築環境の幕開けの兆しを見せています。材料にはポリ乳酸(PLA)バイオプラスチックという毒性のない植物由来の熱可塑性素材を使用しています。制作チームではあらゆる素材を分子レベルで分析し、3Dプリント、組立、リサイクル、再プリントを繰り返して継続的に利用できる素材としてPLAを選択しています。制作チームはダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム・オン・クラウド上で連携し、ロンドンのデザイン・ミュージアムのアトリウムを正確に再現したバーチャル空間上に、このアート作品のバーチャルツインを作成しました。

ダッソー・システムズのデザイン・エクスペリエンス担当バイスプレジデントであるアン・アセンシオは、次のように述べています。「この共同制作の目的は、調査のための包括的な統合プロセスを通じて、インスタレーションを実現させることでした。材料の詳細な環境影響評価から、解体や再利用の可能性に至るまで、この作品の制作とライフサイクルのあらゆる面に一石を投じることで、来館者に今後の生活環境の設計や構築のあり方を問う機会を提供したいと考えたのです」

それによって、トップダウン方式のデータ主導型都市計画に代わる新たな都市物語が紡がれ、市民がさらに持続可能な都市づくりに貢献できるようになります。

効果の高いフォトリアリスティックな映像を活用することで、チームは時間帯によって変化する光、影、空気の流れを再現したバーチャル空間でインスタレーションの見え方を体験することができました。バーチャル環境で作品の構想、試作、設計、最適化、検証、視覚化、微調整など、あらゆる作業を行うと同時に、実際に使用する前に、素材の選択ごとに環境への影響を評価することができました。これにより、チームは確実にプロジェクトの目標を達成し、ホーム・ライフスタイルからモビリティ、都市計画に至るまでのあらゆる「人工物」が持続可能な方法で想像、発明、製造される世界を実証する最適化された体験型の作品を完成しました。

世界のCO2排出量の50%削減を目指すこの10年間に、設計や科学分野の専門家たちが集まり、連携することで、持続可能なモデルを実現する新たな統合手法を考案し、限られた資源しかない地球の環境を支えていかなければなりません。3DEXPERIENCEプラットフォームの活用によって、バーチャル環境で連携しながら、バーチャルリアリティ、3Dモデリング、シミュレーション、ジェネレーティブデザイン等のテクノロジーが利用できるようになります。バーチャル環境では、各分野の統合だけでなく、3Dという共通言語を通じて理解を促進し、分子レベルの分析から製造・生産終了・再利用・復元・リサイクルに至るまでの意思決定の複雑さを軽減できるため、倫理や持続可能性をさらに追及したデザインが可能になります。

ダッソー・システムズの「Design for Life」は、10年前の立ち上げ以来、今でも継続されています。科学とテクノロジーを活用することで、デザイナーがより良い持続可能な社会を築いていけるよう、その方法を模索し続けています。これまで、隈研吾氏、トム・メイン氏、パトリック・ジュアン氏との共同作品を公開しています。

「Aurora」は、ロンドンのデザイン・ミュージアムの企画展「Waste Age(ゴミの時代)」において、2021年10月23日から11月14日まで一般公開されます。プレスプレビューは、10月21日に予定しています。詳細は以下のページ(英語)をご覧ください。
https://events.3ds.com/design-age-of-experience

詳細はこちら
ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション
https://www.3ds.com/ja

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(以上)

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140ヵ国以上、あらゆる規模、業種の29万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報はホームページ、 https://www.3ds.com/ja(日本語) 、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ(ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社)またはその子会社の登録商標または商標です。

アーサー・マモウ・マニ氏について
アーサー・マモウ・マニ氏は、フランスの建築家で、デジタルを活用した新しい設計とファブリケーション建築に特化し、数々の賞を受賞した建築事務所 Mamou-Mani社のディレクターでもあります。同氏は、ウエストミンスター大学で講師を務める傍ら、世界中で「エコ・パラメトリック」建築手法に関する数々の講演を行ってきました。それには、米国とフランスで開催されたTedXカンファレンスも含まれます。英国王立技芸協会の会員でもある同氏は、アメリカ建築賞、RIBAジャーナル・ライジング・スター賞、直近では仏芸術アカデミーから名誉あるピエール・カルダン建築部門賞を受賞しています。2020年、Mamou-Mani社は、持続可能な建築を実現するために従来の常識に挑む企業として、アーキテクツ・ジャーナル誌の100 Disruptor Practices(破壊的革新をもたらす建築事務所100社)に選ばれました。この建築事務所と並行して、同氏は、FabPubというデジタル・ファブリケーション・ラボを立ち上げ、ロンドンのハックニーで一般の人々に大型レーザー加工機や3Dプリンターを試せる環境を提供しています。
www.mamou-mani.com

「Waste Age: What Can Design Do?(ゴミの時代-デザインにできること)」企画展について
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に合わせ、英デザイン・ミュージアムが、深刻なゴミ問題を解決して地球環境に与える影響を最小限に抑えるためにデザインにできること、「What Can Design Do?」をテーマに企画展を開催します。この企画展では、ゴミとの関係を見つめ直す明確なビジョンを持ったデザイナーの作品を、フォルマファンタズマ、ステラ・マッカートニー、エレン・マッカーサー財団、フェルナンド・ラポッセ氏、ベサニー・ウィリアムズ氏、フィービー イングリッシュ、ナツァイ・オードリー・キエザ氏などからの寄贈を含め、展覧する予定です。企画展に訪れる人々は、ガーナの電子廃棄物を使って制作されたイブラヒム・マハマ氏の大型アート作品をはじめとした、ゴミ問題に対峙する新しいコミッションワークを初めて目にすることができます。#EndTheWasteAge
www.designmuseum.org/exhibitions/waste-age-what-can-design-do

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