ガリレオを用いた衛星測位用ICのテストを欧州宇宙機関と実施

PR TIMES / 2013年5月9日 10時2分

ヨーロッパにおけるナビゲーション・システムのロードマップをサポート

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーの
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、衛星測位用の1チップIC
であるTeseo IIが、ヨーロッパ独自の測位システム「ガリレオ」を用いた地上で
の測位テストに初めて成功したことを発表しました。この測位テストは、欧州
宇宙機関(ESA)と共同で実施したものです。

軌道上のガリレオ衛星4機を用いた経度・緯度・高度の測位が、ESAのテク
ノロジー・センター(オランダ)およびSTのGNSS(全地球航法衛星システム)
ソフトウェア開発ラボ(イタリア・ナポリ)により、初めて実施されました。

STとESAは、従来の静的テストと動的テストを、衛星を完全に見通せるルーフ
トップ・アンテナ(静的)および移動する通常のユーザ環境に近づけた試験用
プラットフォーム(動的)を使用して実施しました。Teseo IIは軌道上のわずか
4機のガリレオIOV(実証衛星)からの信号により、試験プラットフォームが
たどった全経路において三次元測位を行うことができました。

STとESAは、共同テストの継続を計画しており、最初はGPS衛星とグロナス衛星の
両方または片方で複数の衛星を組み合わせた測位テストを行い、その後、年内に
は、より多くのガリレオ衛星が利用可能になった時点で、厳しい環境下における
ガリレオ衛星のみのテストを行う予定です。

ESAとSTは、ESAの測位信号に関する理論および実波モニタリングから得られた
知見と、STが衛星測位信号処理用ICの製造で培ってきた20年の経験を組み合わせ、
ガリレオ衛星の信号を受信する低価格の民生用および車載用GNSS受信機の性能を
評価するプロジェクトにおいて協力してきました。

低価格受信機は、帯域幅が狭くアンテナ性能も低くなっています。しかし実際に
は、業務用受信機よりも一段と厳しい状況で機能する必要があります。民生機器
用受信機は、多くのマルチパス、大幅な信号減衰、大きな信号歪みが発生する
高層ビル群等の場所でも機能する必要があるため、STのTeseo IIは、複数の衛星
測位システムへの対応と極めて優れた感度を実現することにより、多種多様な
民生用ナビゲーション機器に対応しています。

STのインフォテインメント・ビジネス・ユニット ディレクターであるAntonio
Radaelliは、次の様にコメントしています。「ESAとの協力によって達成された
歴史的な成果は、STの衛星ナビゲーションプラットフォームがガリレオに対応
することを証明し、e-Call、料金徴収、テレマティックス、ナビゲーション等を
実現する高性能GNSS測位用ICの主要サプライヤとして地位を強固にしています。
さらに、複数の衛星測位システムからの信号に対応するTeseo IIの卓越した機能
により、お客様は、ガリレオ全衛星の配備が完了する以前から同衛星によるナビ
ゲーション機能を活用することができます。

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