静岡銀行、静銀ITソリューション、日立が、ミッションクリティカルなオープン勘定系システム開発への生成AI適用の実用化に向けた技術検証を開始
PR TIMES / 2024年10月15日 17時15分
株式会社静岡銀行(代表取締役頭取:八木 稔/以下、静岡銀行)、静銀ITソリューション株式会社(代表取締役社長:山本 隆秀/以下、静銀ITソリューション)、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:小島 啓二/以下、日立)は、このたび、静岡銀行のオープン勘定系システムの機能追加開発における生成AI適用の実用化に向けた技術検証を開始しました。
静岡銀行と日立が共同開発し、2021年に稼働したオープン勘定系システムは、アプリケーション構造の全面刷新とオープン化による先進技術を取り入れたことにより、35%の開発生産性向上*1や、機能拡張が容易なシステム基盤の構築を実現しています。
今回の技術検証では、静岡銀行の先進的なオープン勘定系システムと、日立の生成AIに関する知見・ノウハウを融合し、システム開発への生成AI適用による、さらなる生産性向上と高品質・高信頼性をめざします。
*1 株式会社しずおかフィナンシャルグループ「2022年度中間決算の概要」P27参照
https://www.shizuoka-fg.co.jp/pdf/ir/2022/2022_2Q_scripts.pdf
■背景
近年、金融業界では、急速な経営環境の変化に対応するため、デジタル技術活用やデータ利活用など、DXの取り組みが加速しており、金融機関のシステムにおいては、人財の確保、開発プロセスの効率化、各種規定やガイドラインの遵守、および迅速な対応が求められています。
静岡銀行と日立では、従来からこれらの対応を進めており、今回の生成AIの適用が実現することで、金融機関の根幹を支えるミッションクリティカルなシステム開発において、さらなる効率性や信頼性の向上などが期待されます。
■技術検証の概要
[画像: https://prtimes.jp/i/67590/392/resize/d67590-392-3a75ff9674b530dfc5fb-0.png ]
今回の技術検証では、静岡銀行と日立が共同開発した、オープン基盤上で稼働する勘定系システムの機能追加開発に生成AIを適用します。まずは、設計、製造、各種テストなどの開発プロセスのうち、製造・単体テスト工程における検証から開始します。具体的には、詳細設計書を元に、生成AIによってソースコードやテストケースを自動生成し、日立のエンジニアが生成したソースコードやテストケースとの差異を検証します。さらに、システム開発に関する業務知識やプロジェクト情報などを活用する知識データベースを構築することで、生成AI適用範囲の拡大につなげます。
■今後の取り組み
静岡銀行、静銀ITソリューション、日立は、今後、システム開発における製造・単体テスト工程のほか、上流工程である要件定義や影響調査を含めた全工程へ生成AIを適用し、知識データベースもさらに高度化させることで、より高品質で安定したサービスを迅速に提供することをめざします。また、今回技術検証を実施するオープン勘定系システムのほか、静岡銀行のシステム全体への生成AI適用を検討します。
さらに、日立は、本取り組みを「OpenStage*2」をはじめとしたオープン勘定系システムなどへ適用することをめざし、その他金融機関へ横展開することで、金融機関におけるシステム開発のモダナイゼーション推進を支援します。
*2 日立オープン勘定系パッケージ「OpenStage」は、<つながる><組み合わせる><連携させる>3つの観点でシステム構造を刷新した、“使う”勘定系システムへ転換した、Linuxベースのオープン勘定系パッケージです。『環境変化に強く俊敏な仕組み』を実現することで、将来にわたって迅速な経営戦略の実現と多様な金融サービスの提供を強力にサポートします。
https://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/solutions/application/banking/corebanking/index.html
■関連Webサイト
静岡銀行 ホームページ
https://www.shizuokabank.co.jp/
日立の金融ソリューションに関するWebサイト
https://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/
■静岡銀行について
静岡銀行では、2022年10月の持株会社体制への移行を機に、総合金融グループとしての機能をさらに高めながら、地域やお客さまが抱える課題解決の支援に取り組んでいます。
現在、しずおかフィナンシャルグループで推進する第1次中期経営計画「Xover-新時代を拓く」では、「人的資本経営」を経営戦略の中心に据え、「地域共創戦略」「グループビジネス戦略」「トランスフォーメーション戦略」「グループガバナンス戦略」の4つの基本戦略を展開しています。こうした活動を通じて、グループがもつ多様な機能・サービスを広く地域に提供し、社会価値の創造と企業価値の向上の両立をめざしています。
■静銀ITソリューションについて
静銀ITソリューションは、しずおかフィナンシャルグループの「IT提供責任部門」として、事業内容である「システム開発」「システム運用」「金融サポート」「一般企業向けIT化支援サービス」を展開しています。
当社が第1次中期経営計画で掲げる10年後にめざす姿「地域の未来にコミットし、最適なITソリューションを創造・提供する企業」の実現に向けて、すべてのステークホルダーに安全で付加価値の高いITソリューションを提供します。
■日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/ )をご覧ください。
■お問い合わせ先
株式会社日立製作所 金融システム営業統括本部 [担当:千葉、高島]
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/finance-inq/
以 上
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
神奈川県警察と生成AI等の活用に向けた協定を締結
PR TIMES / 2024年10月18日 14時45分
-
【抄訳】Hitachi Digital Services、信頼性の高いAIを構築、拡張、運用するフレームワークを提供開始
PR TIMES / 2024年10月9日 13時15分
-
【11月7日(木)リアル開催】「HITACHI JP1 FORUM 2024」生成AI活用による運用管理の最前線‐JP1が実現する運用管理の未来
PR TIMES / 2024年10月8日 11時0分
-
オカムラと日立が、無人コミュニケーション店舗「CO-URIBA」を活用し、従業員のウェルビーイングを高めるオフィス空間づくりに向けた共創を開始
PR TIMES / 2024年9月30日 13時45分
-
2024 Oracle Partner Awardsのグローバルで最も優れたパートナーを表彰する「Regional Best in Class Award in Customer Success」受賞
PR TIMES / 2024年9月28日 13時40分
ランキング
-
1ハンコをつくっているシヤチハタが、なぜ“尿ハネに会える”商品を開発したのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月18日 8時10分
-
2もう、ダメ…年金月12万円「老人ホーム」で楽しく暮らしているはずの75歳母のか細い声。新幹線に飛び乗ってきた42歳娘は嗚咽、目の当たりにした〈まさかの惨状〉【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月18日 10時45分
-
3「払わない経営者は失格」=最賃1500円へ加速訴え―新浪同友会代表幹事
時事通信 / 2024年10月18日 18時51分
-
4「怒りより悲しさと寂しさですね」 老舗駅弁店で万引き被害...SNSで悲痛な叫び
J-CASTニュース / 2024年10月18日 15時26分
-
5新米卸値が60kgあたり初の2万円超、前年9月比5割増2万2700円…最高値は茨城産コシヒカリ
読売新聞 / 2024年10月18日 19時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください