【報道参考資料】フィリピン 台風22号(ハグピート)が上陸 ユニセフ、飲料水・衛生キットをサマール州に輸送
PR TIMES / 2014年12月8日 13時45分
さらなる被害に備え、緊急支援体制 続く
※本信はユニセフ本部およびフィリピン事務所が配信した情報を元に日本ユニセフ協会
広報室が翻訳・独自に編集したものです。
※現地の写真や素材をご入用の方は、日本ユニセフ協会広報室までご連絡ください。
【2014年12月7日 タクロバン発】
6日夜に東サマール州のドロレスとオラスに上陸した大型台風22号(英語名:ハグピート/
フィリピン名:ルビー)は、暴風と大雨を伴いながら、かなり遅い速度でフィリピン
中部を横断しています。台風通過に伴い、各地で土砂崩れなどのリスクが高まるなか、
ユニセフは被害が出ている地域、これから被害が予想される地域に住む子どもたちや
その家族の支援に、最大限の力を注いでいます。
大型台風「ハイエン」が沿岸部の多くの町や村に壊滅的な被害をもたらしたのは、僅か
13カ月前。そのときの経験と教訓を生かし、 ユニセフは、中央政府や地元自治体、他の
国連機関やNGO団体などとの協力の下、台風22号が上陸する前から、少なくとも1万世帯分
の緊急支援物資を用意するなど、準備を整えてきました。
台風22号の被害に対する、ユニセフの支援体制は以下の通りです。
・フィリピン保健省第8地域事務所からの要請に基づき、ユニセフは予め用意していた
緊急支援物資を、これまでに最も被害を受けているビサヤ地方東サマール州のドロレス
とオラスに向けて輸送しました。支援物資には、飲料水キットや衛生キット、医療機器
の動力となる発電機、貯水・浄水機器とともに、脱水症状を防止するための経口補水塩
なども含まれます。
・台風「ハイエン」被災地支援活動のためタクロバンに設置されたユニセフの現地事務所
は、地元自治体と協力し、サマール州の被害を受けた地域に支援物資を届けています。
・不衛生な衛生環境や汚れた水は、子どもたちの健康に直接的な影響を及ぼします。
ユニセフは水インフラの復旧を重要視しています。
・ユニセフはタクロバン、マニラ、コタバトに支援物資を保管する倉庫を有しています。
支援物資には、水と衛生キット(飲料水キットや衛生キット、給水ポンプ、発電機、
貯水器、浄水機器)や医薬品、栄養不良を予防するための栄養補助食品、経口補水塩、
避難所/テント用のビニールシート、テント、教材などの学習用品セットが含まれます。
今後ハグピートは、フィリピンを数日間かけて横断すると見られており、8日にはマニラ
南部を通過するとみられています。その地域には活火山があることから、土砂災害の
危険性が懸念されています。
災害下で最も苦しい立場に置かれるのは子どもたちです。災害が発生すると、子どもたち
は感染症や栄養不良、搾取や暴力などの危機に晒され、教育も中断してしまいます。
この数カ月間、ユニセフは、多くの支援団体や地元自治体と協力し、様々な“減災”の
仕組みを構築することを通じて、子どもたち自身が新たな災害にしなやかに対応できる
能力(=レジリエンス)を身に付けられるよう支援してきました。ユニセフは、こうした
取り組みの中で築いてきたNGO団体との協力関係をベースに、この新たな危機に際し、
フィリピン政府が進める様々な対策を、水・衛生、保健・栄養、子どもの保護、そして
教育の各分野で確実にサポートしてまいります。
■お問い合わせ:
Zafrin Chowdhury, Chief of Communication, UNICEF Philippines,
Tel: +632 901 01 77, Mobile: +63 917 867 8366, zchowdhury@unicef.org
Marianna Zaichykova, Emergency Communication Specialist, UNICEF Tacloban,
Mobile: +63 917 505 9130, mzaichykova@unicef.org
■日本国内でのお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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