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chromocenterが遺伝子治療の新規技術開発で武田薬品工業と共同研究契約

PR TIMES / 2019年5月20日 15時40分

中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)近畿本部が運営するインキュベーション施設「神戸健康産業開発センター(通称:ハイデック)(※)」に入居する株式会社chromocenter(代表取締役:松岡隆之、本社:鳥取県米子市)は人工染色体ベクターを利用した遺伝子治療に関する新規技術開発で武田薬品工業株式会社(代表取締役 社長CEO:クリストフ・ウェバー、本社:東京都中央区日本橋)と共同研究に着手することになりました。

人工染色体ベクターはヒトあるいはマウスの染色体を人工的に操作することにより、巨大な遺伝子や複数の遺伝子を長期間、安定的に遺伝子発現させることが出来るchromocenterが持つ特許技術です。現在、ヒトの遺伝子治療で用いられるウイルスベクターは搭載できる遺伝子の大きさや数に限界があります。特にゲノムへの挿入型ウイルスベクターには挿入位置がランダムであることから発癌性や遺伝子破壊のリスクが懸念されます。また、ゲノム編集技術を利用した遺伝子治療の研究も近年は盛んに行われていますが、治療対象外の遺伝子配列への変異についてリスクが残ります。

そこで、これらのリスクを回避でき、今まで不可能であった遺伝子搭載が可能な人工染色体ベクターを新たな遺伝子治療のツールとして利用することを目的として、両社が共同で研究開発に取り組みます。この共同研究は、武田薬品工業が新たな医薬品開発のシーズ発掘に関する社内グラントとして採択し、両社が研究者と資金を提供し合うことで動物実験から、さらに臨床開発までを見据えて進められる計画です。

(※)神戸健康産業開発センター(通称:ハイデック)について
中小機構 近畿本部が、神戸市や(公財)神戸医療産業都市推進機構との連携の下運営するインキュベーション(レンタルラボ)施設です。地域の研究資源を有効に活用し、新製品・新技術の研究開発や新分野への進出をめざす中小・ベンチャー企業等を支援し、新事業の創出を促進するとともに地域社会へ貢献することを目的としています。

また、当施設は、医療・健康関連分野の企業が集約する神戸医療産業都市構想のクラスター拠点である神戸ポートアイランド地区に位置し、健康・福祉・医療関連分野での新たな事業展開を図ろうとされる企業等を入居対象としています。なお、一定の基準を満たす入居者には神戸市からの支援制度を活用いただけます。

<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>
中小機構は、日本の中小企業政策の総合的かつ中核的な実施機関として、全国の中小企業への支援をトータルで行う経済産業省所管の独立行政法人です。生産性向上や事業承継など様々な課題を抱える中小企業に対して、販路開拓、海外展開、人材育成、事業引継ぎ、その他経営面での助言、情報提供、並びに共済制度、ファンドを通じた資金提供など多様な支援を実施しています。

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