村上春樹研究で知られる韓国の人気作家イム・キョンソンが描く、珠玉の短編集『ホテル物語』邦訳版が発売!
PR TIMES / 2024年9月11日 11時15分
閉業を控えた名門「グラフホテル」を舞台に、5人の大人たちがそれぞれの人生の転換点を迎える、心揺さぶる短編集
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30125/399/30125-399-0b50e50f9169dec4c7cd979cc25be019-885x1282.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イム・キョンソン『ホテル物語』は2024年9月12日発売
株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鉄尾周一)は、韓国国内累計65万部超のベストセラー作家で、日本では村上春樹研究で知られるイム・キョンソンの短編集『ホテル物語』(原題:호텔 이야기)を、2024年9月12日に全国の書店・ネット書店で発売いたします。
※発行元:株式会社日之出出版(本社:東京都中央区、代表取締役:西山哲太郎)
この人たち、この後どうするんだろう――? 想像の余地を絶妙に残した結末の余韻に思い切り浸りたくなる大人のオムニバスドラマ
本作は、名門グラフホテルが閉館する最後の半年間に起きた出来事を背景に、それぞれの人生の転換点に立ち、さまざまな感情や決断を迫られる人々の姿を描いた5つの短編からなる物語です。
閉館を半年後に控えたグラフホテルでは、誰もが過去と現在、そして未来に向き合いながら、自分自身や周囲の人々とどのように向き合うのかが描かれています。それぞれの物語が、登場人物たちの複雑な感情や、彼らの人生における重要な局面を鮮やかに映し出しています。
「一か月間のホテル暮らし」
後輩監督の脚本チェックの仕事を引き受けることとなった映画監督のドゥリ。グラフホテルの部屋を用意され、そこで1カ月間集中して仕事に取り組むことになったが、かつての栄光と現在のギャップに心が揺れる。自身の体調の変化も重なり、思うように仕事が進まないでいたが、ある人との再会をきっかけに、彼女は新たな決意をする。人生の節目に彼女が下した決断とは?
「フランス小説のように」
女と会うために、仕事中にも関わらずグラフホテルに向かう男。女の「フランス小説みたいなことをしたい」というリクエストに応えて、男は昼日中のホテルで女と密会することにしたのだ。非日常の世界で燃え上がる二人だったが、女のふとした言葉に男の心は揺さぶられる。はたして二人の関係はどうなるのか?
「ハウスキーピング」
人とのかかわりをこばみ、SNSで発信されるひいきの作家の投稿を心の支えに、グラフホテルでハウスキーピングメイドとして働くジョンヒョン。完璧な清掃を繰り返す日々に充足感を得ていたが、そんなある日、過去の同級生との再会が彼女の心に波紋を広げる。
「夜勤」
夜勤のドアマンとして働くトンジュ。勤勉な彼には、過去にある年上の女性との燃えるような恋と別れの経験があった。そのほろ苦い思いもそろそろ薄らいできたそんなある日、二人は思いもかけない場所で再会することに…。過去と現在の思いが巡る中、トンジュと女が最後に下した決断は? 韓流恋愛ドラマを思わせる純愛と悲しい別れの物語。
「招待されなかった人々」
毒舌で人気の芸人サンウは、先輩芸人ヨンイルからセレブリティとの食事会に誘われる。その芸風とはうらはらに、人みしりのサンウはなかなか話の流れに乗れないでいたが、そこにいた投資顧問の男バンと意気投合する。ふたりは男同士の交流を深めるが、しかし「バンがなぜ自分と交流するのか」がわからないサンウは、意を決してその思いを吐き出すが…。閉館を控えたグラフホテルのピアノバーで繰り広げられる大人の軽妙な会話劇にも注目。
人生の転換点に直面する登場人物たちの悲喜こもごもが、グラフホテルの歴史と共に語られる本作は、読者を深い余韻の中に誘います。あなたも、この珠玉の5編が紡ぎ出すドラマチックな世界に浸ってみませんか?
■著者プロフィール
イム・キョンソン
韓国ソウルに生まれ、横浜、リスボン、サンパウロ、大阪、ニューヨーク、東京で成長、10年あまりの広告会社勤務等を経て、2005年から専業として執筆活動。著書にエッセイ『母さんと恋をする時』、『私という女性』、『態度について』、『どこまでも個人的な』、『自由であること』、『京都に行ってきました』、『私のままで生きること』、小説『ある日、彼女たちが』、『覚えていて』、『私の男性』、『そばに残るひと』、『そっと呼ぶ名前』、『ホテル物語』ほか多数。歌手でもあり作家でもあるヨジョとは『女性として生きる私たちに│ヨジョとイム・キョンソンの交換日記│』も刊行。邦訳に『村上春樹のせいで│どこまでも自分のスタイルで生きていくこと│』がある。独立した個としてそれぞれが誠実に、自分らしく生きることをテーマにしたエッセイを多く書き、小説ではもっとも大切な価値観として「愛」を見据え、恋愛を主に扱う。
■訳者プロフィール
すんみ
翻訳家。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了。訳書にチョン・セラン『屋上で会いましょう』『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』(以上、亜紀書房)、キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』『敬愛の心』(以上、晶文社)、ウン・ソホル他『5番レーン』(鈴木出版)、キム・サングン『星をつるよる』(パイ インターナショナル)、ユン・ウンジュ他『女の子だから、男の子だからをなくす本』(エトセトラブックス)など、共訳書にイ・ミンギョン『私たちには言葉が必要だ』(タバブックス)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』『私たちが記したもの』(以上、筑摩書房)などがある。
■書誌情報
書名 :ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事
著者 :イム・キョンソン(著)、すんみ(翻訳)
発売日 :2024年9月12日
価格 :1,760円(税込)
仕様 :四六判・192ページ
ISBN:978-4-8387-3286-9
発行 :株式会社日之出出版
発売 :株式会社マガジンハウス
URL :https://hinode-publishing.jp/?newbook=%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E7%89%A9%E8%AA%9E
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
村上春樹さん「僕はひどい学生だった」 早大から名誉博士号
AFPBB News / 2024年12月18日 15時20分
-
早大、村上春樹さんに名誉博士 「いい小説書きたい」
共同通信 / 2024年12月17日 19時33分
-
早稲田大、村上春樹さんに名誉博士号を授与 あいさつに会場から笑い
毎日新聞 / 2024年12月17日 19時32分
-
村上春樹氏に早稲田大名誉博士の学位贈呈 「迷惑かけた」「これからもいい小説を」
産経ニュース / 2024年12月17日 17時3分
-
不思議な出来事が日常に解放感をもたらす、韓国発の短編集。イム・ソヌ『光っていません』が東京創元社から11月29日発売!
PR TIMES / 2024年11月29日 14時45分
ランキング
-
1「フレッシュネス」チキンに"もも肉"使うプライド クリスマス時期の「チキン難民」を狙う戦略
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 9時0分
-
2年金の「もらい過ぎ」に要注意! 年下の妻が手続きしないと「100万円」以上を還付しないといけない可能性も!? 注意が必要なポイントを解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月22日 2時20分
-
3管理職にならない選択が「普通」に? 「責任の重圧」「年収減の可能性も」…“なりたくない”リアルな理由とは
まいどなニュース / 2024年12月21日 20時32分
-
4「ドイツ旅行のコスパ最強ホテル」実は東横INN!? 実際に泊まったら「日本人には最強仕様」…でも違いも?
乗りものニュース / 2024年12月22日 11時12分
-
5103万円の壁問題とともに浮上した106万円の壁撤廃は別の経済苦を生むか パート主婦「手取りも減るってことですよね」コンビニオーナー「スポットで働く人を増やすか」
NEWSポストセブン / 2024年12月22日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください