1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

海洋性紅色光合成細菌を利用した「空気の資源化」を目指すSymbiobe株式会社へ出資

PR TIMES / 2024年9月13日 14時40分



グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、Shimadzu Future Innovation Fund(以下、Shimadzu FIF)は、海洋性紅色光合成細菌を利用した二酸化炭素と窒素の固定技術を開発するSymbiobe株式会社(本社:京都府京都市 / 以下、Symbiobe)へ出資を実行したことをお知らせいたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47342/407/47342-407-a6bcd0ac8ccb6b401ceaf0cd52f65d4e-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Symbiobeは、京都大学の教授である沼田圭司氏が開発した「海洋性紅色光合成細菌の培養技術」を活用し、二酸化炭素と窒素の固定化と、微生物由来の有用化学品(バイオマテリアル)の製造を通じて「空気の資源化」に取り組むスタートアップです。

昨今の脱炭素化の流れの中で注目される二酸化炭素の固定化技術には、海中や地中への貯留、植物や藻類による吸収など、さまざまな方法が開発されています。その中で同社の光合成細菌を用いる技術は、二酸化炭素と窒素を同時に固定化でき、エネルギー効率の悪い工業的な固定化方法に頼らず、窒素含有化合物を生成できる競争優位性があります。また、海水を利用した培養が可能で、環境負荷が少ないことも特長です。さらには、培養された生成物は窒素を多く含む機能性原料として、有機肥料や水産物養殖用の飼料、繊維など、幅広い用途に展開可能であることから、環境負荷の大きい化学肥料の利用量削減や、養殖用飼料の原料不足の解決、高付加価値化などにも貢献します。

同社は2023年12月に、紅色光合細菌の培養デモプラントの稼働(4,000L)に成功し、生成されるバイオマテリアルの有効性もパートナー企業とともに確認済みです。今回の資金調達により、山口県に新たなデモプラントを立ち上げ、量産技術の早期確立と商業化を加速する予定です。

グローバル・ブレインは、Symbiobeの紅色光合成細菌の培養技術の高さ、生成物であるバイオマテリアルの応用可能性を評価し、今回の出資を決定いたしました。今回の出資を機に株式会社島津製作所と連携してSymbiobeの事業成長に貢献してまいります。


■Symbiobeについて
会社名 Symbiobe株式会社
所在地 京都府京都市西京区御陵大原1-39 京大桂ベンチャープラザ南館
代表者 伊藤 宏次
設立日 2021年1月
事業内容 海洋性紅色光合成細菌を利用した二酸化炭素と窒素の固定技術およびバイオマテリアルの製造、販売
URL https://www.symbiobe.jp/

■Shimadzu FIFについて
登記上の名称 Shimadzu Future Innovation投資事業有限責任組合
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社
運用総額 50億円
運用期間 10年間
有限責任組合員 株式会社島津製作所
投資対象 ヘルスケア、グリーントランスフォーメーション(GX)、マテリアル、インダストリーを中心とした産業セクター

■グローバル・ブレインについて
会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立日 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
URL https://globalbrains.com/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください