~アデランス産学連携~ 第7回看護理工学会学術集会においてアデランスがランチョンセミナーを共催
PR TIMES / 2019年7月5日 4時40分
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、2019年6月6日(木)~6月8日(土)、沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)において開催された第7回看護理工学会学術集会(合同開催:第58回日本生体医工学会大会)で、ランチョンセミナーを共催しました。
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、2019年6月6日(木)~6月8日(土)、沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)において開催された第7回看護理工学会学術集会(合同開催:第58回日本生体医工学会大会)で、ランチョンセミナーを共催しました。
会期中の6月7日(金)にアデランス共催のセミナーが実施され、アデランスとの共同研究を進める東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座スキンケアサイエンス 特任准教授の峰松 健夫先生と東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座イメージング看護学 特任准教授の玉井 奈緒先生が講演し、看護学の権威である東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 老年看護学/創傷看護学分野 教授の真田 弘美先生が座長を務めました。
看護理工学会は、広がりつつある理工学、特に医用理工学・生体工学と看護学との融合により、看護ケアの学術的進展を主眼にした学際的な活動を強化することを目的に、2013年10月に設立されました。看護理工学会は看護学、医学、工学、理学の広範囲な領域の研究者がこれまでの学術的な研究成果を発表するとともに、看護実践に役立つセミナーやシンポジウムを開催する学会で、第6回を迎える今回は「医・看・工 融合が医療を変える」をテーマに沖縄県宜野湾市で開催され、アデランスが本学会に共催するのは4回目となります。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療向ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
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■アデランスランチョンセミナー 講演概要
テーマ
「看護理工学の視点から考えるスカルプケアの未来」
座長
東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻 老年看護学/創傷看護学 教授
東京大学大学院 医学系研究科附属 グローバルナーシングリサーチセンター センター長 真田 弘美先生
[画像2: https://prtimes.jp/i/10292/409/resize/d10292-409-274670-1.jpg ]
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演題1
演者
東京大学大学院 医学系研究科 社会連携講座スキンケアサイエンス 特任准教授
グローバルナーシングリサーチセンター 特任准教授兼任
峰松 健夫先生
演題
「スカルプケアサイエンス:頭皮を守り,不快感を除去する頭皮ケア」
講演内容
皮膚付属器は、皮膚のインテグリティを維持するために欠かすことのできない皮膚の一部である。毛包から延びる体毛が皮膚の表面を機械的刺激から保護しているのみならず、スパイクの爪のように表皮から連続して皮下組織に伸びる毛包は皮膚の外力耐性に寄与している。また、毛包に開孔する脂腺から体毛に沿って皮膚表面に供給される皮脂は、皮膚バリア機能の重要な構成要素である。従って、豊富な体毛を有する頭皮は、皮膚の中でも他の部位とは異なる特殊な器官であると考えられる。私たちは、これまで脱毛症などの頭皮の異常に伴う皮膚バリア機能、痛みや痒みなどの不快感に着目し、これらの改善を目的とした研究をスカルプケアサイエンスとして取り組んできた。本講演では、頭皮の構造や生理機能などのスカルプケアサイエンスの基礎、およびスカルプケアサイエンス研究の意義などについて解説した。
演題2
演者
東京大学大学院 医学系研究科 社会連携講座イメージング看護学
特任准教授
グローバルナーシングリサーチセンター 特任准教授兼任
玉井 奈緒先生
演題
「乳癌患者のスカルプケアから考える『我慢させない療養生活』とは」
講演内容
我々の研究室が行ったこれまでの研究によると、抗がん剤治療中に生じる脱毛によって、患者は心理的なダメージだけでなく、頭皮の生理機能の変化や痒み・痛みなどの症状に悩まされていた。さらに、敏感な頭皮にウィッグを着用することで、頭皮の紅斑や糜爛などの皮膚障害を生じ、ウィッグ着用が難しくなるケースもみられた。そこで我々は肌に優しい素材を使用した医療用ウィッグの効果検証をおこない、頭皮の皮膚障害を軽減できることを明らかにしてきた。今回の講演では、これまでの研究や患者へのインタビューから抗がん剤治療中の患者が使用する医療用ウィッグに残された課題を明確にし、看・理・工学の融合による「我慢させない療養生活」の実現に向けて考える機会としたい。
学会概要
学会名称:第7回看護理工学会学術集会
会 期:2019年6月6日(木)~6月8日(土)
会 場:沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)
会 長:東京情報大学看護学部/遠隔看護実践研究センター 教授 川口 孝泰先生
※アデランス共催のランチョンセミナーは、6月7日(金)に開催しました。
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