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芥川賞作家・市川沙央が『文學界』最新号で、受賞第一作『オフィーリア23号』を発表

PR TIMES / 2024年4月14日 0時40分

文學界新人賞2作も発表!



 株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)発行の『文學界』5月号にて、『ハンチバック』で芥川賞を受賞した市川沙央さんの受賞第一作が掲載されます。
また、「第129回 文學界新人賞」の受賞2作が全文掲載となります。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-698d550675b45fa7f470f088800490e4-1864x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『文學界』5月号
第169回芥川賞受賞後一世を風靡し、累計発行部数23万部となった『ハンチバック』。
文學界新人賞でデビューした市川さんが1年後、初めて世に送り出す作品が『オフィーリア23号』となります。

〈あらすじ〉
「女性には存在も本質もない。女は存在しない。非在なのだ」
藤井那緒は、オットー・ヴァイニンガーの生まれ変わりである。
23歳で自殺した彼の唯一の著書『性と性格』を現代によみがえらせるべく、電車内でAirDropにいそしみ、各種SNSアカウントを作成しては日々、せっせと投稿をしている。そんな彼女は修論で、ヴァイニンガーと三島由紀夫の比較研究に取り組んでいる。彼らの共通点――すなわち「自殺」についてのヒントを得たいと、那緒は恋人にとあるアイデアをほのめかす。

ユーモアとパンチラインがますます冴えわたる、待望の芥川賞受賞第一作です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-0a3c78a0d538cc2b718df6db04df37b0-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
市川沙央(Saou Ichikawa)1979年生まれ。早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業。筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者。「ハンチバック」で第128回文學界新人賞を受賞し、デビュー。同作で第169回芥川賞を受賞。




第129回 文學界新人賞発表! 2作同時受賞
応募総数2120篇のなかから、青山七恵、阿部和重、金原ひとみ、中村文則、村田沙耶香の五選考委員により、厳正かつ真摯な選考が行われ、下記2作が決定しました。
旗原理沙子『私は無人島』
〈受賞の言葉〉
このたびはすばらしい賞をいただき、まことにありがとうございます。物語の書かれた本があったから、別の国に住む大叔父とも話ができるようになりました。時と場所を越えるものを、書き継いでいきたいと思っております。たくさんの小説とそれに携わるみなさま、励まし助けてくれたみんなと、応援してくださるすべてのかたに感謝いたします。
〈試し読み〉
https://books.bunshun.jp/articles/-/8750

福海隆『日曜日(付随する19枚のパルプ)』
〈受賞の言葉〉
折れたシャーピン、限界効用逓減の法則(陳腐ながらわたしたちはいつもそうして失う)、28・83時の新京極公園で煙草を吸いながら語り合った薄ら寒い芸術論。泥酔の勢いでとある友人が吐きかけてくださった罵倒を引用するならば、わたしは所詮ノスタルジーのキメラを生み出しては悦に入っているだけですが、すこしでも楽しんでいただければ幸甚です。最後に、本作を拾い上げてくださった皆さま、家族、そして友人ども(特に大村、岡松、海部、片野、川野、田沼)に感謝いたします。これからも何卒。是非に。
〈試し読み〉
https://books.bunshun.jp/articles/-/8791

ほかにも『文學界』5月号では、
【特集 心霊現象】では、江戸川乱歩や三島由紀夫といった文豪もチャレンジしたという「こっくりさんをやってみた」が実現!(綿矢りさ × 万城目学 × 森見登美彦 × 辛酸なめ子)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-3c85566af1cf06777fd7d31c9e3f2600-640x426.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(左上から時計回りに)森見登美彦さん、万城目学さん、辛酸なめ子さん、綿矢りささん[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-1127ab75178268d560cb8273e9147a94-640x426.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-46498846df5e72152ef3fb70057478de-640x426.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/413/43732-413-9b6bdecc1e683a8f7ef0f7b868fff8c8-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■文學界1月号 目次より抜粋
≪特集 心霊現象≫
【特別エッセイ】藤野可織「実話怪談を読むことについて」
【怪談エッセイ】
いとうせいこう「『悪霊』」
角田光代「異界に触れる」
東直子「浮遊する魂と電気」
マーサ・ナカムラ「見える」
南條竹則「ホテルの話」
【対談】高瀬隼子×大森時生「『不快な物語』の引力」

【新連載】松尾スズキ「家々、家々家々 ~男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語~」

【創作】
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第5回
青野暦「草雲雀日記抄」

【連載】筒井康隆「自伝 第2回 ヰタ・セクスアリス――少年期」

【リレーエッセイ】円城塔「身体を記す 第4回 コロニーに暮らす」

【今月のエッセイ】古田徹也「トイレ文庫のなかの『富士日記』」

【窓辺より】ひらいめぐみ「知らない人」/Ryu Ika「お別れだけの旅」


■編集長・浅井茉莉子の言葉
衝撃的なデビューとなった「ハンチバック」の掲載から一年、市川さんの二作目「オフィーリア23号」も最初から最後まで気を抜けない、野心的かつユーモア溢れる必読の作品です。また、選考会でそれぞれ強く推す声があった二作、「私は無人島」「日曜日(付随する19枚のパルプ)」を文學界新人賞として送り出せることも嬉しいです。ボリュームたっぷりのルポ「実録・こっくりさんをやってみた」も含む、特集「心霊現象」もあわせてお楽しみください!

■書誌情報
書 名:『文學界5月号』
定 価:1,300円(税込)(電子版は、電子書店によって異なる場合があります)
発売日:4月6日(土)
電子版発売日:4月9日(火)より順次配信
商品URL:https://books.bunshun.jp/list/mag/bungakukai


■関連URL
文學界公式「X」 https://twitter.com/Bungakukai
文藝春秋電子書籍編集部公式「X」 https://twitter.com/bun_den 

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