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JFEスチール、日本IBMと故障復旧支援システム「J-mAIster(R)」の販売活動を開始

PR TIMES / 2023年9月19日 14時45分



JFEスチール株式会社(以下、「JFEスチール」)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、「日本IBM」)は、AIテクノロジー製品である「IBM Watson」を活用し、JFEスチールが自社用途に開発した、設備などの故障復旧支援システム「J-mAIster(R)」を、国内外のお客様向けに今後共同で開発・提供するためのパートナーシップを締結し、販売活動を開始いたしました。JFEスチールと日本IBMは同システムの普及を通し、お客様の課題解決に貢献します。

JFEグループは、第7次中期経営計画の施策の一つとして、DX推進を通じた新技術導入による、生産効率や歩留の改善、労働生産性の飛躍的向上に取り組むとともに、高付加価値品製造や環境負荷低減等に関する技術・操業・研究ノウハウを様々なお客様に提供する「ソリューション型」のビジネスモデルを展開しています。

「J-mAIster(R)」は、AI技術を活用し、設備で発生した故障事象に対して、過去の故障履歴、対処履歴、各種マニュアル等の膨大なデータから、最適なデータソースを提供するシステムです。JFEスチールでは、2018年に自社の全製造ラインに導入し、各事業所の製造設備で発生したトラブルに対して、保全担当者が全社の過去事例や復旧に必要な情報を効率的に参照し、早期復旧につなげることができる体制を構築しています。「J-mAIster(R)」の導入により、設備トラブルの際に復旧時間の約3割削減に成功するなど、大きな成果を収めており、操業支援にも用途を拡大しています。

[図:J-mAIster(R)の活用とシステム構成のイメージ]
[画像: https://prtimes.jp/i/46783/421/resize/d46783-421-aa099fe30efcb6ba6b01-0.png ]


世代交代が進む製造現場においては、経験の浅い保全担当者への技能伝承が大きな課題です。経験の浅い担当者は、熟練者と比較してトラブルへの対応に時間を要する傾向があります。これは、復旧に必要な手順確認や処置といった情報へのアクセスに時間を要したり、最適な情報にたどり着けなかったりといった状況が経験の浅い担当者に発生しやすいことが大きな要因として挙げられます。JFEスチールでは、AI技術を活用した検索性を有する「J-mAIster(R)」を導入し、熟練者層の知識やノウハウを短時間で的確に取得可能としたことで、トラブルの早期復旧につながっています。加えて、JFEスチールにおいては、過去の事例から知見や対応ノウハウを学ぶ教育ツールとしても「J-mAIster(R)」を活用しています。

JFEスチールは、今後、自社向けに開発した「J-mAIster(R)」を幅広い製造業のお客様に使用いただけるように、システムを汎用化し、IBMの「IBM Watson」と合わせて提供するとともに、お客様の導入に最適なシステムの構成検討、調整業務も共同で行っていきます。またその実現のために必要な基盤モデルの適用について「watsonx ( https://www.ibm.com/jp-ja/watsonx )」の活用も含め検討していきます。

J-mAIsterは、JFEスチールの登録商標です。
IBM、ibm.com、IBM Watsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。

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