アクセンチュア最新調査―― AI主導の業務プロセスを導入した企業は同業他社を上回る業績を達成
PR TIMES / 2024年11月20日 16時45分
生成AIと自動化への投資が期待以上の成果を生んでいることが明らかに
アクセンチュア (NYSE: ACN)の最新調査によると、74%の企業(日本では76%)が生成AIと自動化への投資効果が期待通り、またはそれ以上であると回答し、また、63%の企業(日本では95%)が2026年までに生成AIと自動化への投資を拡大し、さらなる機能強化を図る予定であることが明らかになりました。
最新レポート「生成AIによる企業オペレーションの再創造(Reinventing Enterprise Operations with Gen AI) 」によると、業務をAI主導のプロセスへと進化させた企業の数は、2023年の9%から2024年には16%へとほぼ倍増しています(日本では17%から21%に増加)。また、これらの企業は同業他社と比較して、収益成長率は2.5倍、生産性は2.4倍、生成AIの試験導入から本格実装への移行に成功した割合は3.3倍であることも分かりました。
これらの「変革に向けた準備が整っている(Reinvention-ready)」企業は、迅速に生成AIの効果を企業活動全体に拡大させています。俊敏性とイノベーションを生み出す基盤であるデジタルコアに、IT (75%)、マーケティング (64%)、顧客サービス (59%)、財務 (58%)、研究開発 (34%)など、ビジネスの中核となる部署で生成AIの活用事例をいち早く開発してきたことも明らかになりました。日本国内では、ITおよびセキュリティ(94%)、マーケティングおよびデジタルコマース(82%)、営業(75%)といった幅広い分野での生成AIの活用ユースケースの開発が進んできました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19290/423/19290-423-595996f8f38264629e677145490003b8-2397x1255.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本調査によると、一部の企業ではすでに先端の業務オペレーションが実現されている一方で、64%の企業(日本では62%)は旧来のオペレーション体制からの脱却に苦労しています。例えば、データ基盤の構築が遅れているために、61%が自社のデータ資産が生成AIに対応できないと回答しているほか、70%が独自データを使用する事業の規模拡大が困難と回答しています。
さらに、オペレーションの成熟度が低い82%の企業では、人材変革に向けた戦略策定に着手していない、人材ニーズを満たす計画がない・新規人材の獲得が進まない、生成AIを活用した業務に備えるための研修が整っていない、などの課題を抱えています。実際、多くの経営幹部(78%)は、生成AIをはじめとする技術の進歩が速すぎて、自社の人材育成が追いつかないと回答しています。
アクセンチュア オペレーションズのグループ最高経営責任者であるアルンダティ・チャクラボルティ(Arundhati Chakraborty)は次のように述べています。「大多数の経営幹部は、生成AIを使って早急に企業変革を進める必要性を理解しているものの、現場の業務オペレーションの体制が整わず大規模な変革に対応する準備ができていません。生成AIは単なるテクノロジーではありません。ビジネスの概念を根底から覆す原動力として企業全体に影響を与えるものです。企業が生成AIのメリットを享受するためには、強力なデジタルコア、データ戦略、そしてビジネスの運用方法を変革するための明確なロードマップが必要です。また、AIを活用したインテリジェントオペレーションの実現には、人材、先端のビジネスプロセスの実践、ビジネスとテクノロジーの部門間の効果的な連携など、首尾一貫した視点が不可欠です」
本レポートでは、企業が業務オペレーションの成熟度を高めるために必要な4つのポイントを紹介しています。
データのモダナイゼーション(近代化)のための、一元化されたデータガバナンスとドメイン中心のアプローチ
- データの作成・管理・活用の方法を理解するために、各ドメインで対象となるプロセスとツールを明確化
- AIツールがデータにアクセスするための、標準化されたプロセスとデータ構造
人材ファーストの変革戦略
- 業務の抜本的見直しと、プロセスやワークフローの再検討
- 生成AIが顧客サービス、人材サポート、ビジネス成果に最も影響を与える場所を明確化
ビジネスとテクノロジーの両部門が協働して変革を実現
- ビジネスとテクノロジーの両部門がともに当事者として協働し、生成AIが持つ価値を最大限引き出すために、資産、プラットフォーム、製品を開発
- コラボレーションによるイノベーション促進
最先端のプロセスを導入しビジネス成果を創出
- クラウドベースのプロセスマイニングを活用した、内部および外部とのベンチマーキング
- プロセスギャップの可視化と、運用の非効率な点や改善の検討
調査について
アクセンチュアのレポート「生成AIによる企業オペレーションの再創造(Reinventing Enterprise Operations with Gen AI)」は、日本を含む12か国、15業界で2,000人の経営幹部を対象に実施した調査に基づいて作成されました。この調査では、企業の業務オペレーションの成熟度を、データの活用、自動化、一般的なAIや生成AIを活用した働き方の観点から評価し、「変革に向けた準備が整っている(Reinvention-ready)」、「知見をベースに取り組んでいる(Insight-driven)」、「自動化が出来ている(Automation)」、「基礎的な状態(Foundational)」、という4段階に分けました。
その後、財務、顧客体験、サステナビリティ、人材、インクルージョンとダイバーシティ、変革、アジリティ(俊敏性)などに関する外部データをアンケート結果と組み合わせて検証しています。収益成長率の比較にあたっては、調査対象企業の財務実績データを適切な品質検証のもと活用しました。インテリジェント・オペレーション・グループごとに特定の会計年度の収益を調査し、この指標に基づいて組織の収益成長率を算出しました。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナル サービス企業です。アクセンチュアは、世界をリー ドするさまざまな組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ 、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピー ドで創出しています。 アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導する774,000人もの社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。 また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、クラウド、データ 、AIおよび業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせてお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお 客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com/us-en を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。
Copyright (C) 2024 Accenture. All rights reserved. Accenture and its logo are registered trademarks of Accenture.
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
SIGNATEと日立総合計画研究所、生成AI活用で調査レポートの質と効率を向上
PR TIMES / 2024年12月9日 11時15分
-
PagerDuty、AWSと提携し、ビジネスおよびIT運用における新しい生成AIの可能性と自動化機能について発表
Digital PR Platform / 2024年12月4日 15時4分
-
Qlikの技術により、アクセンチュアのGenWizardが迅速でリアルタイムな成果を実現
@Press / 2024年12月3日 16時30分
-
アクセンチュア、生成AIを活用したサイバーセキュリティのサービスとケイパビリティを拡充し、顧客企業のレジリエンスと変革を加速
PR TIMES / 2024年12月3日 16時15分
-
アクセンチュアが提言する「生成AIを活用した組織変革」とは? その先の“将来像”も考察
ITmedia エンタープライズ / 2024年11月26日 7時0分
ランキング
-
1東大志望の彼「クリスマスに筆箱」でキレた深い訳 親御さんに知ってほしい「受験生へのNG行動」
東洋経済オンライン / 2024年12月24日 7時50分
-
2船の浸水隠しから“最悪の結末” JR九州「日韓航路」から撤退へ 異形の新造船「クイーンビートル」はどうなる?
乗りものニュース / 2024年12月24日 7時12分
-
3ラーメン店が回転率を犠牲にしてでも「麺の硬さ」を選ばせるワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月23日 8時10分
-
4「さい銭箱にスマホ決済」で参拝風景が変わる将来 金融庁が「電子マネーの利用解禁」に向け準備中
東洋経済オンライン / 2024年12月24日 8時0分
-
5フリーランスに求められるスキル 2位は「スマートフォン・モバイル制作」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月23日 17時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください