FRONTEO、金融機関向けコラボレーションプラットフォームを提供する米Symphony社と協業開始
PR TIMES / 2021年12月21日 19時45分
プラットフォームの監視、コンプライアンス面での対応をCommunication Meterが担保
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)はこの度、金融のインフラ、テクノロジープラットフォーム「Symphony」を提供する米Symphony Communication Services, LLC(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、CEO Brad Levy、以下Symphony)と協業開始することを発表します。FRONTEOは「Symphony」との連携APIを開発し、メール&チャット監査システム「Communication Meter」によって金融機関のメッセージの監視、コンプライアンス面での対応を担うことで、プラットフォームサービスの導入をよりスムーズに検討することが可能になります。
新型コロナウイルス感染症の拡大によるリモートワークの普及も影響し、国内外のトップ金融機関においてもメールと併せたチャットの効果的活用が以前に増して重要となりつつあります。2021年7月に発令された4回目の緊急事態宣言後においても、従業員の出社を70%削減する政府要請が出されている中、従業員の安全確保と同時に、事業継続、在宅勤務体制の確立、業務の効率化は喫緊の課題です。その一方、顧客やマーケットに関わる高度機密情報の慎重な取り扱いが欠かせない金融業界においては、セキュリティやコンプライアンスに対する規則が特に厳格です。オンラインプラットフォームの活用にはとりわけ慎重で、導入までに長い検討プロセスを要することが慣例化しています。
上記の状況を踏まえ、コンプライアンス遵守が欠かせない金融機関における業務の効率化・高度化に寄与すべく、最もセキュアでコンプライアンスをサポートできるコラボレーションプラットフォームを提供するSymphonyとAIを用いて監査を効率的に行うシステムを提供するFRONTEOが協業する運びとなりました。「Symphony」は、統合されたメッセージング、ファイル共有、音声・ビデオ会議、画面共有において、社内外のコミュニケーションデータをエンドツーエンド暗号化で保護し、グローバル規制に対応しています。このプラットフォーム上のチャット監視機能を強化するのがFRONTEOの「Communication Meter」です。金融機関の社内外とのコミュニケーションにおいて 1) お客さまへの不適切な取引行為、2) 社内業務の適切性、3) 個人情報や機密情報の漏洩、その他さまざまな観点から監査を行います。メールだけでなくチャットデータにおいても、金融機関に求められるリスク管理の水準を踏まえた監査を行うことが可能になります。また、日英を始め、複数言語での監査も可能です。
FRONTEOとSymphonyの協業は2021年12月より開始します。両社のシナジー効果により、効率的・効果的なリスクマネジメントを実現し、金融業界全体の業務効率化とリモートワークを支援してまいります。
■ Communication Meterについて URL: https://kibit.fronteo.com/products/communication-meter/
「Communication Meter」はFRONTEOが開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」を搭載したメール&チャット監査システムです。KIBITは独自のアルゴリズムを使い、異なる表現でも類似性や文脈を捉え、文章の特徴量を抽出できるため、大量のキーワード設定による抽出過多や、表記ゆれによる抽出もれなどを解消し、高い精度でメッセージの抽出が可能です。また、送受信日時や送受信者名、件名だけでなく、本文や添付ファイル(テキスト抽出可能なもの)をKIBITが網羅的に解析し、大量のメッセージの中から調査が必要なものを絞り込むことが可能になるため、監査官の業務を大幅に削減し、効率的な監査体制が構築、不正の早期発見・再発防止に貢献します。
■ KIBITについて URL: https://www.fronteo.com/products/kibit/
「KIBIT」は、テキスト解析においてキーワードに頼らず、専門家や業務熟練者が備える“暗黙知”を再現した独自の機械学習アルゴリズムを用いた人工知能です。高い自然言語処理技術を持ち、少量の教師データで短時間での高精度な解析が可能です。
■ FRONTEOについて URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」、「LoocaCross」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、OSINTへと事業のフィールドを拡大し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。2021年1月13日第一種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B1X10350)を取得。資本金2,973,975千円(2021年3月31日現在)。
※FRONTEO、KIBIT、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。
■ Symphonyについて URL: https://symphony.com/jaSymphonyは最もセキュアでコンプライアンスをサポートできる金融のインフラ、テクノロジープラットフォームであり、信用されるディレクトリー上の50万人以上の金融のプロフェッショナルや1,000以上の企業によりソリューションの構築、連携そして金融のワークフローの自動化が進められています。またSymphonyは2,000以上のコミュニティが構築したアプリケーションやチャットボットをサポートしています。
プレスリリース全文はこちらからご覧になれます。
https://prtimes.jp/a/?f=d6776-20211221-0910be9d796d0ac612adbfff2a892406.pdf
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