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「2022年本屋大賞」に西加奈子『夜が明ける』がノミネート!再生と救済の物語に共感の声が止まらない!

PR TIMES / 2022年1月20日 15時45分

昨年10月に新潮社より発売された、西加奈子さんの最新長編『夜が明ける』が、「2022年本屋大賞」ノミネート作品となることが決定しました。大賞の発表は4月の上旬を予定しています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/47877/443/resize/d47877-443-90364a746ab008c8f4af-0.jpg ]


直木賞受賞作『サラバ』から7年、 本屋大賞第7位『i』から5年。 西さんが「当事者ではない自分が書いていいのか、 作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、それでも社会の一員として、 作家のエゴとして書き抜いた渾身の作品『夜が明ける』。
 本作は、2022年1月11日放映のNHK「ニュースウォッチ9」でも紹介されました。
 小説に込めた「助けて」と声を上げてほしいという祈りや想いを、現在、カナダで暮らしている西さんに和久田麻由子アナウンサーがインタビューしています。

https://www.nhk.jp/p/nw9/ts/V94JP16WGN/blog/bl/pKzjVzogRK/bp/pKArYVZ94q/

また、本書は著名人、 書店員さんをはじめ、 多くの読者の心を揺さぶってきました。


【著名人の皆さんからのコメント】
小泉今日子さん (俳優)
今、 社会の中で、 気付かなくちゃ、
感じなくちゃいけないことがきっちり書いてある。

是枝裕和 さん(映画監督)
読んでいる間中、 自分も主人公と同じように経験した「痛み」が胸にこみ上げ息が苦しくなった。
これが小説であることをしばしば忘れ、 その度に本を閉じたが、
読み終わったときに感じたものは「希望」に近い何かだった。
「幸福」とも「解放」とも違う、 何かだった。

仲野太賀さん (俳優)
息を殺しながら生きなくてもいいように、
誰かの心が壊れないように、 この物語が生まれたんだと思う。

二階堂ふみさん (女優)
ページを捲る度に、 五感が研ぎ澄まされる。
匂い、 味、 温度、 小さな痛み。 この国に、 アキはどれほどいるのだろう。
人間は脆く、 そして哀しい。 どこまでも、 哀しい。
だからこそ"優しさ"の奇跡が生まれるのだと、 西先生の綴る文章から感じました。
これは遠い誰かの話では無く、 間違いなく"我々の話"であると思います。

【書店員さんからの感動の声】
この小説は灯りだ!!
(郁文堂書店 庭瀬店 藤原郁子さん)

「苦しかったら助けを求めろ」で目の前が明るくなりました。この一行の迫力すごい。
(コメリ書房 鈴鹿店 森田洋子さん)

どうしようもなく深くて暗い夜を見ました。生きている。生きていく。生きていける。夜が明ける。人の弱さを、脆さを見せつけられる作品です。でも人が持つ、強烈な強さも見えてくる作品です。これほどまでに、「1人1人の人」に届けたいと強く思う作品は初めてです。名前も顔も知らないけれど、でもこの作品が届いてほしい人が今、たくさんいるのを知っています。
(勝木書店 新二の宮店 樋口麻衣さん)

これは先が見えない今の世の中を、精一杯生きている、私たちの物語だ。
(喜久屋書店 明石駅ビル店 久野圭代さん)

なんという物語だろう。負けないで、頑張れ、我慢、根性、その言葉が重く苦しいものだとこれ程までに読みながら感じたことがあっただろうか。鎧を身につけなければ向かっていけなかったあなたと私が私であり続けるために受け入れてきた重荷をおろしてくれるような作品でした。
(未来屋書店 大日店 石坂華月さん)

力強いエールを送ってくれる一冊。たとえ折れても、負けても、まだきっと歩ける道はある。
そんな勇気を与えてくれます。
(広和書店 書原高井戸店 重光友夏さん)

勝ち負けではなく、抗い続けていこうと思わせてくれる。
ひらがなで挿入された日記の真実に手が震えました。
(くまざわ書店 辻堂湘南モール店 奥田祐子さん)

すべての人の「夜が明ける」ことを願う。
(宮脇書店 ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)


[画像2: https://prtimes.jp/i/47877/443/resize/d47877-443-9946c36d0ebeb5ef54cb-2.jpg ]

■あらすじ
15歳の時、高校で「俺」は身長191センチのアキと出会った。 普通の家 庭で育った「俺」と、母親にネグレクトされていた吃音のアキは、共有できる ことなんて何一つないのに、互いにかけがえのない存在になっていった。大学卒業後、「俺」はテレビ制作会社に就職し、アキは劇団に所属する。しかし、 焦がれて飛び込んだ世界は理不尽に満ちていて、俺たちは少しずつ、心も身体 も、壊していった......。思春期から33歳になるまでの二人の友情と成長を描 きながら、人間の哀しさや弱さ、そして生きていくことの奇跡を描く。 本書は著者が初めて、日本の若者の生きていく上でのしんどさに真正面から取り組んだ作品。


[画像3: https://prtimes.jp/i/47877/443/resize/d47877-443-49cd3f113dceb37e2686-1.jpg ]

■著者紹介
西加奈子(にし・かなこ)
1977(昭和52)年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004(平成16)年に『あおい』でデビュー。翌年、1 匹の犬と5人の家族の暮らしを描いた『さくら』を発表、ベストセラーに。2007年『通天閣』で織田作之助賞を受賞。2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞。15年に『サラバ!』で直木賞を受賞。ほか著書に『さくら』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『ふる』『まく子』『i』『おまじない』など多数。

『夜が明ける』
414頁/四六判/1,850円+税

■特設サイト
https://www.shinchosha.co.jp/special/yogaakeru/

2022年本屋大賞受賞作品は、全国の書店員による2次投票で決定します。
投票結果は4月上旬に発表される予定です。

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