フリーア美術館が所蔵する文化財の高精細複製品を墨田区へ寄贈 「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点を制作

PR TIMES / 2019年6月24日 16時40分

特定非営利活動法人 京都文化協会(以下 京都文化協会)とキヤノン株式会社(以下 キヤノン)が共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第12期作品として、本日、米国の国立スミソニアン協会フリーア美術館(以下 フリーア美術館)所蔵の「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を墨田区へ寄贈し、明日より、すみだ北斎美術館にて公開します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/13980/444/resize/d13980-444-485712-0.jpg ]



Facsimiles of works in the collection of the Freer Gallery of Art, Smithsonian Institution, Washington DC:
Gift of Charles Lang Freer, F1904.204-205
※本作品画像を使用する際は、上記クレジットと物品番号(Accession number)を併記願います。

■ 「玉川六景図」「波濤図」など葛飾北斎の肉筆画13点の高精細複製品を制作
「玉川六景図」は、葛飾北斎の肉筆画を配した六曲一双の屏風であり、玉川六景とは、古歌に詠まれた6カ所の玉川の総称です。現在、フリーア美術館に所蔵されている屏風の仕立てでは、右隻6面が人物、左隻6面が風景となっていますが、もともとは人物と風景を一対として構成されていた可能性が高く、今回の制作に際しては、新たに発見された写真資料やこれに関する論文に基づいて、元来の配列で再現しています。
「波濤図」は、北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を彷彿(ほうふつ)とさせるかぎ爪状の波濤が岩に押し寄せる作品です。
今回制作した肉筆画13点の高精細複製品のうち7作品は、本プロジェクトのために開発した絹本(けんぽん)に出力しており(残り6作品は和紙に出力)、色だけでなく絹本の質感をも、原本に倣って忠実に複製しています。
現在、作品の原本は全て、米国のフリーア美術館に所蔵されています。実業家チャールズ・ラング・フリーアが設立したフリーア美術館は、彼の遺志を継ぎ、全ての所蔵品の持ち出しを禁じており、現地を訪問しない限り、鑑賞することができません。同館が所蔵する日本美術1万2,700点の中から、葛飾北斎の肉筆画13点を選び、それらの高精細複製品を北斎ゆかりの地である墨田区に寄贈することで、日本絵画の名品の“里帰り”が実現します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13980/444/resize/d13980-444-379808-1.jpg ]

Facsimiles of works in the collection of the Freer Gallery of Art, Smithsonian Institution, Washington DC:
Gift of Charles Lang Freer, F1905.276
※本作品画像を使用する際は、上記クレジットと物品番号(Accession number)を併記願います。

■ 寄贈作品をすみだ北斎美術館で公開
作品は、2019年6月25日より8月25日まで、すみだ北斎美術館で開催される「綴プロジェクト 高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」で展示されます。なお、本展示は、「日本博」主催・共催型企画のひとつであり、地域の美術館によるものとしては第一弾となります。

■ 第12期作品(13点)


玉川六景図
鍋冠祭図
富士田園景図
十二ケ月花鳥図
雷神図
年始回りの遊女図
遊女図
波濤図
源氏物語・早蕨図
新年風俗図
漁樵問答図
蟹尽し図
琵琶に白蛇図


<「日本博」とは>
「日本博」は、文化庁および独立行政法人日本芸術文化振興会を中心に、関係府省庁や文化施設、地方自治体、民間団体等の総力を結集した大型国家プロジェクトです。 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、「縄文から現代」までの「日本の美」を体現する美術展・舞台芸術公演・文化芸術祭などを、「日本人と自然」という総合テーマの下、四季折々・年間を通じて全国で展開しています。
今回の「綴プロジェクト 高精細複製画で綴る スミソニアン協会フリーア美術館の北斎展」は、「日本博」主催・共催型企画のひとつであり、地域の美術館によるものとしては第一弾となります。

「日本博」ホームページ: https://www.ntj.jac.go.jp/nihonhaku/

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