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サンスター、環境対応ブレーキディスク&パッドの製品化を決定 オートバイから小型四輪、次世代モビリティまで環境負荷低減を目指す

PR TIMES / 2024年8月28日 11時45分

~環境性能と制動性能を両立させた“Naturide”、鈴鹿8耐で入賞にも貢献~

サンスターグループ(以下、サンスター)は、製造時や使用時の環境負荷低減を目的に開発を進めている熱処理廃止の鉄製ブレーキディスクおよび、ローダストブレーキパッド(東海カーボン共同開発品)を、環境負荷低減シリーズ“Naturide(ネイチャーライド)“の新製品としてレース専用品に製品化することを決定しました。2024年12月頃からの展開を予定しています。
本製品は、先月7月の鈴鹿8耐で起用され、8時間の耐久レースを通して確かなブレーキング性能を発揮し続け、チームの好成績に貢献しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/5120/448/resize/d5120-448-22b54da3e12561812f6d-3.png ]

◆製品化の背景
サンスターは、1960年代より二輪車用部品製造・販売を開始。世界を代表する数々の二輪メーカーにOEM部品としてブレーキディスク、スプロケット(歯車部品)を納入しており、トップクラスのシェアを誇っています。今回製品化を決定した環境対応ブレーキディスク、ブレーキパッドは、鋼材を加工性とブレーキ機能を両立させた材料に変更し、製造工程の熱処理が不要なため製造時のCO2排出量を半減させ、環境負荷を大幅に低減する製品です。
脱炭素化などカーボンニュートラルを目指す動きが世界的に加速する中、金属加工事業は、製造・加工プロセスでの二酸化炭素の排出の多さや電気エネルギーの消費が課題となっていました。このたび、業界のトップメーカーとして、事業を通じて環境負荷低減に貢献できないかと考え、環境対応ブレーキディスク、ブレーキパッドの開発に至りました。
開発段階において、「カーボンニュートラル(CO2排出実質ゼロ)への挑戦」を目指すスズキ株式会社による「チームスズキCNチャレンジ」と連携し、パートナー企業の1社として環境性能と制動性能を両立させた本製品を提供。24年7月に開催された、「2024 FIM 世界耐久選手権 "コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会(以下、鈴鹿8耐)」に、チームスズキCNチャレンジが参戦し、本製品を装着したバイクが3位と8位に入賞しました。この結果、環境負荷低減の効果に加え、8時間にもおよぶ耐久レースでも優れたブレーキング性能を発揮することを証明され、関係者から高い評価を得ました。市場におけるニーズの高さも確認したため、このたび製品化を決定しました。
また、環境性能と制動性能の両立した製品の実用化を目指し、より環境負荷削減に貢献していきたいという想いを込め 、Nature(自然)+乗る(Ride)を組み合わせたシリーズ名、“Naturide”として展開予定です。自然と共存する乗り物の次世代の世界観を表すネーミングとして親しみを持って頂けるように浸透させていきたいと思っております。今後ディスク、パッドに限らず、スプロケット、チェーンなども開発していく予定です。さらには、オートバイ事業の分野に限らず、小型四輪・次世代モビリティなどのカテゴリーへ展開し、多方面でカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー実現へ貢献してまいります。

【開発中の環境対応レース専用ブレーキディスク/ブレーキパッドについて】
<環境対応レース専用ブレーキディスクの特長>
・ブレーキディスクの熱処理工程を廃止することで製造時のCO2排出量の約50%削減を実現
・摺動(しゅうどう)部にはディンプル小孔(くぼみ形状)を採用して、パッドクリーニング効果とクラック耐久性の性能を両立

<環境対応レース専用ブレーキパッドの特長>
・ディスクの熱処理工程廃止に伴い、専用ブレーキパッドを開発
・ブレーキの利きやコントロール性は従来性能同等を維持しながら、約15%の摩耗量削減(低ダスト化)

【鈴鹿8耐の結果について】
2024年7月21日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで2024 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会鈴鹿8耐が開催され、3位表彰台獲得のヨシムラSERT Motul(ゼッケン:#12、マシン:スズキGSX-R1000R、ライダー:渥美心/アルベルト・アレナス/ダン・リンフット)は、サンスターのブレーキディスク(通常のレース専用オメガディスク)とサンスターの環境対応ブレーキパッドを使用しました。また、8位入賞のチームスズキCNチャレンジ(ゼッケン:#0、マシン:スズキGSX-R1000R、ライダー:エティエンヌ・マッソン/濱原颯道/生形秀之)も、サンスターの環境対応ブレーキディスクと環境対応ブレーキパッドを装着してレースに臨みました。決勝レース当日は晴天の炎天下で路面温度はスタート前に54℃を記録する過酷な条件の下、サンスター環境対応ブレーキディスクとブレーキパッドは、8時間の耐久レースを通して確かなブレーキング性能を発揮し続け、両チームの好成績に貢献しました。
※鈴鹿 8 耐に参戦:https://www.sunstar-engineering.com/ja/news/20240322
[画像2: https://prtimes.jp/i/5120/448/resize/d5120-448-813c56e4a6c4b9931071-0.png ]

◆サンスターのオートバイ用ブレーキディスクについて
サンスターは、1961年にオートバイ向け部品事業に参入、二輪メーカー各社にOEM部品としてブレーキディスク、スプロケット(歯車部品)を納入しており、トップクラスのシェアを誇っています。レース専用ブレーキディスクの開発、提供も行っており、世界最高峰の様々な二輪レースのトップチームに採用され、勝利に貢献しています。1993年からは市販向けのカスタム部品も販売を開始し、国内外オートバイメーカー12社の対応製品をラインナップしています。レース用ブレーキディスク「Type-OMEGA(タイプオメガ)」の設計思想を取り入れた「ワークスエキスパンド」シリーズなどご好評をいただいています。
◇サンスターの二輪レースサポート https://www.sunstar-engineering.com/ja/drive/racing
◇サンスターの市販向けブレーキディスク https://www.sunstar-kc.jp/product-information/discrotor/

【サンスターグループについて】
サンスターグループは、持株会社サンスターSA(スイス・エトワ)を中心に、オーラルケア、健康食品、化粧品など消費者向けの製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・スイスSA(スイス)と、自動車や建築向けの接着剤・シーリング材、オートバイや自動車向け金属加工部品などの産業向け製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・シンガポールPte.Ltd.(シンガポール)を中核会社とする企業グループです。

◆サンスターの起源と事業の広がり
サンスターは、1932年に自転車部品やパンク修理用のゴム糊の卸売業で創業。その後、ゴム糊の金属チューブ容器の製造設備を活用して、粉ハミガキが主流だった時代に練ハミガキを発売、オーラルケア、化粧品、健康食品などの消費財事業へと展開しました。一方、自転車用部品やゴム糊の事業は、より市場成長が見込めると考えたバイク用・自動車用金属部品や自動車・建築・電子機器用接着剤・シーリング材などの事業にシフトし生産財事業へと発展させています。 

◆サンスターのサステナビリティ活動について  
https://www.sunstar.com/jp/sustainability/ 

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