Kaspersky、EUのAI規制法に先行対応するAI協定(AI Pact)に署名
PR TIMES / 2025年1月30日 13時0分
[本リリースは、2025年1月13日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]
--【概要】---
Kasperskyはこのたび、AI(人工知能)技術の安全な利用を推進する欧州委員会の「AI協定(AI Pact)」に署名しました。AI協定は、AIに関する世界初の包括的な法規制「欧州(EU)AI規制法」の全面施行に先立ち、企業・団体がAI規制法の主要な規定への対応準備を呼びかけるものです。当社のAI協定への署名は、AI技術の慎重かつ責任ある利用を促進・支援するという当社の幅広い取り組みを反映しており、サイバーセキュリティ分野におけるこの姿勢の重要性を認識するものです。
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EUのAI規制法は、AI技術が安全性および倫理の原則を遵守し、AIに関するリスクに対処することにより、欧州およびそのほかの地域における信頼性の高いAIの普及を目指しています。2024年に成立した同法は、規定内容に応じて段階的に施行され、その大半の規定は2026年半ばに施行される予定です※。AI協定は、新しい規制への円滑な移行を促進することを目的とし、組織に対してAI規制法の主要な規定に積極的に取り組むことを呼びかけています。
当社は、このAI協定に署名することにより、AI技術の利用に関する次の三つの主要なコミットメントを担います。
・今後、AI規制法にのっとって業務を進めていくために、社内でAIに対する理解を促進しAIガバナンス戦略を導入する
・AI規制法において、高リスクと判断されるような領域で提供または展開されるAIシステムのマッピングを実施する
・当社社員および当社社員に代わりAIシステムを取り扱う人員を対象に、各人の技術的知識、経験、教育、トレーニングおよびAIシステムが利用される状況を考慮して、AIに対する認識とリテラシーの向上を図る
当社は上記の主要なコミットメントに加えて、AIシステムの利用によって影響を受ける可能性のある個人の権利に対し、予見できるリスクを評価すること、AIシステムと直接やりとりを行う際に個人へ確実に通知すること、自社でのAIシステムの導入について社員に通知することを誓約しました。
Kasperskyの創業者でCEOのユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)は、次のように述べています。「AI技術の急速な広まりが見られる今、イノベーションの促進と適切なリスク管理のバランスを保つことが極めて重要です。当社は、長年にわたりAIリテラシーおよびAI関連のリスクと脅威に関する知識の共有を提唱しており、企業が責任ある形で安全にAI技術を活用できるよう支援するAI協定の一員となることをうれしく思います。今後も透明性と倫理観を備えたAIの実践をさらに推進し、この技術に対する信頼性の構築に貢献していきます」
当社は、自社の保護技術においてAIテクノロジーを活用してきた広範な経験を持っています。20年近くにわたり、AIを利用した自動化機能によりユーザーのセキュリティとプライバシーを強化し、幅広くサイバー脅威を検知してきました。AIシステムの普及が進む中、当社はAIテクノロジーリサーチセンターで蓄積した専門知識を共有することで、AIシステムの導入に伴うリスクに組織が適切に対処できるよう支援することを約束しています。
また、AIシステムを実装する実務担当者を支援し、AIを安全に展開するための具体的な推奨事項を提供するため、当社の専門家による「AIシステムの安全な開発と展開のためのガイドライン (Guidelines for Secure Development and Deployment of AI Systems)」を策定し、2024年の国連インターネットガバナンスフォーラムで発表しました。セキュリティ上の考慮事項に加えて、当社はAI技術の倫理的利用の重要性も訴えており、サイバーセキュリティにおけるAIシステムの倫理的利用の原則を策定し、ほかのサイバーセキュリティ企業各社に参加と準拠を呼びかけています。
※ AI規制法に記載されている例外を除きます。
■ Kaspersky AIテクノロジーリサーチセンターについて
当部門は、AIを活用したサイバーセキュリティとセキュアなAIに20年近く取り組み、脅威の発見と対策を幅広く支援しています。AIに関する研究に基づいた専門知識を生かし、AIを活用した脅威検知やアラートの優先付けから、生成AIを活用した脅威インテリジェンスまで、当社ソリューションの強化に寄与しています。
■ Kaspersky について
Kasperskyは1997年に設立された、グローバルなサイバーセキュリティおよびデジタルプライバシーの企業です。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威や標的型攻撃から保護しています。深い脅威インテリジェンスとセキュリティの専門知識を生かし、革新性に富んだセキュリティソリューションやサービスを提供することで、世界中の企業、重要インフラ、政府機関、そして個人のお客様を守っています。当社の包括的なセキュリティポートフォリオには、業界をリードするエンドポイント保護製品、専門的なセキュリティ製品とサービス、そして高度なデジタル脅威に対抗するためのサイバーイミューン(Cyber Immune)ソリューションが含まれます。当社は22万社を超える法人のお客様の重要な資産を守る力になっています。詳しくは https://www.kaspersky.co.jp/ をご覧ください。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11471/457/11471-457-b143f432155213858ba47d42ca770684-650x325.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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