凸版印刷、電子ペーパー搭載RFIDで製造現場のDX化を支援
PR TIMES / 2020年8月25日 12時15分
バッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(R) D 2.9」を開発製品のトレーサビリティや製造現場での省人化・ペーパーレス化に貢献
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(R) (ニアクロス)D 2.9」を開発。2020年8月25日より製造業や流通・小売業に向けて提供を開始いたします。
「Near cross(R) D 2.9」は製造現場に多く使用されている通信規格ISO/IEC 15693(※1)に準拠したHF帯RFIDを使用しているため既存のリーダーライタでの読み取りと書き変えが可能です。またリーダーライタから、搭載しているE Ink(※2)製電子ペーパーディスプレイ(以下 電子ペーパー)の表示を3秒程度で変更することができ、10万回以上の表示変更が可能。RFIDの通信に使用される電力を電子ペーパーの書き換えに利用する省電力設計を行っているため、電池交換や充電などのメンテナンス作業を省くことができます。これらにより、RFIDによるトレーサビリティに加え、製造現場での省人化やペーパーレス化に貢献します。
[画像: https://prtimes.jp/i/33034/464/resize/d33034-464-145660-1.jpg ]
■ 開発の背景
近年、少子高齢化に伴う就労人口の減少から人手不足が深刻な課題となっています。製造現場では製品管理のために物流ラベルの貼り替えや指示書の作成など煩雑な作業を行わなくてはならず、作業の簡易化や効率化が求められています。また、製造現場では省資源化や省エネなど環境への配慮が求められています。
このような課題に対し凸版印刷は、従来のRFIDとしての機能に加えて、電子ペーパーを活用することにより電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(R) D 2.9」を開発。製造現場での製品管理業務の効率化と、ペーパーレス化によるSDGsの取り組みに貢献します。
■ 「Near cross(R) D 2.9」の特長
・リーダーライタで電子ペーパーの表示内容を変更することが可能
「Near cross(R) D 2.9」は、RFIDとの通信により、電子ペーパーの表示内容を変更することが可能です。また、製造現場で多く使用されている通信規格ISO/IEC 15693に準拠したRFIDを搭載しているため、一つのリーダーライタで、当規格に対応したRFIDと共に「Near cross(R) D 2.9」を運用することが可能です。
・電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス機能を実現
「Near cross(R) D 2.9」に搭載している電子ペーパーは電力なしで表示し続けることが可能です。表示変更には、無線通信時の電力を利用してバッテリーレスを実現。電池交換や充電などのメンテナンスが不要になります。
・バックライトが不要なため、バーコードやQRコードなどの表示に最適
「Near cross(R) D 2.9」に使用している電子ペーパーは反射光によって視認されるため、バックライトによる自発光が不要です。そのため、太陽光の下でも視認性が良く、赤色光やカメラなどで認識されるバーコードやQRコードなどの認識率を高くすることができます。
・簡易に表示内容を変更できるため、多言語での表示が可能
物流ラベルの貼り替えや指示書の作成などが不要で簡単に電子ペーパーの表示を変更することができ、多言語での表示も可能です。これにより、外国人労働者に対する指示や情報伝達を最適に行うことができます。
■ トッパンソリューション「NAVINECT™(ナビネクト)」との連携
「Near cross(R) D 2.9」は単体でも運用は可能ですが、システムの設計、開発、導入・運用、サポートを提供する凸版印刷の製造DX支援ソリューションである「NAVINECT」と組み合わせることにより製造工程のデジタル化を推進し、生産性・品質向上や作業効率化を実現する主要商材です。ヒト・装置から情報を取得し、その管理情報を現場にある「Near cross(R) D 2.9」で見える化することにより、製造現場のDX化を支援します。
■ 価格
オープン価格
※販売は丸文(※3)が行います。
■ 今後の目標
凸版印刷は「Near cross(R) D 2.9」を製造業や流通・小売業に向けて提供を進め、2025年までに20億円の売り上げを目指します。また、凸版印刷は今後もIoTや業務最適化に向け、DX商材の開発を行っていきます。
(※1)ISO/IEC15693
13.56MHz帯を用いた近傍型RFIDを対象とする国際標準規格です。
(※2)E Ink
E Ink Holdings Inc.(本社:台湾新竹市科學工業園區力行一路3號、会長:Johnson Lee)
URL: https://jp.eink.com/
(※3)丸文
丸文株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:飯野 亨)
* QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
C-INKの銀ナノインクが、Garmin 製品に採用
PR TIMES / 2024年4月28日 22時40分
-
水産加工業を展開する阿部長商店、『カミナシ』導入により工場全体で月約100時間の業務時間を削減
PR TIMES / 2024年4月23日 15時45分
-
【新製品】見えるRFID「 ST1129L 」発売 1秒書換(※1)が可能なRFIDタグで次世代物流をリード!
PR TIMES / 2024年4月23日 10時15分
-
これ1台で充電切れの心配が不要に!複数ポート搭載でパソコン・スマートフォンを同時に高速充電できる20,000mAhのモバイルバッテリーを新発売
PR TIMES / 2024年4月16日 15時45分
-
Kobo 初のカラー電子書籍リーダー、「Libra Colour」「Clara Colour」発表
マイナビニュース / 2024年4月11日 10時4分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
-
3いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
4過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
5インフレ・金利上昇、マンション購入は急ぐべき? 長期では、マンション所有は3つのリスクの塊
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください