“スマートツーリズム”推進 ウェアラブルで地域観光に貢献世界遺産 富岡製糸場CG映像ガイドツアー~富岡市が新たな観光案内システムとして導入に向け実証実験~
PR TIMES / 2016年3月18日 14時9分
近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川 亘 以下、KNT)は、富岡市の平成27年度富岡製糸場CG映像ガイド構築事業における観光ガイド業務委託による実証実験を、同事業VR作成業務委託受託会社である凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾 以下、凸版印刷)と共同で3月26日、27日の2日間実施します。
[画像1: http://prtimes.jp/i/1864/471/resize/d1864-471-260330-2.jpg ]
富岡市は世界文化遺産登録、国宝・国指定史跡・重要文化財である富岡製糸場において、来訪者および観光客の利便性・快適性を高め、その魅力や集客力を更に向上させるため、このたび眼鏡型情報端末(ウェアラブル端末デバイス”スマートグラス”)活用により当時の情景や歴史を感じながら回遊出来る仕組みを構築することを目的として「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」の取り組みをスタートします。
富岡製糸場内には7箇所の鑑賞ポイントが設定され、明治5年稼働同時の製糸場内の様子をCG映像で工女が建物内を歩く様子、360度映像、古写真、錦絵など、各ポイントごとにスマートグラスをかけて鑑賞していきます。また、イヤフォンガイドは日英2か国語対応しており、訪日外国人観光客にも正確に歴史や内容を伝えることができ、映像と解説で楽しんで頂くことができます。
【特長】
今、注目のトレンドであるスマートグラスを活用した観光は、その場に立ち、今まではガイドブックやガイドの説明を聞いて、想像で思い描いていたものをビジュアルとして見ることができ、実際の光や風を感じながら、現場にいるからこその臨場感とともに味わうというものです。バーチャルで体験することで、その場をよりリアルに感じていただくアプローチです。
[画像2: http://prtimes.jp/i/1864/471/resize/d1864-471-924568-1.jpg ]
今回利用するウェアラブル端末(スマートグラス(*1))は両眼シースル ー、ハンズフリーの状態で、周囲の様子や目の前の景色と映像を
重ねて見ることができ、CG画像を使ってAR(複合現実感)やVR(仮想現実感)を体験できます。さらに、日英2か国語対応のイヤフォンガイドを使用しての観光は、急増する訪日外国人観光客にも対応しています。
*1 スマートグラス=エプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区)
取扱いの眼鏡型ウェアラブル端末使用 <イメージ>
【ウェアラブルデバイスの市場動向】
「ウェアラブルデバイスの世界市場は2013年に671万台であり、2017年までには2億2,390万台に急成長すると予測されている。2013年度53万台であった国内市場は2014年度に275万台と約5倍に、2017年度には1,310万台まで拡大する見込みである。」(総務省、ウェアラブルデバイスの市場動向)
【KNT】
KNTは「スマートツーリズム」を推進していきます。スマートツーリズムとは、ウェアラブルやパーソナルモビリティをはじめとする最先端技術と旅の融合による次世代ツーリズムのことです。
今後、KNTはワンストップでウェアラブル端末、コンテンツ、プロモーションをトータルな形でご案内するとともに、スマートグラスを核に様々な「最先端技術と旅」を展開し、新たな付加価値を生み出したり、地域活性化の提案を進めて参ります。
【スマートツーリズムの展望】
スマートツーリズムについては、今後さまざまな展望が期待されます。
1. 実空間・仮想空間の複合型観光
失われた文化財や街並みをはじめ、様々なシーンにおける復元・再現により、仮想世界と現実世界が
融合する複合現実感を味わう新たな観光手法の提案。
2. 言語対応
2020年東京オリンピック・パラリンピックを念頭に、訪日観光客への言語対応と、観光地や日本文
化の解説を行うことによる、日本への理解の深耕。
3. ユニバーサルツーリズム、サスティナブルツーリズムとの連携
旅に出ることが叶わない人達への仮想旅行体験や、環境・文化保護と観光を共生させるなどの新たな
切り口として、国籍・年代を超えたあらゆるお客様への旅の提案。
■事業概要
平成27年度富岡製糸場CG映像ガイド構築事業
■事業主体(受託会社)
・観光ガイド業務委託 : 近畿日本ツーリスト株式会社
・VR作成業務委託 : 凸版印刷株式会社
■開催時期(予定)
平成28年3月26日(土)~27日(日) 2日間
■行程(予定)
1. プロローグ(ガイドツアー団体テント前)
2. 西置繭所(中庭)
3. 東置繭所(建物前)
4. 検査人館(建物前)
5. 繰糸所(建物内)
6. 首長館(建物前)
7. エピローグ(首長館南広場)
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