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衝撃の展開からいよいよ最終回。運命は変えられない!?ドラマ化で話題の傑作恋愛小説!『4分間のマリーゴールド』

PR TIMES / 2019年12月12日 14時45分

娘の漫画原作を母が小説に!



[画像: https://prtimes.jp/i/13640/474/resize/d13640-474-882983-0.jpg ]

TBSで放送中のドラマ「4分間のマリーゴールド」(金曜午後10時)。 特殊な能力を持つ救急救命士役に福士蒼汰、その最愛の義姉役に菜々緒。ほかに義理の兄弟役を桐谷健太と横浜流星が演じています。

12月6日放送の第9話では、衝撃の展開に、視聴者から驚きの声が殺到しました。

そしていよいよ、12月13日、最終回を迎えます。

同作は新聞各紙で激賞されたキリエ氏による漫画が原作。ノベライズにあたっては、なんとキリエさんの母である小説家の桐衣朝子さんが筆を執り、みことと家族の出会いの物語を書き下ろしました。母娘だからこそ完成した、感動の小説作品です。

【STORY】
救急救命士の花巻みこと(24)には、特殊な「能力(ちから)」があった。手を重ねた人の、最期の姿が視えるのだ。みことは視えた映像から最適な救命処置を施し、運命を変えようとするが、どうしても変えることができないでいた。

父親の再婚で、みことには新しい家族ができた。つらいときにいつもみことを笑わせようとしてくれる義姉・沙羅に、みことは特別な想いを寄せている。そんな沙羅の26歳の誕生日、みことが沙羅の手に自分の手を重ねると、イメージが現れた。

‹‹ケーキに立てられた蝋燭の数字は・・・・・・2と7・・・・・・。金色のリボンが結ばれたマリーゴールドの花束が床に落ちている。花びらの小片を飛び散らせた花束は、色鮮やかな分ひどく無残だ。フィルムが切り替わるように次の映像が映し出された。目の前に現れたのは白木の棺だった。その中には、マリーゴールドの花、花、花。目が覚めるような黄色とオレンジ色だ。花々の隙間から細い指が見える。胸の上で組まれたその指は蝋人形のように白い。棺の中で花に埋もれて横たわっているのは・・・・・・沙羅だ。その顔にはもう、あの輝くような笑顔も、マリーゴールドのオレンジを写し取ったような頬の色もない。永遠に喪われたのだ。

俺は震えながら手を離した。

九歳の時に視たものと何一つ変わっていなかった。小さな希望は完全に絶たれた。

二十七歳・・・・・・。来年の誕生日に沙羅は死ぬ・・・・・・。››


愕然とするみことだったが、誰にも言えない想いを抱えたまま、運命の夏の日は刻一刻と近づいてきて――。

オリジナルノベライズだけのラストシーンは必読! 最終話の前に! もちろん、後にも! 本作を読めば、ドラマをさらに深く楽しむことができます。
切ない愛の物語を、小説でもぜひ、お楽しみください!


小学館文庫
『4分間のマリーゴールド』
著/桐衣朝子 原作/キリエ
定価:本体650円+税
文庫判/320頁
ISBN978-4-09-406698-2
小学館より発売中
本書の紹介ページはこちらになります▶▶▶https://www.shogakukan.co.jp/books/09406698

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