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米国サイバーマンデーのオンライン売上高が過去最高の133億ドルを記録、売上の大半はモバイルが牽引

PR TIMES / 2024年12月4日 16時15分



- Adobe Analyticsのデータによると、サイバーマンデーのオンライン売上は前年比7.3%増の133億ドル、サイバーウィークは前年比8.2%増の411億ドルに達し、過去最高を記録
- サイバーマンデーのオンライン売上の57%がモバイルデバイス経由、過去最高の76億ドル前年比13.3%増に相当
- 生成AIを搭載したチャットボットが消費者のオンラインショッピングに影響を与え、サイバーマンデーの小売りサイトへのトラフィックは前年から1,950%増加


※当資料は、2024年12月3日(米国時間)に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳版です。

【2024年12月04日】

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、2024年ホリデーシーズンのうちサイバーウィークと呼ばれる、感謝祭(11月28日)からブラックフライデー(11月29日)を経たサイバーマンデー(12月2日)までの5日間を対象とした、オンラインショッピングデータを発表しました。これはアドビの分析ソリューションAdobe Analyticsを通じて得られたオンラインでの商取引データからEコマースの状況を示す最も包括的な分析で、米国の小売りサイトへの1兆回以上の訪問、1億個のSKU、18の製品カテゴリーから得られたデータに基づいています。米国のインターネット小売業者上位100社*の大半が、オンラインでのショッピング体験の提供、測定、パーソナライゼーションを行うためにAdobe Analyticsを利用しています。

サイバーマンデーのオンライン売上高は133億ドルで、前年比7.3%増となり、アドビの当初予想の132億ドルを上回りました。ピーク時(米国東部時間午後8時~10時)には毎分1,580万ドルが消費されたことになります。サイバーマンデーが史上最大のオンラインショッピングの日であることに変わりはなく、エレクトロニクス(ピーク時は表示価格から30.1%オフ)、玩具(同26.1%オフ)、アパレル(同23.2%オフ)、テレビ(同21.8%オフ)、コンピュータ(同21.5%オフ)などのカテゴリーで大幅な値引きが行われました。

サイバーウィーク(11月28日から12月2日までの5日間)全体を通じてのオンライン売上高は前年比8.2%増の411億ドルを記録しました。これは、感謝祭(61億ドル、前年比8.8%増)、ブラックフライデー(108億ドル、同10.2%増)、11月30日と12月1日の週末(109億ドル、同5.8%増)の売上高が記録的であったためです。アドビはこの額が、ホリデーシーズン全体(2024年11月1日から12月31日まで)で2,408億ドル、前年比8.4%増になると予想しています。

今後数週間にわたってセールが続くことが予想されており、サイバーウィークが終わると値引き率はピークから下がりますが、2024年12月いっぱいは、コンピュータ(表示価格から最大18%オフ)、玩具(同18%オフ)、エレクトロニクス(同17%オフ)、テレビ(同17%オフ)、アパレル(同17%オフ)、スポーツ用品(同16%オフ)、家電製品(同14%オフ)など、まだお買い得な状況が続きます。

Adobe Digital Insights担当の主席アナリスト、ヴィヴェク パンドゥヤ(Vivek Pandya)は次のように述べています。「サイバーマンデーは引き続きホリデーシーズンおよび年間最大のオンラインショッピングの日となりましたが、前年比成長率は感謝祭とブラックフライデーの両日が上回りました。サイバーマンデーがホリデーシーズンの目玉商品を狙う買い物客にとって『ラストチャンス』としての役割を果たす一方で、早期に実施された値引きが十分に強力だったため、多くの消費者がサイバーウィークの早い段階で安心して購入ボタンを押したと考えられます。」

Eコマースのカテゴリー別売上高トップは、玩具、家電製品、エレクトロニクス
サイバーマンデーの売上高では、玩具が断然のトップとなり、2024年10月の平均的な日と比較してオンライン販売が680%増加しました。 その他の需要の高かったカテゴリーには、パーソナルケア製品(オンライン販売が530%増)、宝飾品(同478%増)、家電製品(同464%増)、エレクトロニクス(同452%増)、アパレル(同392%増)などがありました。

サイバーマンデーで最も売れたのは、Elf on the Shelf(エルフ人形)、ハリー ポッターの玩具やフィギュア、カードやボードゲーム、ぬいぐるみや人形、レゴ シティ セット、工作や科学キット、100周年記念のディズニー限定フィギュアパックなどの玩具でした。ゲーム機の売れ筋は、PlayStation 5、Xbox Series X、Nintendo Switch OLED、Meta Questで、ゲームソフトの売れ筋は、マリオカート8 デラックス、ゼルダのゲーム各種、NBA 2k25、大乱闘スマッシュブラザーズなどでした。 サイバーマンデーのその他の売れ筋商品には、コンピュータやノートパソコン、デジタルカメラ、テレビ、Bluetooth対応ヘッドフォンやスピーカー、スキンケアセットや化粧品、格安アパレル、電動スクーターや電動自転車、ギフトカード、宝飾品、スマートウォッチなどがあります。

サイバーマンデーのその他のインサイト
- モバイルショッピングが主流に:サイバーマンデーでは、オンライン販売の57%がモバイルデバイス経由で行われ、76億ドルとなり、前年比13.3%増の売上を記録しました。消費者がより小さなスクリーンでの買い物に慣れてきたここ数年で、モバイルショッピングが大幅に増加しています。 2019年のホリデーシーズンでは、サイバーマンデーのオンライン販売のわずか33%がモバイルデバイス経由でした。
- 後払い決済の大幅普及:サイバーマンデーでは、後払い決済(BNPL:Buy Now Pay Later)の利用が過去最高を記録し、9億9,120万ドルで、前年比5.5%増の消費を促進しました。これは、ホリデーシーズンにおいて消費者がより融通のきく支払い方法を求めたことが背景にあります。後払い決済の大部分はモバイルデバイスで行われており、サイバーマンデーでは75.2%を占めました。
- 消費者が生成AIを活用:生成AIを搭載したチャットボットがホリデーシーズンにおいて大きな存在感を示しました。サイバーマンデーには、チャットボットからの小売サイトへのトラフィック(チャットボットを通じてリンクをクリックし小売サイトを訪問したユーザー数)が前年比で1,950%増加しました。ユーザー数はまだ少ないものの、この急増は、チャットボットが消費者にとってお得な商品を見つけたり、商品を素早く検索したりするショッピングアシスタントとしての役割を果たしていることを示しています。
- SNSインフルエンサーの存在感が高まる:アドビは、米国の小売サイトでの買い物に消費者を誘導するマーケティングチャネルの動向を追跡しています。SNSインフルエンサーを含む「アフィリエイトおよびパートナー経由」の収益シェアは、サイバーマンデーでは20.3%となり、前年比6.8%増となりました。アドビのデータによると、インフルエンサーが消費者を購買に導く効果(インフルエンサーのコンテンツを見た後に商品を購入する人の割合)は、ソーシャルメディア全体の6倍に上ることも示されています。


好調なスタートを切った2024年のホリデーシーズン
2024年のホリデーシーズンは好調なスタートを切りました。シーズン開始から現在(2024年11月1日~12月2日)までの期間で、消費者はオンラインで前年同期比9.0%増の合計1,315億ドルを消費しています。モバイルショッピングはオンライン販売の53.1%を占めており、売上高は前年同期比14.1%増の698億ドルです。

今シーズンは、オンライン支出の半分以上をエレクトロニクス(301億ドル、前年比10.6%増)、アパレル(246億ドル、同9.5%増)、家具(162億ドル、同6.6%増)の3つのカテゴリーが牽引しています。今シーズンこれまでに目立った成長を見せたその他のEコマースカテゴリーには、食料品(115億ドル、同13.8%増)、スポーツ用品(52億ドル、同6.3%増)、化粧品(48億ドル、同8.1%増)、玩具(44億ドル、同5.7%増)などがあります。

今シーズンに観測された大幅な値引きも、買い物客がエレクトロニクスや家電製品、スポーツ用品などの高額商品を購入するきっかけとなり、結果としてEコマースの成長を後押ししました。今シーズン(11月1日~12月2日)では、最も高額な商品の販売数シェアが28%増加しています。カテゴリー別に見ると、この数値は、エレクトロニクスでは86%増、スポーツ用品では63%増、家電製品では59%増、パーソナルケア製品では33%増、玩具では21%増となっています。

インフレの影響
今シーズンの堅調な消費者支出は、新規の需要増加によってもたらされており、価格の上昇によるものではありません。Adobe Digital Price Indexによると、Eコマース価格は26か月連続で下落しており(2024年10月には前年同月比2.9%減)、もしオンラインデフレが考慮されていれば、消費者支出層総額はさらに高い伸びを示すでしょう。

*デジタルコマース360トップ500レポート(2024年)より

■「アドビ」について
アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

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