モザンビーク石炭日本招聘研修を実施
PR TIMES / 2019年6月19日 9時40分
~モザンビーク石炭産業の技術向上に寄与~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、5月10日(金)から6月6日(木)の間、JOGMEC技術センター(幕張)を拠点とし、「モザンビーク石炭産業人材育成事業日本招聘研修」を実施しました。本研修にはモザンビーク鉱物資源エネルギー省の政府関係機関ならびにValeモザンビーク社の技術者12名が参加しました。
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本研修では、石炭探査に必要なリモートセンシング技術や地質調査、プロジェクトの経済性評価について実践的
な演習を行いました。また、研修生の環境対策への関心の高さを考慮して、クリーン・コール・テクノロジーに関する講義の他、我が国における鉱廃水処理場や環境負荷低減型石炭利用技術の現況見学等、環境に配慮した分野の
研修にも重点を置きました。研修生からも、環境に配慮した発電所や製鉄所、鉱廃水処理施設の見学は非常に印
象深いものとのコメントを受けました。さらに、将来にわたる日本の理解者を増やすことを目的として、技術講義以外にも、日本語教室、書道、日本食文化の体験、研修旅行を通じて日本の文化や社会を紹介し、日本をより深く理解して頂くことにも努めました。
研修最終日に行った成果報告会では、この研修を通して学び・感じたことを研修生同士で共有し、本研修が自国
の石炭開発の将来を考えていく上で、非常に意義のあるものであったこと、また、日本人専門家の技術指導ならび
に研修内容に対して高い評価を受けるとともに、滞在期間中に交流した日本人の親切な対応や研修中に体験した
日本文化等について好印象であった旨のコメントを受けました。
6 月5 日に実施した閉講式では、駐日モザンビーク大使館よりモライス大使、イルダ参事官、経済産業省資源エネルギー庁石炭課より塚田企画官にご出席いただき、研修生への御祝辞を賜り、研修の全日程を無事修了しました。
「モザンビーク石炭産業人材育成事業」は、2012 年10 月に日本とモザンビーク共和国の両政府が合意した「石炭産業発展5 か年プラン」を具現化するために、2014 年度より3 年計画で同国技術者を対象とした日本への招聘研修ならびに現地への石炭専門家派遣研修としてJOGMEC が開始した事業です。
2016 年8 月にケニア共和国・ナイロビで開催されたTICADIV(第6 回アフリカ開発会議)で採択された「ナイロビ宣言」に基づき、JOGMEC は資源分野において今後3 年間で1,000 名の人材を育成することとなり、同年10 月には2017~2019 年度までの3 年間の事業延長にかかる覚書についてモザンビーク政府と署名交換を行い、現在に至るものです。
JOGMEC は今後も本事業を通じ、モザンビークの人材育成および技術力向上に貢献するとともに、同国との一層の関係強化を図ってまいります。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_03_000033.html?mid=pr_190618
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