開館30周年記念 特別展 「限らない世界 / 村上三郎」 2021/12/4(土)-2022/2/6(日)まで開催 芦屋市立美術博物館
PR TIMES / 2021年11月9日 12時15分
株式会社小学館集英社プロダクションが指定管理者として運営している芦屋市立美術博物館では開館30周年記念 特別展を開催します。
具体美術協会(「具体」)の中心メンバーとして知られる村上三郎(1925-1996)は、1955年の第1回具体美術展で、ハトロン紙を体当たりで突き破る作品、通称〈紙破り〉を発表。以降、この〈紙破り〉は村上の代名詞ともいえる作品となりました。50年代から60年代にかけては、パフォーマンス的要素をもつ作品とあわせ、強烈なストロークで描かれた大型のタブローなどを発表し、平面作品での表現を追求していきます。「具体」解散後は、村上独自のパフォーマンス的要素を持つ作品を発表しました。
村上が紹介される時、「具体」の会員としての一面で語られることが多い中、1996年に当館で開催した村上三郎展では、「具体」という枠組みを解体し、一作家、一人の人間としての「村上三郎」の世界に迫りました。
本年は、この歴史を画する村上三郎展から、そして村上三郎の旅立ちから25年を迎えました。この記録すべき年に、再び村上三郎展を開催いたします。
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会 期 2021年12月4日(土)-2022年2月6日(日)
休 館 日 月曜日(ただし1月10日は開館、1月11日は休館)、年末年始(12月28日-1月4日)
開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
会 場 芦屋市立美術博物館
観 覧 料 一般800(640)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
同時開催「昔のくらし」展の観覧料含む
※ 無料観覧日:2022年1月15日(土)〔関西文化の日プラス〕 ※( )内は20名以上の団体料金
※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびに
その介護者の方は各当日料金の半額になります。
主 催 芦屋市立美術博物館
後 援 兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、Kiss FM KOBE
展覧会構成
村上三郎の約50年にわたる活動を4章に分け、多角的に紹介
I:出発 / 新制作協会 1943―1954
[画像2: https://prtimes.jp/i/2610/489/resize/d2610-489-384309f60a37cbf5ba2c-11.jpg ]
II:探究・追求/具体美術協会 1955―1972
[画像3: https://prtimes.jp/i/2610/489/resize/d2610-489-d8b0ef223eff64e5de2a-5.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/2610/489/resize/d2610-489-614cb1dfd4394d5ec6b1-15.jpg ]
III:回帰 / 個展 1971―1977IV:絵は自由 / 美術教育 1950―1995, 芦屋市展 1952―1994
[画像5: https://prtimes.jp/i/2610/489/resize/d2610-489-f8d52a57536bad28060c-18.jpg ]
IV:絵は自由 / 美術教育 1950―1995, 芦屋市展 1952―1994
[画像6: https://prtimes.jp/i/2610/489/resize/d2610-489-258e8d4d6f5db6732ad7-3.jpg ]
展示予定作品約50点、資料約100点を一堂に展観。
本展のみどころ
1 国内の美術館では初公開の作品を多数展示予定
2 未公開の作品制作メモや関係資料、記録写真・動画などの資料を展示
3 専門家による講演会、スライドトークを開催
作家紹介
村上三郎 Murakami Saburo
1925-1996
神戸市に生まれる。1943年関西学院大学予科に入学。神原浩に師事、油絵を始める。1948年関西学院大学文学部哲学科卒業。1949年伊藤継郎に師事、翌年より新制作協会展に出品を続ける。1951年関西学院大学大学院で美学を専攻。1951年より新制作協会で活躍していた西村元三朗や網谷義郎、白髪一雄らと集まった「ジャン会」、1954年には新鋭な美術家を目指した金山明や白髪ら若手研究グループ「0会」へ参加。その間の1952年の第5回芦屋市展に初出品、以降1994年の第47回展まで出品を続けた。1955年具体美術協会(「具体」)に参加、同年の第1回具体美術展でハトロン紙を体当たりで突き破る作品、通称〈紙破り〉を発表。1957年の第6回関西総合美術展洋画部門で木箱《作品(坐って下さい)》を出品し物議をかもす。また、同年の第3回具体美術展では、画面が剥落し続ける絵画を出品した。50年代から60年代にかけては、パフォーマンス的要素を持つ作品とあわせ、強烈なストロークで描かれた大型のタブローなどを発表し、平面作品での表現を追求した。「具体」解散後は、会期中一言も発しない〔無言〕に代表される、能動的な表現を放棄したかのような作品群を発表した。
展覧会イベントとして、講演会、スライドトーク、ワークショップ、ギャラリートークなどを予定。
いずれも参加無料(要観覧券)
詳しくは芦屋市立美術博物館ホームページを参照ください。
[お問い合わせ]
芦屋市立美術博物館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25 FAX:0797-38-5434
企画内容に関して/担当学芸員 大槻晃実 TEL:0797-23-2666(学芸直通)
画像貸出等、広報について/総務課 乾紀子 TEL:0797-38-5432(代表)
◇ホームページ:https://ashiya-museum.jp
◇Facebook:芦屋市立美術博物館
◇Twitter:@ashiyabihaku
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