卒業生から新入生や留学生らへ 中古自転車61台を4000円でリユース販売
PR TIMES / 2021年5月10日 14時15分
千葉大学環境ISO学生委員会では、4月25日~5月7日に、 卒業する学生などから回収し、専門業者に修理してもらった中古自転車を格安価格で新入生や留学生などに販売する活動を行いました。
中古自転車回収・譲渡活動について
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千葉大学には遠方地域から下宿して通う学生も多く、在学中に使用した自転車が卒業するときに不要になるケースがあります。そうした自転車が学内に放置され問題になったことから、環境ISO学生委員会では2007年度から、中古自転車の回収・譲渡活動を実施しています。
この活動では、卒業する学生などから不要になった自転車を、年度末に無償で回収し、状態の良い自転車を専門業者に修理してもらい、ほぼ修理費用のみの格安価格で、年度初めに新入生や留学生など学内関係者に対して販売します。
コロナ禍に対応した手法への転換
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2019年度までは、修理した自転車を譲渡するイベントを1~2日間開催していました。屋外に自転車を並べて、購入希望者が先着順に試乗して購入する方法で、例年70名以上が並ぶ大人気のイベントでした。しかし、この手法では人混みができることから、2020年度は中止も検討しましたが、実施方法を変更して29台をリユースすることができました。2021年度は同様の方法を規模を拡大して行い、61台の自転車をリユースすることに成功しました。
<新しい実施方法>
譲渡する自転車のリスト(自転車の写真、色、カゴ・鍵の有無や状態を記したもの)を公開し、購入希望者は希望の自転車と希望引取日時をwebフォームで申し込みます。締切後に抽選を行い、当選者には引取日時を15分単位で指定して来場してもらい、試乗後に購入となります。
2021年度の実施状況
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2021年2月に西千葉・亥鼻の両キャンパスで、卒業生などから中古自転車を回収しました。その中で、比較的状態が良いものについて、修理費用の上限を設定して、自転車修理業者に修理・点検をしてもらい、修理が完了した自転車を一律4000円で販売しました。なお、修理の上限費用や販売価格は毎年の回収状況によって変わります。
2021年4月に譲渡自転車のリストを公開して募集したところ、新入生や留学生を含む170名以上の学生・教職員から購入の申し込みがありました。抽選後に、個別に譲渡日の調整を行い、4月25日~5月7日の譲渡期間内で、61台の自転車を譲渡することができました。なお、自転車は回収時に提供者自身に防犯登録を解除してもらっているため、購入者には防犯登録をしてもらうように案内しています。
自転車の回収や譲渡の活動に、環境ISO学生委員会の学生15名が運営に関わり実施しました。
担当した学生の声
2020年度にコロナ禍による手法の変更を主導した学生
コロナ禍でもできる限り安全かつ公正に自転車の譲渡企画を実施するにはどうしたら良いかを考え、2020年度に実施方法を大幅に変更しました。新たに作成すべき資料と優先順位の検討、資料で応募者に伝えるべき情報の把握など、山積みのタスクに四苦八苦し、タスクマネジメントの大切さが身に染みました。また、多くの方に協力をお願いするにあたり、締め切りの設定や依頼内容の伝え方などの密な連携の必要性を改めて認識しました。
今回の経験では、深い達成感を得ると同時に、既存の枠組みを変更していくことを前向きに捉えられるようになったと感じています。一方で、この形式での実施には改善点がたくさんあると思います。後輩たちにはこれからもより良い形での開催を目指してほしいと感じています。
(法政経学部3年 早川 咲紀、薬学部3年 植木 理奈)
2021年度の活動を担当した学生
数ヵ月にわたる準備が必要な企画だったので、大変なこともありましたが、自転車を提供してくれた方や購入してくれた方から「とても有意義な活動で助かりました。」と言ってもらえた時は嬉しかったです。来年度はもっとより良い企画にできるようにしたいです。(法政経学部2年 大六野 祐斗)
今年度もコロナ禍ではありましたが、たくさんの自転車を回収・譲渡することが出来ました。昨年は対面での活動も少なく、あまり委員会活動ができなかったので、この企画を通してようやく環境に貢献する活動することができたと感じています。来年以降もより良い企画になるように頑張っていきたいです。(工学部2年 長谷 美咲)
千葉大学環境ISO学生委員会について
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千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。また、千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約200名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトもいくつか実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
◆近年の受賞歴
International Green Gown Awards 2017-2018 学生関与部門賞
International Green Gown Awards 2019 学生関与部門 奨励賞
ISCN Sustainable Campus Excellence Awards 2017 学生リーダーシップ部門賞
ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会 最優秀学生活動賞
第25回地球環境大賞 文部科学大臣賞
平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰
第1回・第3回 サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門
◆2021年度のプレスリリース
千葉大生が企画 環境と近隣飲食店の応援を兼ねた「西千葉グルメキャンペーン♪」スタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000015177.html
千葉大生がコンサルティングに挑戦 企業の「エコアクション21」取得を支援
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000484.000015177.html
学生と一緒に花壇をつくりませんか?5月1日(土)「春の花植えイベント」を開催!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000478.000015177.html
89名の学生が209回の研修講師を担当する千葉大学の環境マネジメントシステム
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000480.000015177.html
千葉大学の入学式でエコ&読書啓発!学生デザインの間伐材のしおりを新入生にプレゼント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000468.000015177.html
本件に対するお問い合わせ先
[画像5: https://prtimes.jp/i/15177/489/resize/d15177-489-477587-2.png ]
千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572
◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html
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