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イトーキ、薬剤ピッキング業務の過誤防止と薬剤師の人手不足解消に貢献する調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」を2025年4月より発売

PR TIMES / 2024年10月23日 15時45分

設置スペースの限られた店舗でも導入しやすい「省スペース化」と、経験の浅い方や機械が苦手な方にも安心してご使用いただける「使いやすさ」を追求



株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊 宏司)は薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system) with MediMonitor」をメディカルフィールズ株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:畑田 裕也)と共同開発しました。2025年4月より発売します。
さらに、発売に先駆けて2024年11月2日(土)、3日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)で開催される第18回日本薬局学会学術総会 併催 企業展示会に出展し、実機を展示します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/32317/490/32317-490-00dfff0b778ed401e4d6aa698e6c3084-3084x2205.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■製品開発の背景
・薬剤ピッキング業務の過誤防止と、地方の薬剤師不足解消へ
厚生労働省が2019年に発出した「薬生総発0402第1号(通称0402通知)」(※注1)により、一定の条件下では薬剤師以外の方が処方箋に記載された医薬品の必要量を取り揃える行為および一包化した薬剤の数量の確認行為が行えるようになりました。一方で、医療用医薬品(処方箋医薬品)の品目数は1万3千程度(2024年10月時点)(※注2)あり、多くの品目の中から薬剤をピッキングする業務においては過誤のリスクも潜んでいます。

また、薬局および医療施設に従事する薬剤師数は年々増加し25万人以上にのぼる一方で、地域によっては薬剤師の人手不足が深刻化してきています。都道府県別の人口10万人当たりの薬剤師数は、徳島県(244.0人)、兵庫県(236.6人)、東京都(235.7人)が多い一方、沖縄県(149.4人)、福井県(163.6人)、青森県(167.2人)が少なく、徳島県と沖縄県では1.6倍以上の差があります。(2022年12月31日時点)(※注3)

今回開発した調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」は、小型ロボットにより薬剤トレイを入出庫する自動ピッキングシステムです。入出庫の自動化と高度な監査支援システムで、調剤薬局における「薬剤ピッキング」と「監査支援機能」を一体化したシステムとすることで、薬剤ピッキング業務の過誤防止と、薬剤師の人手不足解消に貢献します。

■製品の主な特徴
・限られたスペースでも導入しやすい「省スペース化」と作業者の「使いやすさ」を共に追求した製品
機器本体サイズ内に収めた入出庫口と作業スペースで高い省スペース化を実現。入出庫の処理スピードや作業性を犠牲にすることなく、限られたスペースでも設置できます。8つの入出庫口を備えたことで、作業者の作業完了を待つことなく次の薬剤のピッキングが可能です。また、各入出庫口の処理状態の識別・視認性を向上することで使いやすさにも配慮しています。

・AI学習機能により庫内薬剤トレイの配置を最適化
薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」にはAI学習機能を搭載しており、一定期間の実績データに基づき庫内薬剤トレイの配置を最適化します。使用頻度の高い薬剤を入出庫口の近くに自動再配置することで、よりスムーズな処理を実現します。

・高度な調剤監査支援システムを搭載し、直感的な操作性を実現することで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援
現場経験が豊富な薬剤師監修のもと制作されたメディカルフィールズ株式会社の監査支援システムを搭載。最新の技術を積極的に活用しつつ、幅広いユーザーに馴染みやすいレガシー技術もあわせもつシステムで構成されています。タブレットを活用した直感的な操作性を実現し、経験の浅い方や機械が苦手なユーザーにも安心してご使用いただけることで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援します。

■製品の使用イメージ
レセプトコンピューター(※)にデータを入力するだけで、該当の薬剤トレイが自動で運搬され、入出庫口から取り出すことが出来ます。入出庫口は8つ備わっており、複数の薬剤の同時監査が可能です。

※レセプトコンピューター(レセコン):診療報酬明細書(レセプト)を自動作成するシステムやソフトウェア
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/32317/490/32317-490-3276400da0d04d688931eaeefb3a24cd-1618x1005.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【製品の主な仕様】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/32317/table/490_1_d8ae6704f864f0fb7d11a5c1dce7edb2.jpg ]

■第18回日本薬局学会学術総会 併催 企業展示会に出展し、実機を初披露
2024年11月2日(土)、3日(日)に開催される第18回 日本薬局学会学術総会 併催 企業展示会に出展。調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステムを展示し、実際に体験いただけます。

【開催概要】
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/32317/table/490_2_7d8fd626f45b054b9190b48a2151a092.jpg ]

■参考情報
※注1 厚生労働省 薬生総発0402第1号
https://www.mhlw.go.jp/content/000498352.pdf
※注2 厚生労働省 薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について
https://www.mhlw.go.jp/topics/2024/04/tp20240401-01.html
※注3 厚生労働省 令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/22/index.html

【メディカルフィールズ株式会社について】
メディカルフィールズ株式会社は2015年創業。「最新のIT技術を活用し、多くの人々に笑顔を届ける」という企業理念のもと、薬局向けに特化したシステムを開発しています。
当社の主力製品である調剤監査支援システム「MediMonitor」は、現場での経験が豊富な薬剤師が監修し、実際の薬局業務に役立つよう設計されています。導入が簡単でコストパフォーマンスにも優れており、さまざまな薬局で活用されています。
「MediMonitor」は、ユーザーの声を反映させながら、より使いやすいシステムを目指して改良を重ねています。発売からわずか3年で、300店舗以上に導入され、薬局に携わる方々の業務負担を減らすことで社会に貢献しています。
https://medicalfields.jp/

【イトーキの設備機器事業について】
株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
設備機器事業では、安全性と機能性が求められる工場・物流設備(SAS)をはじめ、高い技術と信頼性を要する特殊扉、生体認証やICカードによる情報セキュリティシステムなど、社会ニーズに的確に応えるシステム設備を幅広く提供しています。

【本リリースへのお問い合わせ先】
株式会社イトーキ 設備機器事業本部

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