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Palo Alto Networks社とIBM、AIを活用したセキュリティー・オファリングを共同提供

PR TIMES / 2024年5月20日 12時15分

IBMは、Palo Alto Networks社のセキュリティー・プラットフォームにセキュリティー・コンサルティング・サービスを提供

ニュース・サマリー
IBMは、Palo Alto Networks社と社内セキュリティー・ソリューションをプラットフォーム化。Palo Alto Networks社が、ネットワーク、クラウド、SOCにおける推奨サイバーセキュリティー・パートナーに

Palo Alto Networks社は、追加のPrecision AI(TM)ソリューションを提供するために、Cortex XSIAMにwatsonx大規模言語モデル(LLM)を組み込む計画

IBMは、サイバーセキュリティーおよびAIセキュリティーのビジネス拡大に向け、Palo Alto Networks社のプラットフォームをポートフォリオに追加し、セキュリティー・サービスを強化

IBMは、Palo Alto Networks製品の移行、導入、デプロイに関し、同社の1, 000名以上のセキュリティー・コンサルタントにトレーニングを実施

Palo Alto Networks社は、IBMのQRadar Software as a Service(SaaS)資産を買収することで合意。両社はQRadarのお客様に対し、Cortex XSIAMへのシームレスな移行を提供できるように連携

IBM、ハイブリッドクラウドとAI向けのデータ・セキュリティー、IDおよびアクセス管理におけるイノベーションと投資を加速。セキュリティー運用、脅威管理、DevSecOpsでPalo Alto Networks社と連携




【米国カリフォルニア州サンタクララ、ニューヨーク州アーモンク-2024年5月15日(現地時間)】
サイバーセキュリティーのグローバルリーダーであるPalo Alto Networks社と、ハイブリッドクラウドとAIのリーディング・プロバイダーであるIBMは、本日、AIを活用したセキュリティーの成果をお客様に提供するための、広範なパートナーシップを発表しました。この発表は、Palo Alto Networks社とIBMそれぞれが、互いのプラットフォームと革新的な能力に深く関与することを示すものです。

デジタル・トランスフォーメーションとAIの急速な成長を背景に、企業のテクノロジー環境は拡大・複雑化し、サイバーセキュリティーは大きな課題となっています。高度化する脅威と進化するアタック・サーフェスに対処するために、企業はAIを基盤とする包括的なセキュリティー・プラットフォームを優先しています。Palo Alto Networks社とIBMは、AIを活用した完全なアプローチによって、セキュリティー運用の合理化と変革、広範な脅威の阻止、お客様のインシデント対応の迅速化を支援することを目指しています。このような業界のダイナミクスと今回のパートナーシップの発表は、両社に大きな機会をもたらすものです。


このパートナーシップ拡大の一環として、Palo Alto Networks社は、QRadarの知的財産権を含むIBMのQRadar SaaS資産を慣習的な完了条件に従って買収することに合意しました。買収完了後、Palo Alto Networks社とIBMは、QRadar SaaSを使用しているお客様に対し、3,000の検出ルールを備え、AIを活用した脅威保護を提供する、業界をリードする次世代セキュリティー・オペレーション (SOC) プラットフォームであるCortex (R) XSIAM (R)への移行を促進します。オンプレミス版のQRadarを使用しているお客様で、今後もオンプレミスでの使用を希望するお客様には、既存のコネクターのアップデートや利用拡大機能に加えて、セキュリティー、ユーザビリティー、重要なバグ修正を含むIBMの機能とサポートを引き続き提供します。Cortex XSIAMへの移行を選択したQRadar SaaSのお客様およびオンプレミス版を継続利用するお客様に対し、両社はビジネス・パートナーのエコシステムとともに、円滑な移行ができるように緊密に協力し、対象のお客様には移行サービスを提供します。この合意の一環として、IBMはPalo Alto Networks社から、Cortex XSIAMプラットフォームへの移行を選択したオンプレミス版のQRadarのお客様に対する増分支払いを受けます。


Palo Alto Networks 会長兼最高経営責任者(CEO) ニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)
「セキュリティー業界は、AIがビジネスを変革し、これまでにない成果をもたらす転換期にあります。成長とイノベーションを加速させる瞬間です。IBMとともに、当社の優れたセキュリティー・ソリューションとIBMの先駆的なAIプラットフォームのwatsonxや最高のサービスを組み合わせることでこの機会を捉え、AIを活用した完全かつセキュア・バイ・デザインのオファリングで、未来のセキュリティーのプラットフォーム化の未来を推進します」


IBM 会長 兼CEO アービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)
「本日発表したPalo Alto Networksとの戦略的パートナーシップは、業界全体に大きなメリットをもたらします。Cortex XSIAMやwatsonxを基盤とする高度な脅威保護と自動化は、IBM Consultingのサービスと相まって、お客様やパートナーによる次世代のセキュリティー運用の導入を加速します。Palo Alto Networks社とともにこれらの機能を提供し、データ・セキュリティーやID・アクセス管理などの分野におけるセキュリティー投資とイノベーションを加速させます。これらは、お客様がデータやハイブリッドクラウド環境、AIモデル、アプリケーションを保護する際に必要とする重要なオファリングです。Palo Alto Networks社のチームと連携できることを嬉しく思うとともに、AIを活用したサイバーセキュリティーのイノベーションの未来に期待しています」


共同セキュリティー・オペレーション・センターを設立
IBM Consultingは、Palo Alto Networks社の現在および将来のお客様に対する推奨マネージド・セキュリティー・サービス・プロバイダー (MSSP) となります。さらに両社は、共同のセキュリティー・オペレーション・センターでマネージドSOCを提供するほか、共同のサイバー・レンジを設立し、Palo Alto Networks社のセキュリティー製品の価値に対するお客様の理解促進を図るための没入型体験を提供します。グローバル、地域、各国でのデリバリー能力を備えたIBMの専門家が、watsonxやITオートメーション、脅威インテリジェンスを活用してアドバイザリー活動を強化し、Palo Alto Networks社のセキュリティー・プラットフォームの成長と導入を促進します。


Palo Alto Networks社は、IBMのサイバーセキュリティー・パートナーとなり、Palo Alto Networks社の最先端のサイバーセキュリティー・ソリューションが、様々なアセットや規模拡大を支援するための反復可能な手法などを含むIBMのAIサービス・プラットフォームであるConsulting Advantage上でアクセスできるようになります。両社は協力してコンサルタントのトレーニングを加速し、1,000人を超えるIBMの専門家がPalo Alto Networks社のプラットフォーム全体で最適な移行、デプロイ、導入サービスを提供できるようにします。IBMはまた、watsonxを活用して、Cortex XSIAM上に各業界向けの機能を構築します。IBMは、他の主要テクノロジー企業とのパートナーシップと同様に、この連携によってPalo Alto Networks社とのセキュリティー・ビジネスが大きく拡大すると予想しています。


相互の顧客関係の強化
IBMは、Palo Alto Networks社のAIを活用したセキュリティー・プラットフォームの社内導入を拡大し、次世代のセキュリティー運用にCortex XSIAMを、ゼロトラスト・ネットワーク・セキュリティーにPrisma SASE 3.0を採用し、世界で25万人を超える従業員を保護する計画です。IBMによるセキュリティー・プラットフォーム化の導入は、Palo Alto Networks社のポートフォリオ全体にわたるセキュリティー製品の合理化された運用によって、お客様がどのようにメリットを得られるかを示す顕著な例です。


Palo Alto Networks社は、watsonx LLMをCortex XSIAMに統合してさらなる自動化機能を推進するとともに、IBMのwatsonxを活用して、カスタマー・サポートの成果を向上させるロードマップを加速する意向です。watsonxは、Palo Alto Networks社が既知の技術的問題にプロアクティブに対処し、カスタマイズされたセルフサービス・ソリューションを作成し、Palo Alto Networks社のカスタマーサポート業務におけるエージェントの全体的な生産性を向上させるのに役立ちます。さらにPalo Alto Networks社は、クラウドと自動化における最新のイノベーションのメリットを得るために、他のIBMソフトウェア製品を導入する予定です。


DevSecOps機能の市場投入
この前向きな協業を通じて、IBMは業界で最も包括的なクラウドネイティブ・アプリケーション保護プラットフォーム (CNAPP) であるPrisma (R) Cloudとの関係を拡大します。Prisma Cloudは、Red Hat OpenShiftやAnsible向けに構築されたクラウドネイティブ・セキュリティーを含む、現在および将来のIBM DevOps製品との既存の統合を拡大します。IBMのDevOpsにおける強みとPalo Alto Networks社のクラウド・セキュリティーの専門知識を組み合わせることで、共通のお客様向けに「セキュア・バイ・デザイン」のDevSecOps機能を強化し、安全でないコードが本番環境のクラウドワークロードで実行されるのを防ぐことができます。


今回の発表における取引部分は、2024年9月末までに完了する予定であり、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従うものとします。本取引の金銭的条件は開示していません。


当報道資料は、2024年5月15日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちら( https://newsroom.ibm.com/2024-05-15-Palo-Alto-Networks-and-IBM-to-Jointly-Provide-AI-powered-Security-Offerings-IBM-to-Deliver-Security-Consulting-Services-Across-Palo-Alto-Networks-Security-Platforms )を参照ください。


IBM、ibm.comは、米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。

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