凸版印刷、DM封入物の電子化サービス「デジフラ(TM)」を販売開始
PR TIMES / 2020年10月5日 12時15分
DMに同封される各種書類をデジタル化、QRコードから簡単に閲覧ができるシステムを開発送付者の業務効率化・コスト削減の促進に加え、ユーザビリティ向上を実現
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、紙での印刷・送付が主流であるDM(ダイレクトメール)の封入物を電子化、WEBサイト上で簡単に閲覧ができるサービス「デジフラ(TM)」の販売を2020年10月8日(木)より開始します。
本サービスは、本来DMに封入されていた各種書類(例:クレジットカード送付DMであれば約款、総合ガイド、優待サービスガイドなど)をデジタル化し、WEBサイト上での閲覧を可能にするシステムです。これまでユーザーはDM内の多くの書類に目を通す必要がありましたが、本サービスは重要度の高い書類のみを封入、その他の書類はデジタル化することで、ユーザーは重要な情報を素早く取得することができ、また同時に、発送元は各種書類の優先順位を明確にすることができるようになります。
これにより、ユーザビリティ向上を実現するとともに、封入物を減らすことに伴う郵送費削減、DMツール制作におけるコスト削減・業務効率化につなげ、さらなるデジタル化を促進します。
なお、本サービスは、「FIT2020 金融国際情報技術展」(2020年10月8日(木)・ 9日(金)にオンライン開催。11月20日(金)まで一部アーカイブ配信)の凸版印刷ブースにて展示を実施します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/497/resize/d33034-497-403870-0.jpg ]
■背景
近年、カードの高機能化の進展により、金融カード類をはじめ多くのカード類は、発行に際し従来の約款などの法定書面だけでなく、キャンペーンチラシを始めとした多くの書類が封入されています。封入物の点数増加と封入パターンの複雑化により、発行会社は管理事務負担の課題を抱えています。また、金融機関以外のDMを送付している企業においても、IT化の流れにより、さらなるツールのデジタル化が求められると同時に、環境保護意識の高まりによる紙の削減も求められています。
凸版印刷はこれらの課題を解決するため、長年にわたり培ってきたBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)とセキュリティノウハウを活かし、封入物を電子化するサービス「デジフラ™」を開発。これまでの紙印刷物と異なり、速やかな改版差し替えが可能で、管理事務負荷の大幅な削減が見込めます。また、紙印刷物からの置き換えで郵送物の軽量化・削減も可能となり、印刷物作成コストと郵送コストの同時削減と、環境への配慮を実現します。
■「デジフラ™」の特長
・紙封入物から電子版に簡単に置き換えが可能、ユーザビリティの向上実現
凸版印刷のデジタルブック配信サービス「iCata(R)(アイカタ)」(※1)を活用し、数百パターンの封入物を一元管理できると同時に、封入パターンのデータからURLを生成、DMの宛名台紙などにQRコードを印刷します。
ユーザーはQRコードをスマホ等で読み取り後、告知情報にアクセスでき、DM内の封入物が減ることで、重要な情報や重要度の高い書類のみを確認できます。
また、従来は郵便料金等の制約で同封出来なかった書類もデジタル化によって配信可能なため、ユーザーに提供できる情報も増やすことができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/497/resize/d33034-497-485543-1.png ]
・デジタルチャネルへの誘因や、ユーザー属性に応じた封入パターンの細分化にも対応
デジタルチャネルへの誘因により、他の電子化サービスと合わせた包括的なWEBサービス構築が可能です。例えばWEB サイト上の電子化された印刷物を閲覧する際、アプリ登録やMyページへの登録、WEB明細登録(クレジットカードの場合)、追加機能の申し込みをしてもらうなど、ユーザー接点の拡大にも対応します。
また、カードの券種ごとに封入パターンの振り分けができ、ユーザーの属性に応じた細分化に対応します。今後は券種や性別、年齢などに合わせた封入パターンのさらなる細分化を目指します。
・印刷物製造コストと郵送コストの同時削減が可能
紙印刷物からデジタルブックへの置き換えをすることで、郵送物の軽量化を実現。印刷物製造コストと郵送コストの同時削減が可能です。デジタル化を推進するとともに、紙印刷物の削減により、環境への配慮を実現します。
■販売価格
価格:初期費15百万円~
※個別見積もりにて対応
■今後の目標
凸版印刷は本サービスを2020年10月8日(木)から販売を開始、2023年度までに10億円の売上を目指すとともに、凸版印刷の持つ紙印刷物のデザイン制作ノウハウおよびBPO関連事業を組み合わせたトータルソリューションを提供。金融業界をはじめ、ユーザーへの通知物発送業務のある業界全般への展開を想定し、本サービスのさらなる拡大を目指します。
(※1) iCata (URL:https://app.icata.net/web/ )サービス概要:凸版印刷のデジタルカタログシステムで配信される企業向けカタログ閲覧サービス。iCata掲載カタログは専用アプリ(iOS用/Android用/Kindle用/Windowsタブレット用)もしくはPCブラウザにてカタログ閲覧が可能。アプリは会員登録不要で利用可能だが、会員登録で端末間同期などさらに便利に利用ができる。2010年10月よりサービス開始で掲載企業数は1,000社以上、掲載カタログ数は10,000タイトル超。登録会員数66,000名(2020年8月末現在)。
*「デジフラ™」は凸版印刷株式会社が関連特許出願中です。
*「デジフラ™」は凸版印刷株式会社が商標登録出願中です。
* QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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