全国3箇所の日本山岳遺産認定地を発表

PR TIMES / 2014年10月24日 11時54分



インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)と、同社が2010年に設立した日本山岳遺産基金では、2014年度の「日本山岳遺産認定地」を発表しました。

■日本山岳遺産とは
日本山岳遺産基金が、地域の自薦に基づいて、当基金アドバイザリーボードの意見を参考に認定するもの。これまでに、アポイ岳(北海道)や早池峰山(岩手県)、大台ヶ原大杉谷(三重県)など、全13箇所を認定しました。
*日本山岳遺産基金アドバイザリーボード:田中文男(日本山岳協会顧問)、西本武志(日本勤労者山岳連盟会長)、山川陽一(日本山岳会)、野口健(アルピニスト)

■2014年度の日本山岳遺産認定地と認定団体
2014年度の日本山岳遺産認定地と認定団体は以下の通りです。

本年度は計8団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもとで、事務局で検討した結果、以下の3箇所となりました。各認定団体には、本年度中に基金事務局と調整のうえ、助成金を拠出します。併せて山と溪谷社の媒体を活用した広報支援を行う予定となっています。


●吾妻山(福島県)/吾妻山自然倶楽部
【山の概要】
一切経山(1949m)の火山噴火により生成された火山荒原と、オオシラビソを主とする亜高山性針葉樹林の原生林や、山地湿原や雪田草原、瀑布など、変化に富んだ景観を有しています。古くから山岳信仰が栄えた歴史的にも価値の高い山。日本百名山で磐梯朝日国立公園内の森林生態系保護地域にあたります。
【認定団体】
自然の荒廃に憂慮した地元の山岳関係団体代表者らにより、2013年に任意団体として設立。登山道周辺の荒廃裸地の植生復元のために、行政機関への提言や、一般市民のボランティアを募って11年間活動を続け、環境保全啓発に取り組んでいます。
【認定理由】
登山道の荒廃が進み、対策が急務ですが、吾妻山自然倶楽部が環境保全の呼びかけと、行政への働きかけを目的とした任意団体である性格上、復元作業に取り組むには、公募助成金の申請により原資を得る必要があります。
来年度に予定している酸ヶ平・姥ヶ地区と東吾妻山地区での荒廃地への播種と緑化ネット敷設作業のための、ネット購入費用を助成対象とします。


●鍬ノ峰(長野県)/長野県大町高等学校山岳部
【山の概要】
鍬ノ峰(1623m)は大町市の西に位置する、北アルプスや大町市街が眼前に一望できる前衛峰。ブナ、ミズナラ、リョウブなどの広葉樹が豊かで、シャクナゲが咲き誇る山としても、市民に親しまれています。
北側の登山道「仏崎大町高校ルート」が、2001年に同校創立100周年を記念して、高校生たちの手によって開かれ、現在も維持、整備が続けられています。
【認定団体】
2014年は生徒9人、顧問3人が活動。長野県山岳協会理事長としてジュニア登山や海外登山を先導してきた大西浩教諭が今年から顧問となり、その指導のもと、山岳部としての活動もさらに活発化するなか、鍬ノ峰大町高校ルートの整備の重要性が再認識されています。
【認定理由】
地域の里山を守るために高校生らが懸命に活動している点を評価。広く大町市民に愛される山ですが、なかでも「仏崎大町高校ルート」は開設以来、縦走登山ができるコースとして、市民が訪れています。
現在、整備費用は生徒会の部費や、クラブ員の自己負担で賄っていますが、器具の不足や老朽化から、買い替えが必要な時期。老朽化した道標の付け替え費用も含めて助成対象とします。

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