がん専門医のための論文キュレーションアプリ「ClinPeer」正式リリース
PR TIMES / 2025年1月27日 13時15分
専門医の業務効率化や臨床研究、教育を促進 がん治療の発展へ
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役 兼 執行役員社長 CEO:後藤 直樹、以下メドピア)は、がん専門医が監修する、専門医向けの論文キュレーションアプリ「ClinPeer」(https://clinpeer.medpeer.jp/)を2025年1月27日に正式リリースしました。本アプリでは、14領域74種のがん種ごとに、国内外の最先端の論文が日本語要約付きで配信され、効率的に情報の収集・活用を行うことができます。
「ClinPeer」のアプリダウンロードはこちら ※登録は医師・医学生のみ可能です。
iOS版:https://apps.apple.com/app/id6636467691
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.medpeer.clinpeer
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10134/515/10134-515-321479afde4c57df5fca36d77e4d18a8-2400x1260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- サービスの特長
「ClinPeer」は、Clinical=臨床とPeer=仲間の意味を持ちます。がん専門医のための論文キュレーションを軸とし、「専門医のための専門領域における臨床研鑽の場」となることを目指しています。特長は以下のとおりです。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10134/515/10134-515-35d82cb2a70a99b22bb217720f605550-2200x1237.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■希望のがん種だけを選べる、高いカスタマイズ性
国内外の主要ジャーナルに掲載された論文を、独自の検索式と重み付けに基づいて厳選し、14領域74種のがん種に分類。日本語要約付きで配信するため、英語を翻訳する手間が省けます。
■臨床に直結する解説コンテンツ
重要論文については、各領域の専門医による「論文解説」を提供し、その論文の意義や重要性、吸収すべきエッセンスを把握できます。
■開発研究から実臨床まで、広い薬剤情報を提供
新薬の臨床研究をはじめ、製薬企業が提供する薬剤の最新情報や臨床データを、効率的に専門医へ届けるサポートツールとしても期待されます。
- 情報収集の「効率化」「負担軽減」に医師から期待の声
2024年10月28日に「ClinPeer」の一機能である「論文キュレーション」のβ版をリリースし、メール配信を登録いただいた2,300人以上の医師の方々にサービスの先行体験を提供しました。この体験を通じ、「効率的な情報収集」ができる実感と期待のコメントが寄せられました。
<先行体験を利用した医師の声>
・普段の情報収集では漏れてしまった興味をそそる論文がたくさんありおもしろい。タイトルがとても読みやすく、効率的な情報収集ができる(40代 整形外科)
・このサービスはとても良い。普段情報収集していないから、こんなに興味ある論文情報が毎日来ると、読み切れなくて良い意味で困ってしまう(50代 泌尿器科)
・配信の時間が朝の通勤時間にあたり、通勤中に勉強できるのがありがたい。まとめてではなく日々数本配信されるので、配信論文数がちょうど良い(40代 呼吸器内科)
・最初は他の論文通知サービスと何が違うのか?と思ったが、関心のある情報だけが提供されるので非常に良い。ノイズが少ないのですっと必要な情報だけ取得できる。継続して利用している(40代 血液内科)
・興味のある分野や信頼性の高い論文が選ばれているため、検索にかかる手間が軽減されている。自分で読むべき論文を探すのは大変なので助かる。クリニックの医師など、チームを離れて個人で情報収集しないといけない先生などにはすごく喜ばれるのではないか(30代 耳鼻咽喉科)
- 提供開始の背景
メドピアでは、医師集合知プラットフォーム「MedPeer」を提供しています。場所や時間の制約なく医師が集合知を共有するプラットフォームとして、現在までに17万人以上の医師が登録しています。薬剤評価掲示板などの機能を備え、医師の知見を共有することで情報の平準化を図り医療の質の向上に寄与してきました。
各医療領域における情報収集の中でも特にがん治療においては、根治が難しい領域のため研究が日々行われており、最新情報を継続的に収集する重要性が増す一方です。しかし、医師の論文研究や教育・研鑽に充てる時間はひっ迫しています。2024年4月に施行された医師の働き方改革により時間外労働の上限規制が導入されたこともその要因の一つとされています。80%以上の大学病院において、「教育及び臨床教育の質の低下に懸念がある」と回答しているとの調査結果※1もあります。
また、がん専門医にとって、がん治療の情報が収集できる総合的なプラットフォームが少なく、自身の専門領域および関連する領域の情報収集には、メディアを複数利用せざるを得ない状況です。
こういった課題認識のもと、「ClinPeer」は、まずは論文を軸に、各種領域の医療情報を集約し、がん専門医が一つのプラットフォームで情報収集を完結できる世界を目指します。
※1 2023年4月18日 全国医学部長病院長会議「大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書」
https://ajmc.jp/news/2023/04/18/5051/
- 今後の展開
「ClinPeer」はがん治療のさらなる発展に貢献します。目下、がん専門医やがん治療に関わる医師が必要とする情報収集をさらに充実させるべく、対象とする疾患領域の順次拡大を行っています。将来的には、EBM※2のベースとなる「Evidence」収集支援と学んだエビデンスを臨床実践に繋げる「Practice」支援の両輪でサービスを展開する予定です。これらの取り組みにより、2025年12月末に会員数2万人を目指します。
また、がん専門医への効率的な情報提供を行うメディアが限られている現状を踏まえ、情報収集を望む医師と適切な情報を提供したい製薬企業をつなぐ新しいメディアの形を実現し、専門医と製薬企業の双方に価値を提供することを見据えて今後もサービスをアップデートしていきます。
※2 「Evidence-Based Medicine」の略称で、「根拠に基づく医療」の意味。
※本ニュースリリースに記載している会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
【メドピア株式会社 概要】https://medpeer.co.jp
社名 / 代表:メドピア株式会社 / 代表取締役 兼 執行役員社長 CEO 後藤 直樹
所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア8階
事業内容:医師集合知プラットフォーム「MedPeer」(medpeer.jp)運営、その他関連事業
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
クリニックのDX推進に向けた無料の新サービス「やくばとWeb問診」を提供開始
PR TIMES / 2025年1月29日 14時45分
-
高い腫瘍選択性を示す悪性黒色腫の標的アルファ線治療用薬剤を開発~安全で効果的な難治性悪性黒色腫の新規治療法として期待~
PR TIMES / 2025年1月28日 10時0分
-
TXP Medical、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の多施設研究におけるElectronic Data Capture(EDC)システムの構築業務を受託
PR TIMES / 2025年1月22日 15時40分
-
がん医療のエキスパートによる最新のがん医療情報を提供。2025年、年間約40回に及ぶがん医療情報オンラインライブ配信セミナーを共同開催
PR TIMES / 2025年1月18日 17時40分
-
エクスメディオ、最高医療責任者(CMO)に飯塚聡介医師・医学博士が就任
PR TIMES / 2025年1月6日 16時45分
ランキング
-
1「間違った断熱」で電気代がかさむバカらしさ…職人社長が「一戸建てはエアコン1台で十分温まる」と断言する理由
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
2日銀の追加利上げで加速、勝者なき「預金争奪戦」 1年定期で金利1%の大台を突破する銀行が続出
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 7時20分
-
3「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
4「おひとりさまツアー」は割高なのに、なぜ利用者が増えているのか “自己紹介なし”の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月30日 6時20分
-
5コメ価格の上昇一服、販売量増加 備蓄放出で値下がりも
共同通信 / 2025年1月29日 16時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください