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遺伝子組み換え高オレイン酸大豆の表示義務緩和を懸念  生活クラブ連合会が表示の継続を求めるパブリックコメントを提出

PR TIMES / 2021年11月25日 20時15分

国内流通が見込まれる「遺伝子組み換えからしな」の確実な表示も求める

消費者庁から、食品表示基準の一部改正案についてパブリックコメントが11月26日まで募集されました。そのうち遺伝子組み換え表示制度についての提案は、(ア)「遺伝子組換えからしな」を表示義務の対象に追加する、(イ)高オレイン酸大豆について「高オレイン酸」であることは表示義務の対象から除外する、の2点です。

生活クラブ生協連合会(本部:東京都新宿区、会員生協:33生協・1連合会、組合員数合計:約41万人)は、これらの改正に対する意見を消費者庁に提出しました。提出した意見は次の通り。

遺伝子組み換え表示制度の改正についての意見

(ア) 遺伝子組換え表示の義務付けの対象農産物に「からしな」を追加することについては、遺伝子組換えからしな由来の食品の国内流通が見込まれることに対し、食品としての安全性ならびに生物多様性への影響の面から、大いに懸念しています。「からしな」を遺伝子組み換え表示義務の対象とするのは、当然です。確実に表示してください。

(イ) 「高オレイン酸」を特定遺伝子組換え農産物の形質から削除するのは、時期尚早です。高オレイン酸遺伝子組み換え大豆は、従来の大豆と組成、栄養価等が著しく異なることから、「特定遺伝子組換え農産物」と位置づけられ、遺伝子組み換え表示はもちろんのこと、消費者への情報提供という観点から、組成・栄養価が変わっていることと併せて表示することが義務付けられてきました。また、遺伝子組み換え食品の安全性審査のなかでは、従来の大豆は長きにわたる食経験があることから、従来の大豆と組成、栄養価等が同等な遺伝子組み換え大豆は安全とみなされています。高オレイン酸大豆が従来育種によって生産可能になったとはいえ、本格的な栽培が始まったのは昨年のことで、食経験はほとんどありません。このように食経験のない大豆を従来の大豆と位置付けるのは、遺伝子組み換え食品の安全性審査の根幹をも揺るがしかねないと考えます。高オレイン酸は特定遺伝子組換え農産物の形質のままとし、栄養価が変わっていることについて消費者への情報提供を続けるべきです。

以上

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