ゾウと人間の軋轢を解決する養蜂事業に取り組む新会社「Co-Exist Wildlife Ltd.」をケニアで設立
PR TIMES / 2024年5月31日 11時15分
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株式会社ボーダレス・ジャパン(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:田口 一成、以下「ボーダレス」)は、フェローの米田 耕太郎がケニア共和国にて野生動物と人間の軋轢を解決する養蜂事業に取り組む新会社「Co-Exist Wildlife Ltd.」(本社:ケニア ナロック県、代表取締役社長:米田 耕太郎、以下 Wildlife)を2024年5月に設立したことをお知らせします。
■Co-Exist Wildlifeの概要
社 名:Co-Exist Wildlife Ltd.
所在地:ケニア ナイロビ県
設 立:2024年5月
代 表:米田 耕太郎
事 業:ゾウと人間の軋轢を解消する養蜂事業
URL:https://www.borderless-japan.com/social-business/wildlife-ventures/
公式X:https://x.com/co_e_wildlife
公式instagram:https://www.instagram.com/coexist_wildlife/
新会社「Co-Exist Wildlife」設立の背景
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21621/520/21621-520-9f30a56fba045e85209476276d37764e-1024x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Wildlifeは、環境保全と社会経済が両立する世界を実現するため、人と野生動物の軋轢をビジネスを通して解決することを目指しています。そのために取り組んでいるのが、養蜂事業です。野生動物の中でも特にゾウが本能的に苦手とする蜂を活用し、ゾウが農地に侵入して作物や人々に被害をもたらすことを防ぎます。養蜂事業を通して、地域課題の解決だけでなく農家を支援するビジネスモデルを目指します。
現在、ケニアでは多くの農家がゾウによる被害に悩まされています。農作物被害により地元住民の収入が減少するだけでなく、民がゾウに襲われる人的被害も発生しています。その一方で、農作物や人間に危害を加えるゾウが地域住民によって年間50頭~120頭ほど射殺され、個体数が減少している現状があります。こうしたゾウと人間の対立はケニアだけでなく、アフリカ・アジアの各地で問題となっています。
Wildlifeは、ハチを苦手とするゾウの習性を利用し、養蜂箱フェンスを設置することで問題解決に取り組みます。養蜂箱フェンスの設置によりゾウの侵入を防ぎながら、ハチミツやハチ毒を生産し、農家の収入安定とゾウの個体数を増加させる取り組みを地域住民と共に推進してまいります。
Wildlifeの養蜂事業の特長
1. 養蜂箱を等間隔に置き、ゾウの侵入を妨ぐ「養蜂箱フェンス」
ゾウの皮膚は約2センチと分厚い一方で、鼻や口、耳の中の皮膚は非常に薄く、ハチに刺されると激痛が走るため、その羽音を聞くと逃げ出す習性があります。この習性を利用し、ハチが入った養蜂箱をフェンスのように等間隔に並べて置くことで、農地へのゾウの侵入を防ぐことができます。
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設置した養蜂箱
2. 「養蜂箱フェンス」で農家の収入を安定させ、ゾウの個体数も増加
「養蜂箱フェンス」の設置により、ゾウによる農作物の被害が減少し地域住民は十分な農作物の収穫が見込めます。また、養蜂箱フェンスではハチミツやハチ毒などの副産物を生産することができるため、ハチミツやハチ毒を販売をすることが可能です。地域住民によるゾウへの攻撃も減少し、ゾウの個体数も増加する見込みです。
3. 「住民参加型」ビジネスで持続可能な取り組み
Wildlifeは、地域住民と一緒に取り組む「住民参加型」のビジネスを行うことで、住民の課題への意識を高め、一時的な支援ではなく持続可能な取り組みを実現します。
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地域住民と米田
■Co-Exist Wildlife Ltd.代表、米田耕太郎からのコメント
5年前に初めてアフリカに渡航してから、自分の好きと情熱を追求しつつ、社会課題解決にも貢献できる道をずっと模索してきました。ニッチな分野ではありますが、ゾウと人間の対立の解決はケニアでは大きな社会課題と言われ、近年の人口増加や経済発展と合わせて課題解決が急がれています。一緒に頑張ってくれるメンバーや、応援していただいている皆さんに感謝しつつ、5年以内にケニア国内での養蜂箱フェンス実装を終え、他のアフリカ・アジア諸国にも事業を広めることを目標に、日々努力してまいります。
◆プロフィール
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21621/520/21621-520-d36d1498aafee8f881d829bedda48f0c-359x427.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
米田耕太郎
1996年、青森県生まれ。
大学で生物学を専攻しつつ、1年休学してアフリカ数カ国に滞在し、野生生物保全やコミュニティ開発に関わるボランティア・インターンに従事。帰国後は「アフリカについてもっと知りたい」という思いから大学院へ進学。大学院卒業後は「自分のやりたいことが既存の組織の中にはない」と感じたため、自分でやりたいことをカタチにしていく社会起業家を志す。22卒でボーダレス・ジャパンに入社。クラウドファンディング「For Good」でキュレーター・カスタマーロイヤリティを担当後、23年9月からケニアに渡航し、Co-Exist Wildlife Ltd.を創業。
◆noteでは、代表 米田のインタビューを公開しています。
詳細を見る
Co-Exist Wildlifeについて
https://www.borderless-japan.com/social-business/wildlife-ventures/
2024年5月に「人と野生動物の軋轢をビジネスを通して解決する」をミッションに立ち上がった、ゾウと人間の軋轢をなくす養蜂事業。ハチを苦手とするゾウの習性を利用し養蜂箱フェンスを設置することで、農地へのゾウの侵入を防ぎつつ、生産したハチミツやミツロウの販売を通して農家の収益増を実現する。ゾウをはじめとする多くの野生動物が生息するケニアで事業に取り組む。
株式会社ボーダレス・ジャパンについて https://www.borderless-japan.com/
社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月設立。貧困・環境・教育・地方の過疎化など、様々な社会問題を解決する50以上の事業を世界14ヵ国で展開・2023年度の売上は86億円を超える。社会起業家を次々と生み出すビジネスモデルを評価され、「グッドデザイン賞 ビジネスモデル部門(2019)」「大切にしたい会社大賞・審査員特別賞(2019)」「CSA賞~20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業~」を受賞。2023年10月、社会課題解決を次のステージに進めるべく新パーパス「SWITCH to HOPE 社会の課題を、みんなの希望へ変えていく。」を発表。より多くの人が、ともに良い社会を目指すための仕組みづくりを目指す。
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