1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

イエメン紛争 教師と子どもたちが空爆の犠牲に ユニセフ事務局長声明 【プレスリリース】

PR TIMES / 2015年8月20日 14時35分

献身的な活動を踏みにじる戦闘を強く非難



[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/538/resize/d5176-538-500373-0.jpg ]



※ 本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が翻訳したものです。
※ 原文は、http://www.unicef.org/media/media_82946.htmlでご覧いただけます。

【2015年8月19日 ニューヨーク発】

ユニセフ(国連児童基金)のアンソニー・レーク事務局長は、18日夜のアムランへの空爆により、献身的に活動する教師とその子どもたちが犠牲になったことを受け、以下の声明を発表しました。

「昨夜(18日夜)、サヌアから少し北に位置するアムランの町で教師たちの職場が空爆に遭い、13人の教師とその子ども4人が、イエメンで続く紛争の最も痛ましい犠牲者となってしまいました。そして、子ども一人を含む20人が負傷しました。

教師たちはこの残忍な紛争で学年を修了できなかった何千人もの子どもたちのために、試験の準備をしようと集まっていたところでした。勤務時間後に子どもたちを連れて集まり、戸外で遊ばせたりしながら作業をしているときに、爆弾が投下されたのです。献身的な活動が、一瞬にして、理不尽な流血の惨事となりました。

この恐ろしい攻撃は、人道的な活動を行う人々の貢献と、彼らが働く神聖な場所を守るために定められた「世界人道デー」の前夜に起こりました。アムランへの攻撃は、「世界人道デー」の意味を踏みにじるものです。

[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/538/resize/d5176-538-851386-1.jpg ]



イエメンでは今年3月に戦闘が激化して以来、毎日平均8人の子どもが死傷しています。紛争は、いま子どもたちに恐ろしい影響を与えるだけでなく、この国の未来に、長期にわたって暗い影を落とします。ユニセフは、今年末までに180万人の子どもたちが栄養不良の状態に陥る可能性があり、1,500万人以上が基本的な保健ケアさえ受けられず、学校の閉鎖で180万人の子どもたちが教育を中断され、安全な水と衛生施設を利用するのが難しい人は、2,000万人以上に上っていると見積もっています。

直接的な攻撃であろうと、栄養不良や病気であろうと、教育の欠如や恐ろしい体験によるトラウマであろうと、紛争によって子どもたちが犠牲になってよい国や社会などあるはずがありません。イエメンやナイジェリアだけでなく、シリアやスーダン、南スーダン、イラク、ウクライナ、ソマリア、中央アフリカ共和国、また、紛争によって分断されたその他の国々でも、あらゆる世代の子どもたちが犠牲となっています。

この世界人道デーを、自分たちが始めたわけではない残忍な紛争によって命を落とした子どもたち、また、子どもたちのために尽くした人々を悼む最後の日としなければなりません」

* * *

日本ユニセフ協会では、イエメンなど人道危機下にある国や地域で行われているユニセフの支援活動を支えるため、ユニセフ『人道危機緊急募金』を受付けております。


[表: http://prtimes.jp/data/corp/5176/table/538_1.jpg ]



■報告書『イエメン:脅威に晒される子ども時代(原題:Yemen: Childhood Under Threat)』
http://j.mp/1Lk8R9E にてダウンロード頂けます(英語)

■関連動画

[動画: http://www.youtube.com/watch?v=hVSCFcgZhB8 ]



* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください