令和5年度(第74回)芸術選奨にて、柴崎友香氏(『続きと始まり』著者)が文部科学大臣賞を、高瀬隼子氏(『いい子のあくび』著者)が同新人賞をダブル受賞!
PR TIMES / 2024年3月4日 1時40分
昨年集英社より刊行された文学作品の著者お二人が、令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞を、その作品の功績によってそれぞれ受賞することが決定いたしました。
◆柴崎友香氏:芸術選奨文部科学大臣賞 著書『続きと始まり』の功績により
[画像1: https://prtimes.jp/i/11454/547/resize/d11454-547-2ec452347e23c3d4ad2b-0.jpg ]
【書籍情報】
書名:『続きと始まり』
著者名:柴崎友香
発売日:2023年12月5日
定価:1,980円(10%税込)
四六判ハードカバー 344ページ
ISBN 978-4-08-771856-0
https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/tuzukitohazimari/
【あらすじ】
日本を襲った2つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女3人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
【著者略歴】
柴崎友香(しばさき・ともか)
1973年大阪府生まれ、東京都在住。大阪府立大学卒業。1999年「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞を受賞。2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。その他に『パノララ』『千の扉』『待ち遠しい』『百年と一日』ほか、エッセイに『よう知らんけど日記』など、著書多数。
◆高瀬隼子氏:芸術選奨文部科学大臣新人賞 著書『いい子のあくび』の功績により
[画像2: https://prtimes.jp/i/11454/547/resize/d11454-547-1d7c8dffe58c3bad1367-1.jpg ]
【書籍情報】
書名:『いい子のあくび』
著者名:高瀬隼子
発売日:2023年7月5日
定価:1,760円(10%税込)
四六判ハードカバー 176ページ
ISBN 978-4-08-771836-2
https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/iikonoakubi/
【あらすじ】
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ? 「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作「いい子のあくび」の他、結婚の形式や幸せとは何かを問う「末永い幸せ」など、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちを描いた3話からなる短編集。芥川賞受賞第1作。
【著者略歴】
高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞し、翌年同作でデビュー。2021年『水たまりで息をする』で第165回芥川賞候補に。2022年『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞。
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