【そごう千葉店】一四代 平戸窯悦山 展

繊細優美、精巧緻密

「三川内焼」は「平戸焼」ともいわれ、有田焼、波佐見焼に次ぐ古い磁器産地で、約400年の歴史を持ち長崎県佐世保市に窯場を構えています。平戸藩御用窯として代々献上陶磁器を作ってきた「平戸窯悦山」の一四代窯主平戸悦山（今村 均氏）の平戸菊花飾細工・捻り細工技術は、継承し発展させた高度な工芸技術として、2014年に佐世保市指定無形文化財に指定されました。
透き通るような薄手の白磁の美しさと、人の手が作った独特の温かみのある作品約40点を展示いたします。



■会期：3月17日（火）～23日（月）
■会場：そごう千葉店7階＝美術画廊
■時間：午前11時～午後7時　※最終日は午後４時閉場
※新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、お客さまならびに販売員の健康と安全を考慮し3月31日（火）まで営業時間を午前11時～午後7時に変更させていただいております。
※表示価格は本体価格に10％の消費税を加えた「お支払い総額（税込価格）」となっております。

【菊飾り　虫かご】

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天草陶石の磁土（粘土）を原料に、ヘラや指先を用いて手捻りし造形する三川内焼伝統の捻り細工技術を用い、成形から焼き上げまでの全ての収縮を目算し一体で焼き上げた、超絶技巧の逸品です。
虫かごの中には、茄子と番いの鈴虫が据えてあります。土台と脚は轆轤づくりし、支えの脚はくりぬき、削り仕上げします。手捻り細工によって茄子を作り、番いの鈴虫を作り据えます。直径約２ミリの竹ひご状に伸ばした粘土を周囲約70本で丸屋根の柱にしています。湿度や気温、乾燥、焼成のすべての精妙さが合致した時が完成です。

【菊飾り こまつなぎ香炉 】

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独楽つなぎや駒つなぎと云われる幾何学模様の吉祥文様を火屋や三つ足にも続き柄で図案化し彫っています。平安時代から邪気を払う力があると信じられている菊花を中央に飾りました。

【菊尽しボンボン入れ】

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【白菜蟋蟀香炉】

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【白龍】
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【菊飾のし押え】

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【菊蓋付煎茶】

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【青海波湯呑み】

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【舌出三番叟人形】

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【三稜皿】

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ロクロで挽いた素地を型に被せて沿わせ余分な縁を切り取り造形します。ロクロ成形による正円を基礎としながらも、ロクロだけでは作ることができない造形です。
【花瓶】

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【酒器 二口燗・天目型ぐい吞み】
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【酒器　轆轤目徳利・天目型盃】
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【四方押し菓子鉢】
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一四代　平戸窯悦山（今村 均氏）略歴


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1942年　長崎県東彼杵郡折尾瀬村（ 現・佐世保市三川内町）生まれ
1961年　陶技術向上のため陶芸家 高鶴夏山に師事　一二代悦山 今村鹿男の指導を受ける
1993年　「菊摘手桶水指」長崎県立美術博物館収蔵
2006年　「lotus」イタリア共和国フィレンツェMuseo di Doccia（ジノリ美術館）収蔵
2014年　「捻り細工技術」佐世保市指定無形文化財 指定
2017年　「一四代平戸悦山 KAKUFUSA展」／大阪 藤田美術館　
2019年　天皇陛下御即位を祝する献上品に白磁細工「菊花 虫かご」が選定

一五代嗣　今村 ひとみ氏 来場予定

会期中は常駐し、作品のご案内をいたします。
■来場期間・時間：3月17日（火）～23日（月）午前11時～午後5時、最終日は午後4時まで

略歴
1976年　長崎県佐世保市三川内町生まれ
1995～1998年　有田窯業大学校
1998年　家業に従事、父 一四代平戸窯悦山 窯主 今村 均に師事
2015年　第55回全国推奨観光土産品審査会　舌出三番叟人形　推奨品認定

※表示価格は本体価格に10％の消費税を加えた「お支払い総額（税込価格）」となっております。

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