土井善晴さん、大ベストセラー本のテーマ「一汁一菜」への道のりを優しく伝える初めての新書、『一汁一菜でよいと至るまで』(新潮新書)本日発売!
PR TIMES / 2022年5月18日 13時45分
料理研究家の土井善晴さんによる『一汁一菜でよいと至るまで』(新潮新書)を本日5月18日に新潮社より発売いたします。すでにベストセラーとなっている『一汁一菜でよいという提案』(新潮文庫)で伝えてきた思想に至るまでのユニークな道のりが、わかりやすく書かれています。
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<ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまで >
「一汁一菜でよい」という、家庭料理における斬新なスタイルの提案は、毎日の料理にプレッシャーを感じる人たちにとって大きな励ましとなりました。『一汁一菜でよいという提案』は長期にわたる大ベストセラーとなっており、その反響はまだまだ広がっていくことでしょう。 根源的で画期的なこの「提言」は家庭料理に革命的な変化をもたらしたといえます。それでは、そこに至るまでの土井さんの半生と思考の過程とは、どのようなものだったのか――この本には、料理人として、その後は料理研究家として積み重ねてきた様々な経験と試行錯誤がいきいきとつづられています。
<聞いてみたかった、土井善晴さんの料理人生!>
1957 年、日本の家庭料理に大きな影響をあたえたテレビ番組『きょうの料理』(NHK)が始まった年に、土井さんは生まれました。この番組に出演し、「おふくろの味」という言葉を生み出した料理研究家の父、土井勝の背中を見て育ち、だからこそ、うかつに料理の世界には入れなかった少年時代。料理の道を志し、自分を変えようと旅立った先は、スイスやフランスの厨房でした。帰国後は日本料理の修業に打ち込み、父の料理学校の先生に。
――具沢山の味噌汁、ご飯、そしてお漬物があれば大丈夫。「一汁一菜」に至るまでの修業、出会い、発見、迷いの数々。テレビでおなじみの笑顔にこめられた、料理への真摯な思いが、土井さん自身の足跡を辿ることで見えてきます。すべては「人を幸せにする料理」へと、つながっていくのです。
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■著者コメント
一九五七年生まれの私は、料理のことばかりに携わる人生を過ごしてきました。それをまとめたのがこの新書です。どうして「一汁一菜」というスタイル、思想に至ったのか、その思考の流れをまとめる結果になりました。連載の企画が出てから五年、「一汁一菜」を最も必要とする、働く世代が読む新書という形になり、嬉しく思っています。簡単に、当たり前に、人生を豊かにする「一汁一菜」に、難しいことは何もありません。それに「失敗」ということもありません。その日の挑戦の結果が伴わなかった、というだけ。誰もが成長途中ですから、大丈夫。
料理という行為、それを日常にする「一汁一菜」というスタイルを武器にして、幸せになってください。それが私の願いです。
■目次
まえがき:一汁一菜でよいと私が思うに至るまで
第一部:料理は一生のもの――父、土井勝の名の陰で
第二部:料理って、こういうことなんだ――フランスでの料理修業
第三部:料理の「顔」と「目的」を見極める――「味吉兆」で学んだこと
第四部:家庭料理とは、無償の愛です――料理学校で教える立場に
あとがき:料理をなめてはいけない
■著者紹介
1957 年、大阪府生れ。料理研究家、「おいしいもの研究所」代表。十文字学園女子大学特別招聘教授。東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。著書に『一汁一菜でよいという提案』(新潮文庫)など多数。
■書籍データ
【タイトル】一汁一菜でよいと至るまで
【著者名】土井善晴
【発売日】5月18日
【造本】新潮新書
【本体定価】902円(税込)
【ISBN】978-4-10-610950-8
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/610950/
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