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文化財防火デーを前に高槻市の三輪神社で消防訓練

PR TIMES / 2025年1月23日 18時15分

消防隊員や神社関係者が消火訓練や文化財の搬出訓練を実施



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118013/556/118013-556-fcdaadbc80e4ca91c704ce125ee8e6ab-3753x2247.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



令和7年1月23日(木曜日)、高槻市内の三輪神社(富田町四丁目)で、火災や震災から文化財を守ることを目的に定められた1月26日の「文化財防火デー」を前に、市消防本部の消防隊員、同神社関係者、地域住民ら約40人が参加して消防訓練を実施。消火訓練、文化財の搬出訓練など、災害から文化財を守るための訓練を行い、いざという時の備えを強化しました。


文化財防火デーは、昭和24年1月26日に現存する世界最古の木造建造物である奈良県法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したことをきっかけに昭和30年に制定。1年のうちで最も火災の起こりやすい1、2月に文化財の防火設備の点検・整備、消防演習などを実施することで、文化財を火災や震災などの災害から守るとともに、文化財愛護への関心を高めてもらうことを目的としています。本市でも、毎年、文化財防火デーにあわせて、消防本部と寺社関係者が協力して文化財防火訓練を行っていて、今年は市内計6カ所の寺社で実施。この日、訓練が行われた三輪神社は、銘酒の産地として知られる富田地区に位置し、醸造の神様として信仰を集めています。同神社に伝えられている、寛永14(1637)年に龍渓(りょうけい)禅師が同神社再興のために寄進を募った奉加帳や寛延2(1749)年に修復された社殿などは平成17年に本市の有形文化財に指定されています。訓練は、消防隊員、同神社関係者、地域住民ら約40人が参加し、自動火災報知設備のベル鳴動を合図に開始。社殿からの出火を発見した同神社関係者が119番通報をしたあと、文化財の搬出訓練、消火器を使用した初期消火訓練を実施しました。その後、通報を受けた消防隊員ら12人が計4台の消防車で現場に急行。現場到着後、直ちに放水し消火活動を実施しました。訓練終了後、森中消防署長は「文化財の火災原因として多い「放火」を防ぐために、放火防止対策の徹底や、喫煙や子どもの火遊びなどに対する火気管理の徹底が重要です。今回の消防訓練を通して、防火意識を高めていただければと思います」と呼びかけていました。訓練は1月24日(金曜日)に慶瑞寺で、25日(土曜日)に本照寺でも実施予定です。

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