築約60年の住まいが高断熱・高耐震住宅として現代によみがえる 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト『再生匠家 岐阜西濃の家』
PR TIMES / 2023年3月16日 18時45分
「森を守りたい」 国産材100%と自然素材、職人の技にこだわった戸建住宅リノベーション
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、地域に根差した工務店として岐阜市で住宅建築業を営む株式会社WOODYYLIFE(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:石橋 常行)と共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト(※1)として、『再生匠家 岐阜西濃の家』に取り組み、完成したことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6735/557/resize/d6735-557-989d519d51b732fc45f1-0.png ]
本物件は、岐阜県本巣郡北方町の旧街道沿いの住宅地の一画に建つ築約60年の住まいを地元の無垢材や漆喰など国産材100%の自然素材にこだわってリノベーションを実施した戸建住宅です。一般的な新築住宅の「断熱」と「耐震」性能(※2)を上回る性能向上はもとより、7部屋あった小部屋をまとめて大空間にし、使いづらさを解消。匠の技で「古いを活かし、価値を高める」住まいづくりで健康に心地よく豊かな暮らしの提案をリノベーションで実現しています。
高い断熱性能を実現するために、住まいの中で熱の流出入が最も多い「窓」や「ドア」にはYKK APの高性能樹脂窓「APW 330」、大開口スライディング「APW 511」と、断熱スライディングドア「コンコード S30」を採用。住宅の断熱性能は改修前の約8.5倍に向上しました(UA 値:改修前3.52 W/平方メートル ・K ⇒ 改修後0.41 W/平方メートル ・K)(※3)。冬場の室内での体感温度が概ね13℃を下回らないとされるHEAT20 G2相当(※4)をクリアすることで、冬場のヒートショックのリスクを軽減し、健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現。22年10月に新設された断熱等性能等級6(6地域基準:UA値0.46 W/平方メートル ・K)もクリアしています。
耐震性能向上では、YKK APの開口部耐震商品「FRAMEII」を採用し、開口部の耐力壁量を増やし、耐震性能を高めました(改修前 評点0.61⇒改修後 評点2.09)(※5)。
SDGsの観点からも、住まいの選択肢として、新築や建て替えではない、リフォームやリノベーションの重要性が指摘されています。日本のストック住宅市場の流通活性化と、そのベースとなる住宅の断熱化や耐震化も強く求められる中、本取り組みを通じて、持続的な住環境の構築に貢献していきます。
■『再生匠家 岐阜西濃の家』物件概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/6735/table/557_1_22a7ea54946db10fa8b3d003a587b8c8.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/6735/557/resize/d6735-557-e1627b66c19cf78314bb-1.png ]
■高い断熱性能で健康・快適と省エネを届ける
窓は、アルミサッシ+単板ガラス窓から、高い断熱性能の樹脂窓「APW 330」とアルミ樹脂複合構造で大開口を実現する「APW 511」に交換。
壁・屋根・基礎の断熱工事も行い、住宅全体の断熱性能や省エネ性能が、大きく向上しています。玄関は断熱スライディングドア「コンコード S30」を採用し引戸ならではの使い勝手のよい玄関となっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/6735/557/resize/d6735-557-cc77b1f0ef46398646fe-2.png ]
■高い耐震性能で安全・安心を提供
YKK APの開口部耐震商品「FRAMEII」門型を1カ所に使用。開口部の耐力壁量を増やし、断熱と耐震を同時に実現しています。耐震診断シミュレーションの評点は、リノベーション前の[0.61]がリノベーション後には[2.09]となり、建築基準法で定められた1.5倍強の強さを持つ耐震等級3相当の強度となり「震度6強でも倒壊しない」耐震性能を実現しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/6735/557/resize/d6735-557-9ab7b1c77c788af71b3b-3.png ]
※1:全国各地のリノベーション事業者とYKK APが連携して、既存戸建住宅に「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションを施して、住まいの価値が「窓・開口部」でかえられるかを実証するプロジェクト。2017年度以降19物件を展開し、本物件が20物件目になります。なお、この取り組みは「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」無差別級部門で最優秀賞を受賞しています。
※2:断熱は平成28年省エネ基準(当地ではUA値0.87W/平方メートル ・K)、耐震は耐震等級1(上部構造評点1.0)を上回る。
※3:「YKK AP住宅省エネ性能計算ソフト」によるシミュレーション結果。
※4:「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が提示している、「エネルギー」「環境の質」「コスト」がバランスよく調和した住宅を目指すための断熱推奨水準。G1、G2、G3などの水準が地域別に定められている。
※5:木造住宅の耐震診断・補強設計ソフトウェア「ホームズ君 耐震診断Pro」一般診断法による結果。
<参考情報>
「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」の裏側を紹介しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/6735/557/resize/d6735-557-f27fd5bd1ec7a9fb138f-4.jpg ]
YKK APと住宅事業者が一緒に取り組む 「戸建性能向上リノベーション」
“断熱性能”と“耐震性能”の向上にこだわる理由。
https://prtimes.jp/story/detail/vBdyOyu61jx
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