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10月15日は「世界手洗いの日」 石けんを使った正しい手洗いは子どもの健康を守る最も有効な方法 【プレスリリース】

PR TIMES / 2015年10月15日 11時43分

世界中で手洗い促進イベントを実施



[画像1: http://prtimes.jp/i/5176/576/resize/d5176-576-880414-1.jpg ]



※ 本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が翻訳したものです。
※ 原文は、http://www.unicef.org/media/media_85815.html にてご覧いただけます。

【2015年10月15日 ニューヨーク発】
本日10月15日は「世界手洗いの日」です。ユニセフは、石けんを使った手洗いは子どもの健康に有効であることが証明されているにも関わらず、その普及率は多くの国で危険なほど低いと報告しています。

先月、「持続可能な開発目標(SDGs)」が国連総会で採択されました。衛生の問題を初めて国際的課題として扱ったSDGsは、その目標の一つに、2030年までに適切で公平な衛生施設へのアクセスを実現することを掲げています。

「飲料水の確保やトイレへのアクセスと合わせて、石けんを使った手洗いなどの衛生習慣は、水と衛生分野の目標実現を支える重要な柱です」と、ユニセフの水と衛生部門部長のサンジャイ・ウィジェセケラは述べました。「たとえば助産師が手を洗っていなかったら、恐ろしい病原菌をうつしてしまうことがあるように、誕生のときから乳幼児期、学齢期、さらにその先も、子どもの健康に手洗いは不可欠です。手洗いは、私たちにできる、最も安価で、シンプルで、有効な健康を守る方法なのです」

世界的に見ても、最も子どもの死亡率が高い地域であるサハラ以南のアフリカでは、手洗いの普及率は非常に低く、ユニセフとWHOの最新の報告書によると、有効なデータを持つ38カ国中、最も高い国でも50%に留まっています。

[画像2: http://prtimes.jp/i/5176/576/resize/d5176-576-899063-3.jpg ]



保健施設でさえ、手洗い場が設置されていないこともあります。アフリカ地域において、500メートル圏内に利用可能な水源がない保健施設は、全体の42%に上っています。

また、国連の最新の推計によると、毎日下痢で亡くなる1,400人の子どものうち800人以上の死は、安全な水やトイレ、衛生習慣に起因していると見積もられています。生まれて1カ月未満の新生児は、手洗いをしていない汚れた手から感染する病気に特にかかりやすいのです。

今年で8回目を迎えた「10月15日の世界手洗いの日」を記念して、世界各地で特に子どもたちに石けんを使った正しい手洗いの大切さを伝えるさまざまな取り組みが行われます。


コンゴ民主共和国:1,500校の30万人の生徒を対象に、手洗いに関する絵のコンテストを実施。手洗い啓発のメッセージは、5,500の村で暮らす300万人に届けられます。
ハイチ:“きれいな手チームVS汚れた手チーム”によるサッカー試合イベントのほか、パレード、コミュニティラジオでの公共広告、歌や詩、絵のコンテスト、公共の場での手洗いの実演などを通じて、手洗いの啓発をします。
キリバス:94の小学校、24の中学校、そして16の高校の生徒が手洗い活動に参加。生徒たちはポスターやバナーを制作したり、歌やダンス、劇、スピーチなど、さまざまな方法で手洗いの促進活動を行います。
スリランカ:スリランカ政府は、1週間をかけた学校間の交流学習を予定しています。ユニセフの南アジア地域大使でありクリケット選手のサチン・テンドルカールも手洗いの大切さを伝える活動に参加する予定です。
ベトナム:子どもたちが石けんを使った正しい手洗いを家庭で広めることを促進するイベントに、8,000人の子どもたちが参加する予定です。


* * *

[画像3: http://prtimes.jp/i/5176/576/resize/d5176-576-609402-2.jpg ]



「世界手洗いの日」について
国際衛生年の2008年、ユニセフなど水と衛生の問題に取り組む国際機関や大学、企業など13の組織から成る「石けんを使った手洗いのための官民のパートナーシップ」により、制定されました。世界では、年間590万人もの子どもたちが5歳の誕生日を迎えずに命を失い、その原因の約半数は肺炎や下痢、マラリアなどの予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗えれば、下痢や肺炎を防ぎ100万人もの子どもたちの命が守れるといわれています。

ユニセフ「世界手洗いの日」プロジェクトについて
日本ユニセフ協会は、日本の子どもたちに正しい手洗いの大切さを楽しく伝え、世界の子どもたちが直面する保健や衛生の問題を知っていただくために、2009年プロジェクトを発足。「手をあらおう。手をつなごう。」の合言葉のもと、ダンサーの森山開次さん振り付けによる「世界手洗いダンス」を制作し、森山さんと同じくボランティアとして協力いただいているルー大柴さんはじめ多くの著名人の方々のご協力もいただきながら、楽しく手洗いの習慣を身につけてもらうための活動を行っています。 http://handwashing.jp/
2015年も、10月~12月にかけて、10県40カ所以上で、正しい手洗いを伝えるイベントを行います。

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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