「柔軟性を有する結晶性グラファイトによる高熱伝導シートの開発と実用化」の功績に対し、「大河内記念生産賞」を受賞

PR TIMES / 2013年2月15日 19時26分



パナソニック株式会社は、「柔軟性を有する結晶性グラファイトによる高熱伝導シートの開発と実用化」の功績に対し、財団法人 大河内記念会から「第59回大河内記念生産賞」を受賞しました。贈賞式は、2013年3月22日(金)に日本工業倶楽部にて行われます。

【受賞内容】
業績名:
「柔軟性を有する結晶性グラファイトによる高熱伝導シートの開発と実用化」
受賞者:
パナソニック株式会社 
受賞理由:
高分子フィルムを出発材料として、非常に高い熱伝導性を有する結晶性グラファイトを柔軟性のあるシートとして製造する技術を世界で初めて開発、スマートフォン、タブレット等で必須の熱対策部材としての地位を確立したことが高く評価されました。

▼PGSグラファイトシート
http://panasonic.co.jp/company/r-and-d/technology/topics/pgs/
▼PGSグラファイトシート/時代が求める最先端素材。高熱伝導素材が未来を拓く。
http://panasonic.net/id/jp/r-and-d/approach/sp01/
▼法人向け商品サイト:素材・材料-PGSグラファイトシート
http://industrial.panasonic.com/www-cgi/jvcr13pz.cgi?J+PZ+2+AYA0002+0+4+JP

【開発内容】
開発の背景:
1990年代以降、携帯電話などのモバイル電子機器の軽薄短小化、高機能・高性能化が急速に進む中、半導体などからの発熱をいかにして逃がすかが大きな課題になっていました。このように高い熱伝導性を有し放熱性と熱拡散性に優れた、薄くて軽い材料が強く求められている中、熱伝導率が銅の倍以上の結晶性グラファイトへの期待が高まっていました。また、実用化に際しては実装の高密度化と機器の薄型化に対応するため熱源の形状に沿うことができる柔軟性も要求されていました。

開発技術の概要:
当社では、1980年代後半から本開発に取り組み、特定の高分子(ポリイミド等)を特殊な方法で加熱し、残った炭素原子を再結晶化させて結晶性グラファイトを作る高分子グラファイト化法を開発しました。本開発により従来の炭化水素ガス堆積法ではできなかった薄板や柔軟性の付与を世界で初めて実現しています。また、層状の結晶構造であるため、その層方向では熱伝導率、弾性率、強度が物質中トップクラスの特性を有している一方で、厚さ方向の熱伝導率が層方向の約100分の1であり、熱伝導方向の制御も可能なグラファイトシートの実現に成功しました。

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