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新潟県阿賀野市における二酸化炭素(CO2)を用いた原油回収促進技術(EOR)の実証試験に向けた共同研究の開始について

PR TIMES / 2021年6月4日 15時15分

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 株式会社INPEX

 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長:細野 哲弘、本部:東京都港区、以下JOGMEC)及び、株式会社INPEX(社長:上田 隆之、本社:東京都港区、以下INPEX)は、本年4月より、INPEX南阿賀鉱場(新潟県阿賀野市)における二酸化炭素(CO2)を用いた原油回収促進技術(EOR)(注1)のための実証試験に向けた共同研究を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 この試験はINPEX南阿賀油田において、現在開発中のCO2 EOR効率改善技術(CO2フォーム技術(注2))を用いて地下に残留した原油の回収促進効果の実証を目的とするものです。また、原油回収後、CO2の一部は地下に残留するため、温室効果ガスの一つであるCO2削減効果についても検証することを予定しております。

 今後、詳細試験計画策定などの準備作業を進め、2022年には新規に坑井を2坑掘削し、実証試験を実施する予定です。本実証試験を通して原油回収促進技術の開発ならびに適用促進を図り、将来的には、海外油ガス田での技術展開につなげてまいります。

(注1) CO2を地下に圧入することで、原油回収率を向上させ、生産量を増加させる技術。CO2圧入によるCO2の削減効果と原油回収促進による経済効果の両立を狙うもの。
(注2) CO2 EORによる原油回収率向上のため、CO2をフォーム化(水と混合しCO2の泡を形成させる)して見かけ粘性を向上させることにより、CO2により油層を均一に掃攻する技術。

 JOGMEC及びINPEXは、引き続きエネルギー開発・安定供給の責任をはたしつつ、2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けたエネルギー構造の変革に積極的に取り組むとともに、本実証実験を通し、上流事業における原油回収促進ならびにCO2の排出削減に寄与する技術開発を推進してまいります。

リリース本文はこちら
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_15_000001_00074.html?mid=pr0604

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