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介入警戒でJPY(円)買い超過へ 日銀は17年ぶり利上げ【外為どっとコム総研FX投資家調査2024年3月】

PR TIMES / 2024年4月19日 18時40分

株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。



目次
1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向まとめ
 2-1.FX取引における実現損益
 2-2.通貨ペア別取引者数
 2-3.平均取引数量
 2-4.口座の開設期間
 2-5.FX投資の年齢分布
 2-6.FX口座開設者動向
3.まとめ

1. 一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
取引金額は約16%増加


金融先物取引業協会が4月12日に公表した資料によると、2024年3月の店頭FXにおける取引金額は929兆円と、2月から15.9%増加した。USD/JPY(米ドル/円)の取引額が前月比19.1%増加したことが寄与した。一方で、月末時点の未決済ポジション合計は5.1%減少した。また、USD/JPY(米ドル/円)はUSD(米ドル)買い・JPY(円)売りポジションから、USD(米ドル)売り・JPY(円)買いへポジショニングが転じたことが目を引いた。
取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順だった。
[画像1: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-f111692e98c002cf680b-0.png ]

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2024年3月
収益積み上げも、高値警戒で次第に手詰まり


FX口座数が57万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2024年3月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約57万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2024年3月1日7:00 ~ 2024年3月30日6:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)

2-1.FX取引における実現損益
FX取引における実現損益でプラスは56.3%、マイナスは43.7%となった。プラスは前月比4.3%ポイント低下したが、3カ月連続でプラスを維持した。USD/JPY(米ドル/円)が146.474~151.968円と値幅を伴って振幅したことで、収益機会に恵まれたと考えられる。ただし、後半は本邦政府による通貨防衛への警戒心から、思うようにポジショニングできず、収益機会を活かしきれなかった個人投資家もいた模様。
[画像2: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-156f25d097645f55ffa3-0.png ]

図2-1.取引参加者の損益

2-2.通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
USD/JPY(米ドル/円)の1位は不動と上位に変動はなかったものの、TRY/JPY(トルコリラ/円)が7位へ浮上した一方で、NZD/JPY(NZドル/円)が8位へ後退した。
[画像3: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-baf3783364fd327499f8-0.png ]

図2-2.通貨ペア別取引者数

2-3.平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.2万通貨(42Lot)と前月から横ばいで、直近4カ月は変わっていない。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり6,200円の必要保証金(4/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約26万400円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(4/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万6,800円となる。
[画像4: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-bbe731c4fccef40888dc-0.png ]

図2-3.平均取引数量

2-4.口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均111カ月(9年3カ月)へ伸び、直近。直近1年では最長となった。
[画像5: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-5657dc58335a9de9f336-0.png ]

図2-4.口座開設期間

2-5.FX投資の年齢分布
FX投資家の年代別では40代が31.5%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代が半数を占める状態は変わっていない。
[画像6: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-4160c6001504f5f276d0-0.png ]

図2-5.取引参加者の年齢構成

2-6.FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、30代が29.0%、40代が26.3%で、この2つの年代が半数を占めた。以下、20代が17.8%、50代が17.6%となった。20代と50代の差はほとんどなかった。
[画像7: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-7fd15b406c5f3ae50283-0.png ]

図2-6.口座開設者の年齢構成

3.まとめ
2024年3月の為替市場も、主要国の金融政策を巡る動きがメイン・ドライバーとなった。本邦の賃上げ率が5%超と33年ぶりの高水準となる見通しから、日銀の金融正常化への意識が高まり、JPY(円)高が先行したものの、米国のインフレのしつこさが警戒されてUSD(米ドル)主導でJPY(円)が売り直された。さらには、日銀はマイナス金利解除とイールドカーブ・コントロール(YCC)撤廃を決めたが、緩和的な金融環境は続くとしたため、材料出尽くし感が広がり、USD/JPY(米ドル/円)は1990年7月以来およそ34年ぶりの151円後半までUSD(米ドル)高・JPY(円)安が進んだ。ただし、151円台では日本政府要人から円安けん制が相次いだため、JPY(円)安は次第に小康状態となった。

こうした流れに個人投資家は、前半はJPY(円)買いポジションを利食いながらJPY(円)売りポジションを構築し、後半はJPY(円)売りポジションを利食いながらJPY(円)買いポジションを構築するなど、相場の流れに機敏に反応して収益を積み上げた様子がうかがえる。もっとも、介入への期待からポジショニングはJPY(円)買いへ偏りが生じており、JPY(円)相場のさらなる下落で、これらのJPY(円)買いポジションが解消を余儀なくされる危険はある。 


過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB


当社の最大の役割は、お客様にとって信頼に足るパートナーとして貢献すべく、価値ある情報を提供することです。外国為替のプロフェショナルという自負のもと、個人投資家の皆様が外国為替取引を行う際の一助となれるよう、さまざまな活動に取り組んでまいります。


外為どっとコムについて

株式会社外為どっとコムは、店頭FX『外貨ネクストネオ』『らくらくFX積立』の総口座数が60万口座を突破しました。「外国為替をもっと身近に」をテーマに、外国為替にまつわる情報を発信するオウンドメディアサイト『マネ育チャンネル』をオープンしたり、初心者から中上級者までレベルにあわせた多彩なセミナーを開催するなど、投資家の皆さまに寄り添ったサービスを展開しております。

また、世界最大のサポートサービス業界のメンバーシップ団体HDIの日本における拠点HDI-JapanによるHDI格付けベンチマークの「Webサポート」「問合せ窓口(電話)」において、5年連続(2019-2023)最高ランクの三つ星を獲得しました。

・【外為どっとコム】ホームページ:https://www.gaitame.com/
・【外貨ネクストネオ】口座開設:https://www.gaitame.com/account/kouza.html
・【マネ育チャンネル】:https://www.gaitame.com/media/

■新スマートフォンアプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』
当社のFXサービス『外貨ネクストネオ』を利用するためのスマートフォン専用アプリです。スマートフォン1つで完結できる機能性とシンプルな操作性を備えた、最新のFX取引ツールです。初心者から上級者まで、幅広いお客様のニーズに沿ったFX取引アプリが完成いたしました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-e4c3c4d60b809c9e52e1-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/fx/tools/smartphone/

■FXによる積立投資ができる『らくらくFX積立』
通貨ペア・金額・レバレッジ・頻度をあらかじめ設定し、定期的に外貨を購入するFX取引サービスになります。即時の購入・売却のほか、お客様が事前に設定した内容で当社が自動で注文を発注する「定期買付注文」が可能です。
1通貨単位で注文が可能となっており、数百円程度からFXで積立を始めることができるため、初心者の方でも手軽に始めやすい、中長期的な資産運用を提案するサービスとなります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/52387/590/resize/d52387-590-83d59dcddcf73b4e8b19-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/rakutsumu/

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■会社概要
株式会社外為どっとコム( https://www.gaitame.com/
所在地:東京都港区東新橋2-8-1
代表取締役社長:竹内 淳
事業内容:インターネットを介した店頭デリバティブ取引事業、その他
資本金:7億7,850万円
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号 商品先物取引業者/一般社団法人金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本商品先物取引協会
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・当社セミナーでは、FX(外国為替保証金取引)、CFD取引の紹介・説明をさせていただく場合がありますので予めご了承のうえ ご参加ください。
・当社セミナーは情報提供を目的としており、投資方針や時期選択等の最終決定はご自身でご判断ください。
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店頭外国為替保証金取引、店頭CFD取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。

<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 『らくらくFX積立』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.34%(レバレッジ3倍)(法人のお客様は、100%(レバレッジ1倍)のみ) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>
<『CFDネクスト』 取引形態:店頭CFD取引 委託保証金:店頭指数CFD取引 想定元本の 10%相当額、店頭商品CFD取引 想定元本の5%相当額、店頭株式CFD取引 想定元本の 20%相当額以上に設定 取引手数料:0円 ロスカット手数料(1取引単位あたり):店頭指数CFD取引 110円(税込)、店頭商品CFD取引 110円(税込)、店頭株式CFD取引 55円(税込) 【注】取引手数料の他に、金利調整額、権利調整額、価格調整額の支払いが発生する場合があり、お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>

<『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。>


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