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アラブ首長国連邦アブダビ首長国におけるクリーン・アンモニア生産事業の事業化可能性に関する共同調査契約の締結について

PR TIMES / 2021年7月8日 20時15分

株式会社INPEX 株式会社JERA 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構

 株式会社INPEX(以下、INPEX)、株式会社JERA(以下、JERA)、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は、本日、アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)との間で、アラブ首長国連邦(以下、UAE)アブダビ首長国におけるクリーン・アンモニア生産事業の事業化可能性に関する共同調査契約を締結いたしました。本契約のオンライン署名式は、梶山経済産業大臣およびジャーベル・UAE産業・先端技術大臣兼ADNOC CEOのオンライン会談の一部として行われました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/12624/593/resize/d12624-593-65643192346601d91db0-0.jpg ]

 本共同調査では、アブダビにおいて、天然ガスを改質して製造した水素を基にアンモニアを合成し、同時に排出される二酸化炭素(CO2)をINPEXが参画するアブダビ陸上油田にて、CO2を用いた原油回収促進(CO2 EOR)(注)に利用することで、CO2排出量を大幅に抑制したクリーン・アンモニアを日本に輸送する事業の事業化可能性を調査してまいります。
(注)CO2を地下に圧入することで、原油回収率を向上させ、生産量を増加させる技術。CO2圧入・貯留によるCO2の削減効果と原油回収促進による経済効果の両立を狙うもの。

 アンモニアは、水素のエネルギーキャリア(輸送・貯蔵手段)として有望な候補であり、燃焼時にCO2を排出しないことから、世界的な脱炭素社会への移行を背景に、発電燃料や船舶燃料としての利用が期待されています。

 INPEXは、2021年1月に発表いたしました「今後の事業展開~2050 ネットゼロカーボン社会に向けて~」において、中長期的な水素社会の到来を展望し、アンモニア事業を含む水素事業の展開を図ることとしており、半世紀近くにわたりパートナーであるADNOCや日本の政府・需要家と協力・連携しながら、コアエリアの一つであるアブダビと日本を繋ぐ水素・アンモニアのサプライチェーンの構築を目指してまいります。

 JERAは、「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。火力発電についてはよりグリーンな燃料の導入を進め、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション火力を追求しています。今後とも、主体的に脱炭素技術の開発に取り組むとともに、経済合理性を確保すべく努力を重ねていくことで、エネルギーの脱炭素化に貢献してまいります。

 JOGMECは、資源開発において気候変動問題への対応がより一層求められている状況を踏まえ、2021年4月20日に「JOGMECカーボンニュートラル・イニシアティブ」を公表しました。同イニシアティブにおいては、これまで培ってきた技術ノウハウを最大限活用し、CCS事業やCCS技術支援を通じたクリーン水素・アンモニア事業の支援に取り組んでいくこととしています。本共同調査の実施を含め、JOGMECは、CCS及びクリーン水素・アンモニア分野の国際連携を推進し、資源エネルギーの安定供給を通じたカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/12624/593/resize/d12624-593-52773ac13a643487ebc4-1.jpg ]


リリース本文はこちら↓
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_15_000001_00077.html?mid=pr210708

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