自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」 デザインを一新し、新機能を搭載 大阪・関西万博で本格的に実証
PR TIMES / 2025年1月22日 14時45分
日本科学未来館(館長:浅川智恵子、以下:未来館)と、アルプスアルパイン株式会社(代表取締役社長CEO:泉英男)、オムロン株式会社(代表取締役社長 CEO:辻永順太)、清水建設株式会社(代表取締役社長:井上和幸)、日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:山口明夫)の4社が正会員として活動する一般社団法人次世代移動支援技術開発コンソーシアム(以下、コンソーシアム)は、共同で開発を進める視覚障害者向けナビゲーションロボット「AIスーツケース」について、デザインを一新し、新たな車輪機構やセンサーなどの新機能を搭載したモデルを開発しました。今後はナビゲーションの精度をさらに高めるとともに、AIによる音声対話などの新たな機能の開発を進め、大阪・関西万博で本格的な実証実験を行う予定です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46783/594/46783-594-dd5b309533c0284674f1495be0bf6664-3463x2599.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIスーツケース新モデル
AIスーツケースのボディには、これまで市販のスーツケースを活用してきましたが、今回オリジナルデザインを新たに開発しました。段差の乗り越え機能を強化した新車輪機構や、低位置の障害物も認識するセンサーを追加するとともに、ハンドル部分にディスク型の方向提示装置を採用するなど、新機能を搭載しました。
さらに、AIスーツケースに搭載するカメラで周囲を画像認識し、周辺の建物や道路状況、周囲の歩行者に関する情報を音声でアナウンスするAI音声機能も搭載しました。今後、ユーザーからの質問に答える機能に加え、対話からユーザーの興味を導き出し、おすすめの行き先を提案・設定する機能なども開発する予定です。
万博会場内では2025年4月から10月まで複数台を同時運用することで、社会実装に向けた運用モデルの技術的な課題を洗い出すなどの検証を行います。今後も引き続き、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と調整を進めてまいります。
詳細
●AIスーツケースとは
「AIスーツケース」は、視覚に障がいのある方を目的地まで自動で誘導することを目的に開発されているスーツケース型ロボットです。これまで、未来館とコンソーシアムが相互に技術協力を行うことで、大型ショッピングモールや新千歳空港、未来館などの屋内施設で一般ユーザーによる実証実験を行ってきました。また、Digital Innovation City協議会の協力のもと、未来館周辺の屋外公共エリアでの一般ユーザーによる実証も実現しています。2024年4月からは、未来館で毎日定常的に試験運用を行い、より多くの実証データを蓄積することで、ナビゲーション技術のさらなる向上に取り組んでいます。
●今回搭載した新機能
新車輪機構と低位置センサー
段差をスムーズに乗り越えるための車輪やストッパーなどの機構を新たに開発しました。また、低い位置の障害物や段差を検知するためのセンサーを追加し、安全性を向上させました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46783/594/46783-594-693716e72c244215546d1c607d3a59fd-960x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIスーツケース新モデル 各部名称
新ハンドル設計
ユーザーが安心して使用できるよう、ハンドルを握りながら進行方向を確認できるディスク型の方向提示装置を採用しました。また、利用者の利き手にあわせて左右どちら側の手でも利用できるデザインにしたほか、持ち手の高さも柔軟に変更できるようにしました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46783/594/46783-594-1764a4881e7d9aa3d6c6d3892b52c6ad-2016x1512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIスーツケース新モデル 各部名称
AIによる音声機能の搭載
RGB-Dカメラの画像から周囲を認識し、周辺の建物や道路の状況、歩行者に関する情報を音声でアナウンスするAI音声機能を搭載しました。今後は、パビリオンや施設情報に関してユーザーからの質問に答えることができる機能や、対話からユーザーの興味を導き出しおすすめの行き先や案内ルートを提案・設定することができる機能なども開発する予定です。
●大阪・関西万博での実証実験について
AIスーツケースは大阪・関西万博「ロボットエクスぺリエンス」のひとつとして採用されています。会場内では、2025年4月から10月の長期間、複数のAIスーツケースを同時に運用することが決まっており、社会実装に向けた運用モデルの技術的な課題を洗い出すなどの検証を行う予定です。具体的な運用エリアなどは、引き続き公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と調整を進めています。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com は、 米国やその他の国における International Business Machines Corporation の商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademark をご覧ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
スーツケースがAI で道案内する?! 大阪・関西万博で実証実験を予定
レスポンス / 2025年1月26日 11時0分
-
デザイン一新、機能を追加した新型「AIスーツケース」、大阪・関西万博で実証実験
ITmedia NEWS / 2025年1月25日 8時20分
-
HEROZは「日本科学未来館 AI スーツケースの音声対話機能の開発」に係る公募型プロポーザルで採択されました
PR TIMES / 2025年1月22日 16時15分
-
日本IBM、日本企業のAIガバナンスの向上を目指し、KPMGジャパンと協業関係を強化
PR TIMES / 2025年1月22日 13時40分
-
日立ソリューションズ東日本、IBM watsonxを用いてコーポレート業務の円滑化を促進する「AIナレッジソリューション」の提供を開始
PR TIMES / 2025年1月22日 13時15分
ランキング
-
1脱「牛丼一本足」進める吉野家 カレー、から揚げ、おにぎり、ラーメン、どこまで広がる?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月27日 11時27分
-
2《丸出しサンタコスで若い女性がトレーニング》24時間ジム内で過激な動画を撮影してSNSに投稿…『エニタイムフィットネス』は「強い憤りを覚えます」「然るべき対応を行っていきます」と回答
NEWSポストセブン / 2025年1月27日 7時15分
-
3楽天モバイル、軽量化した「5G」対応ホームルーター 「Rakuten Turbo 5G」発売
J-CASTトレンド / 2025年1月26日 18時0分
-
4日産の暗闘史が示す「2度目の身売り」の背景 1999年の経営危機時と重なる既視感の正体
東洋経済オンライン / 2025年1月27日 7時30分
-
5三菱鉛筆「クルトガ」はなぜ売れ続けるのか 累計1億本超ヒットの秘密
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月27日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください