「森永乳業ビフィズス菌通信 Vol.1」 長い自粛生活がもたらした「巣ごもり便秘」の要因と解消法を紹介 ~ビフィズス菌摂取で排便回数増加の試験結果~
PR TIMES / 2021年4月13日 15時15分
ビフィズス菌通信第1弾である今回は、新しい生活様式によって生じた新たな健康課題、「巣ごもり便秘」についてです。
近年、ビフィズス菌をはじめとする腸内細菌と全身のさまざまな疾患との関連性について、世界中で研究が進められており、なかでも大腸の腸内環境を整えることは全身の健康につながると重要視されています。
森永乳業は50 年以上にわたり、ビフィズス菌や腸内フローラの研究に取り組んでいます。ヒトにすむビフィズス菌の研究論文では、世界1位※1の論文数を公開しており、また、森永乳業のビフィズス菌はこれまでに世界30ヶ国以上での使用実績があります。今後ビフィズス菌の研究で得た知見や成果を、皆さまの健康にお役立ていただけるよう、発信していきます。
※1 メタジェン調べ 2019年時点、医薬文献DBにおいて企業による研究論文数で世界1位
※ニュースレターの詳細はこちら https://prtimes.jp/a/?f=d21580-20210412-5731.pdf
■お腹がすっきりしないのはストレスが原因!?
近年、「脳腸相関」という言葉が注目され始めており、”脳“と“腸”は互いに関わりあっていることがわかってきました。ストレスを強く感じると交感神経が過剰に優位(興奮状態)になってしまい、自律神経のバランスが乱れやすくなります。腸は副交感神経が優位な時(リラックス時)に活発に働くため、ストレスを強く感じると腸の働きが通常よりも悪くなります。お腹の調子がよくないと感じている人は、ストレスが原因で気付かぬうちに「便秘」になってしまっている可能性があるのです。
[参考文献] 厚生労働省「e-ヘルスネット/「自律神経失調症」、公益財団法人腸内細菌学会/
(旧)日本ビフィズス菌センター「脳腸相関」
■3人に1人以上の日本人は「大腸環境」が乱れている!最も感じる具体的な不調は「便秘」
2020年8月、森永乳業では、全国47都道府県の20~50代男女11,656人を対象に、大腸の健康に関する意識と実態調査を行いました。調査によると、3人に1人以上が「大腸環境」に乱れを感じていて、最も感じる具体的な不調は「便秘」であることがわかりました。さらに、具体的な不調が便秘と回答した人に、他に不調を感じていることを聞いたところ、「肌の調子が悪い/荒れる」が最も多く、次に「全身が不調になる」が挙がりました。
「大腸環境」が乱れることによって、「便秘」にはじまり、「全身の不調」までも感じている人がいるようです。
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■昨年から続く「巣ごもり便秘」に2021年も要注意!
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消化器学の専門家であり、大腸活のすすめ(朝日新聞出版)の著者でもある、帝京平成大学教授 松井輝明先生は、「昨年は新型コロナ感染症のために家にこもりがちになり、自粛生活からくるストレスや運動不足が原因で気づかぬうちに便秘になってしまう、自覚症状のない便秘(巣ごもり便秘)の人が数多くいた」と言います。
外出しないで家の中でじっとしている時間が長いと、大腸が働かず便が溜まり、その結果、有害菌が増え、有害菌が作り出す毒素が大腸内に増えてしまいます。新しい環境でストレスを感じやすい4月は、ただでさえ便秘になりやすい時期なのに、今後も巣ごもり状態が続くことで、今まで以上により便秘が起こりやすくなってしまうのです。
「毎日排便しているから便秘でないと思っている人もいるかもしれませんが、慢性便秘症診療ガイドラインによると、便秘とは、本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態を言います。たとえ1日に3~4回排便があったとしても、残便感があればそれは便秘とみなされます。便秘は体内に毒素が溜まっている状態と考えられます。全身のトラブルにつながる前に対処することが大切です。放置したままにしていると、肌あれや集中力、免疫力の低下、生活習慣病など、全身に様々な悪影響が出るようになり、やがて癌など深刻な病気を引き起こす危険性があります。昨年から続くストレス、運動不足は知らないうちに蓄積されています。テレワーク推奨の傾向や先行きの見えない不安は続くため、まだまだ巣ごもり便秘への注意が必要」と、松井先生は話します。
■ビフィズス菌 BB536を摂取すると排便回数が増加
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森永乳業は1969年に当社独自のビフィズス菌「ビフィズス菌BB536」を発見するなど、50年以上にわたりビフィズス菌の研究を行ってきました。「ビフィズス菌BB536」は健康な乳児から発見され、乳児から大人まで、ヒトのお腹にすんでいる種類のビフィズス菌です。森永乳業の研究で、「ビフィズス菌 BB536」には整腸作用があることが明らかになっています。
便秘気味の女性39人に「ビフィズス菌BB536」を配合したヨーグルトを1日100g(BB536は20億個以上)2週間食べてもらったところ、大腸内のビフィズス菌の割合が増えて排便回数が増加し、有害物質であるアンモニア濃度が低下しました。これらの作用は普通のヨーグルトよりも高い効果が示されており、このような結果は複数の臨床試験により実証されています。
~ 知っているようで知らないビフィズス菌のはなし ~
『63%の人が誤解※3。ビフィズス菌と乳酸菌は、人間とナマコくらい全く違う※4もの。』
[画像5: https://prtimes.jp/i/21580/595/resize/d21580-595-358239-6.jpg ]
ビフィズス菌は乳酸もつくるので乳酸菌の一種であるという考え方もありますが、生物の進化を示す系統樹で見るとビフィズス菌と乳酸菌は根っこの部分から違います。例えるなら、「人間」と「ナマコ」くらいの違いです。
生息場所もビフィズス菌は主に大腸内だけですが、酸素があっても生きられる乳酸菌は腸内、植物、発酵食品などさまざまな場所で生息することができます。森永乳業の調査結果によると、63%もの方がビフィズス菌と乳酸菌を同じ種類の菌だと誤解していました。あなたはこの違いを知っていましたか?
※3 2019年9月 全国47都道府県の20~70代の男女1200人を対象にしたインターネット調査にて、
「ビフィズス菌は乳酸菌の一種であると思いますか」という質問に対して、「そう思う」と回答した割合
※4 「人間とナマコくらい全く違うもの」とは、分類学上で言えば、遺伝子の違いとして「人間」と「ナマコ」
が分けられるレベルで異なることを指します。
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