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<化粧品業界で世界初の取り組み>ナチュラルコスメブランドLUSHのボトル容器    海洋プラスチックごみを未然に防ぐ活動で回収された再生素材に切替え

PR TIMES / 2024年6月5日 16時45分

6月8日は世界海洋デー

英国発のナチュラルコスメブランドLUSH(ラッシュ)は、「地球をよりみずみずしく豊かな状態で次世代に残す」というブランドパーパスを体現する革新的な容器を常に模索し続けています。その取り組みの一つとして、シャワージェル(ボディソープ)やリキッドシャンプー等に使用するボトル容器に Prevented Ocean Plastic(TM)をグローバルで使用することが決定いたしました。Prevented Ocean Plastic(TM) は、海洋プラスチック汚染の発生場所となる世界中の沿岸地域の海岸線や主要水路から50km以内の場所で回収されたプラスチックごみをリサイクルし、製品の原料として生まれ変わらせた高品質の再生プラスチック素材です。化粧品業界で取り入れるのは、世界初の取り組みとなり、日本国内では、2024年9月下旬より導入を予定しています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/6160/597/resize/d6160-597-794b56c931a6f9f64d07-0.png ]

本件に関するリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d6160-597-bd67ad6927e91cc5982c990ae49b8395.pdf

ラッシュでは、10年以上前からボトル容器に100%リサイクルPETを使用してきましたが、今回の新たな取り組みは、さらなるエキサイティングな進化であると捉えています。イギリスの製造拠点で使用するボトル容器は、スペクトラ パッケージング社(イギリス)との協力によるもので、同社は100ml、250m、500mlのサイズのボトルについて、認定リサイクルPrevented Ocean Plastic(TM)を導入しました。これにより300万本を超えるプラスチックの削減に繋がります。(※1)また、ドイツとクロアチアの製造拠点においても順次導入を開始しています。そして、日本国内のラッシュの製造拠点(神奈川県愛甲郡)については、2024年9月頃より導入を順次開始予定。岡山県に拠点を置くサプライヤーである立花容器株式会社の協力の元、認定リサイクルPrevented Ocean Plastic(TM)でのボトル容器を供給いただき、日本国内のラッシュショップ及び日本から商品供給を行う9つの国と地域のラッシュにて展開予定となります。
海洋プラスチック汚染問題に警鐘を鳴らしながら資源循環を促す画期的なイノベーションに参画することへの意義を感じ、この度再生PET樹脂の原料をマテリアルリサイクルして、ラッシュのクリアボトルを作ることになりました。
日本国内におけるPrevented Ocean Plastic(TM) ボトル容器導入予定
2024年9月下旬:100ml サイズのボトル容器で切り替え開始(日本国内全店・オンラインショップ対象)立花容器株式会社製
2024年12月末までに250ml、500ml サイズのボトル容器も切り替え予定(日本国内全店・オンラインショップ対象)立花容器株式会社製
※新宿店・オンラインショップのみで展開する1,000mlサイズのボトル容器は、2024年内中にPrevented Ocean Plastic(TM) ボトル容器(スペクトラ パッケージング社製)に切り替わる予定。


[画像2: https://prtimes.jp/i/6160/597/resize/d6160-597-0422cd9f92a10b61c1b6-3.png ]

海洋を汚染するプラスチックの 80%が、新興国の沿岸地域から排出されています。(※2)人口や観光客の増加が続くインドネシアも、プラスチックごみ問題に直面する国の一つです。Prevented Ocean Plastic(TM) は、東南アジア、中南米、ガラパゴス諸島やカリブ海沿岸など世界中で取り組まれているプログラムですが、ラッシュの新しいボトルに使用するプラスチックは、インドネシアの海岸線または主要な水路から50km以内で回収されたものです。人口や観光客の増加が続くインドネシアも、プラスチックごみ問題に直面する国の一つです。回収・リサイクルされなければ海洋に流入し、海洋を汚染する危険性があります。インドネシアは、国家としての廃棄物の管理とリサイクルについてのインフラが不十分として、リスク地域とされています。観光化、人口増加、集団としての動機付けの欠如が相まって、プラスチック汚染による野生生物とその生態系への重大なリスクが発生しているのです。
本プロジェクトでは、収集されたプラスチックは、適切なインフラと透明性のあるサプライチェーンを通じてリサイクルされます。これらは、本プロジェクトが管理する収集センターに運び込まれ、素材として容器製造業者へ引き渡された後、ラッシュや他の小売業者がそれぞれのブランドの用途に応じて使用されることになります。

「The Prevented Ocean Plastic(TM)への取り組みはスペクトラ パッケージング社にとって非常に重要なものです。海洋プラスチック汚染に対する積極的な解決策であり、その影響を被っているリスク地域に具体的な社会的、経済的恩恵をもたらすものとして、非常に大切に思っています。ラッシュのような先進的な考えを持つ企業をパートナーとすることは、ポジティブな変革をもたらすための我々のヴィジョンへの、共通の熱意を示すよいチャンスです。共通のゴールに向けて共に進むことで、こうしたパートナーシップがポジティブなインパクトを作ることができるのです。」
               スペクトラ パッケージング社 セールスディレクター ジョナサン・ポーウェル

「プラスチック汚染の高リスク地域に属する共同体にとってPrevented Ocean Plastic(TM)プログラムの影響は非常に大きなものです。何トンものプラスチックが海洋に流出するのを防ぐと同時にサプライチェーンの透明性を高めることができることは、『地球をよりみずみずしく豊かに』という私たちのブランドパーパスを大きく満たすことにつながります。人類や環境への配慮に対し、これほどまでに情熱とインスピレーションを持って働く人々と一緒に仕事ができることを誇りに思います。」
       ラッシュ クリエイティブバイイング カロリーナ・ミチャイスカ 


[画像3: https://prtimes.jp/i/6160/597/resize/d6160-597-8217454ade485221b495-2.jpg ]


[画像4: https://prtimes.jp/i/6160/597/resize/d6160-597-21bcda9ec2e8f066f635-3.jpg ]

Prevented Ocean Plastic(TM)プログラムの予防的、総合的なソリューションとは
Prevented Ocean Plastic(TM)プログラムは、効率的な廃棄物管理インフラを開発し、地域の人々への尊厳ある労働条件と安定的な収入源を創出し、認証を受け、トレーサブルで最高品質のリサイクルプラスチックを世界の市場に提供しています。そしてそのすべてが、海を汚染する大量のプラスチックの削減につながっているのです。
ラッシュと同様に、同プログラムもEthical Trading Initiative(世界の労働者の権利を振興するための企業、労働組合、NGOが集結する先導的アライアンス)にインスパイアされた厳格な倫理基準を設けています。同プログラムは、トレーサビリティに非常に優れた再生プラスチックのサプライチェーンを構築しました。これにより、原料が生産される地域社会から、選別を経て加工に至るリサイクルセンターまでの追跡が可能です。このプログラムの効果は驚異的で、全体として、毎月1,000トン以上のプラスチックが海に流入するのを防いでいます。
海洋プラスチック汚染は、発展途上国に対して、過度の影響を与えています。生活水準の向上により資源の乏しい遠隔地の人が多くのペットボトルを使い捨てるようになりましたが、地理的事情の複雑さや回収システムの脆弱さにより、効果的な廃棄物管理は難しい状況です。
さらに、一人当たりのプラスチック廃棄物の排出量が多い先進国が、効果的な廃棄物管理システムを持たない発展途上国へ向けてリサイクル可能な素材を輸出しています。資源が乏しく、システムも整備されていない共同体が、海洋をプラスチックから守るという重責を押し付けられているなか、Prevented Ocean Plastic(TM)プログラムは予防的かつ総合的なソリューションを開発しました。これまで存在しなかった効率的な廃棄物管理インフラはすでに構築されており、今後もこの取り組みを広げながら、プラスチックの循環型経済をサポートし、地域の人々への尊厳ある労働条件と安定的な収入源を創出し、自然環境を浄化し、また、認証を受け、トレーサブルで最高品質のリサイクルプラスチックを世界の市場に提供していきます。

【参考情報】
パッケージフリー イノベーション
ラッシュは自社が製造する商品の容器についてすべての責任を担うことにコミットする一方で、商品開発においては容器を使わない、あるいはパッケージを必要としないネイキッドと呼ばれる商品に常に注力してきました。現在では全ラインナップの66%が「ネイキッド商品」です。ラッシュの共同創立者であるモー・コンスタンティンは、現在では多くのブランドで見られる容器を使わない商品の多くを発明した人物で、1998年にシャンプーバーを、1989年にバスボムを、1995年にバブルバーを発明しています。
2023年、ラッシュはグローバルで2,712,842個のシャンプーバーを製造し、8,138,525本のプラスチックボトルの使用を防いでいます。

可能な限りごみを生まない仕組みを充実化させ、使い捨ての資源削減を目指す - BRING IT BACK -
BRING IT BACK は、ラッシュで使用しているリサイクル容器を使い捨てにせず、可能な限り資源を大切に使用し続けることを目的にした循環型容器返却プログラムです。
使用済みの容器を店舗に持参いただくと、対象容器1つにつき、30円を商品会計時に利用可能または、5つの対象容器とフレッシュフェイスマスク1個を交換いただくことができます。ラッシュでは、お客様の手に商品が渡った後にも責任をもち、可能な限り大切な資源を同じ資源として使い続けられる循環型容器返却プログラム「BRING IT BACK」の輪をお客様と共に広げていくことで、資源の循環利用に貢献していきたいと考えています。

※1
インドンネシアで収集されたボトルの平均として、1ボトル20グラムで計算。計量はPrevented Ocean Plastic(TM) 東南アジアサプライチェーンと協力して2023年7月に行われ、クリア/ライトおよびライトブルーのグレードの素材を含みます。蓋とラベルは含みません。
※2
出典:Jambeck,J.R., Andrady, A., Geyer R., Narayan, R., Perryman, M., Siegler, T Wilcox, c., Lavender Law, K., (201s). Plastic waste inputs from land into the., ocean, Science, 347, p. 768-m. (1)

ラッシュについて
ラッシュは、新鮮な野菜や果物を使った100%ベジタリアン対応のナチュラルコスメブランドです。約95%の商品がヴィーガン対応です。エッセンシャルオイルをふんだんに使用し、動物実験をせず、可能な限り合成保存料に頼らない処方で手作りしたスキンケア、ヘアケア、バス製品などですべての人の健やかな肌や髪のために役立ちたいと考えます。原材料の新鮮さ、本質的な意味においてオーガニックであることに価値をおいて開発する商品は、フレッシュなうちに使用することで原材料の効果を最大限実感することができると信じています。「ラッシュ」の名が示す通り、毎日の生活を「みずみずしく豊か」に、よりハッピーでヘルシーなものにしたいと考えます。倫理的であること、そしてサステナビリティのその先を目指し、原材料調達から商品開発やパッケージの資材調達など、リジェネラティブであること(再生可能性)を最優先にあらゆる企業活動を行っています。
( https://www.lush.com/jp/ )






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