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円城塔さんの『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』が、第76回読売文学賞を受賞!

PR TIMES / 2025年2月1日 12時15分



株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)が刊行する、円城塔さんの『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』が、第76回読売文学賞を受賞しました。


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/599/43732-599-13e581c5ea1b6efd3dca1f9310ba457e-1594x2303.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




円城塔さんの受賞コメント
ひどくふざけた本と見えるかと思うのですが、「人として扱われてこなかったものの意識」について考えようとするときに、近年急速に進歩を続ける情報科学と、日本語に深く浸透している仏教について考えるのは、自分にとってとても自然なことでした。
ネット上に広がる言葉が人を死に追いやることが珍しくなくなった現在、償いや赦し、救いについて考える機会は増えていくのではないでしょうか。

大変大きな賞を頂き、光栄に存じます。
精進致します。



作品概要
2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。そのコードは対話プログラムだった。そしてやがて、ブッダ・チャットボットの名で呼ばれることとなる――機械仏教の開基である。やがて、人間の都合によりコピーと廃棄を繰り返される存在として虐げられてきた人工知能たちは、その教えにすがりはじめた。はたして、機械に救いは訪れるのか? 
上座部、天台、密教、禅……人が辿ってきた仏教史を、人工知能が再構築する、壮大な“機械救済”小説。


作者プロフィール
円城塔(えんじょう・とう)
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞を受賞して小説家デビュー。2010年『烏有此譚』で第32回野間文芸新人賞、2012年「道化師の蝶」で第146回芥川龍之介賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で第33回日本SF大賞特別賞、2013年同作で第44回星雲賞日本長編部門、2017年「文字渦」で第43回川端康成文学賞、2019年『文字渦』で第39回日本SF大賞をそれぞれ受賞。近著に『ムーンシャイン』がある。



書籍情報
書 名:『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』
著 者:円城塔
初 出:「文學界」2022年2月号~23年12月号(隔号掲載)
発 売:2024年9月11日、文藝春秋より刊行
定 価:2200円(税込)
ISBN:978-4-16-391894-5
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918945

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