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1年半ぶりの実弾介入?投資家は翻弄される-JPY(円)、売り超に転換【外為どっとコム総研FX投資家調査2024年4月】

PR TIMES / 2024年5月24日 14時40分

株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。



目次
1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向まとめ
 2-1.FX取引における実現損益
 2-2.通貨ペア別取引者数
 2-3.平均取引数量
 2-4.口座の開設期間
 2-5.FX投資の年齢分布
 2-6.FX口座開設者動向
3.まとめ

1. 一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
AUD/JPY(豪ドル/円)取引額、倍増


金融先物取引業協会が5月16日に公表した資料によると、2024年4月の店頭FXにおける取引金額は943兆円と、3月から1.5%増だった。USD/JPY(米ドル/円)の取引額が前月比5.8%減少したものの、それ以外のクロス円の取引が好調だったため、月間では取引金額が増加した。一方で、月末時点の未決済ポジション合計は1.7%減少し約8.7兆円となった。また、JPY(円)ポジションは3月末に7,098億円のネットロングだったが、4月には4,449億円のネットショートに転じた。
取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順。また、104.947円まで上昇幅を広げ、取引金額が191%増となったAUD/JPY(豪ドル/円)の躍進が目を引いた。
[画像1: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-c344d6b947964ae28259-0.png ]

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2024年4月
収益吐き出す、ロングもショートも深手を負う


FX口座数が約58万件の株式会社外為どっとコム協力の下、2024年4月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約58万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2024年4月1日7:00 ~ 2024年5月1日6:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)

2-1.FX取引における実現損益
FX取引における実現損益でプラスは48.6%、マイナスは51.3%となった。プラスは前月比7.7%ポイント低下し、4カ月ぶりに損失を計上する投資家が多かった。月末に、JPY(円)が対USD(米ドル)で160.219円まで急落した直後、政府・日銀の円買い介入と思しき動きから、154.50円付近までJPY(円)が急騰するなど、終盤にJPY(円)相場が急変動した。この急変に短期勢中心に想定外に実現損が膨らんだ投資家が多かった模様。
[画像2: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-45b3304715a2de24c721-0.png ]

図2-1.取引参加者の損益

2-2.通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
1位をUSD/JPY(米ドル/円)が独占している状態は変わらなかった。
[画像3: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-795753bae70572bd8879-0.png ]

図2-2.通貨ペア別取引者数

2-3.平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.5万通貨(45Lot)と小幅に増加した。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり6,400円の必要保証金(5/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約28万8,000円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(5/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万8,000円となる。
[画像4: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-81225b8a514d34f858ca-0.png ]

図2-3.平均取引数量

2-4.口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均113カ月(9年5カ月)へ伸び、直近1年で最長となった。
[画像5: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-56e87239f7657f5e1481-0.png ]

図2-4.口座開設期間

2-5.FX投資の年齢分布
FX投資家の年代別では40代が31.6%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代で6割を超えた。
[画像6: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-59b6f64bb739be76b4d5-0.png ]

図2-5.取引参加者の年齢構成

2-6.FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、40代が26.6%、30代が26.0%で、この2つの年代が半数を占めた。以下、50代が20.4%、20代が15.4%となった。
[画像7: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-12d795c11eeaaedb9ab1-0.png ]

図2-6.口座開設者の年齢構成

3.まとめ
2024年4月の為替市場は、米国の利下げ回数見通し低下をベースにUSD/JPY(米ドル/円)は154円台までJPY(円)売りが先行。さらに日銀が円安に対して強い牽制をしなかったこともあり、158円台まで下げる中、仕掛け的な動きから160.219円まで一気に急落した。その後、政府・日銀による為替介入と見られる動きから、154円台までJPY(円)は急騰するなど荒い値動きとなった。

こうした動きにJPY(円)買い勢は、160円突破の過程でロスカットされた投資家がいた一方、利食いのタイミングを逃したJPY(円)売り勢も、その後の急騰過程でロスカットに見舞われる投資家もいたようで、FX取引者の未収金発生口座数も増加した。金融先物取引業協会によれば、発生口座数は70件と、2022年9月に介入が実施された時の27件からは約2.5倍となった。金額では8,696千円と限定的だったが、相場の急変に対応しきれなかった投資家が多数いることは想像がつく。このように投資家が本邦の円買い介入を巡る思惑に翻弄されて収益を積み上げるのに苦慮したと判断でき、投資家にとって厳しい相場環境だったようだ。  


過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB


当社の最大の役割は、お客様にとって信頼に足るパートナーとして貢献すべく、価値ある情報を提供することです。外国為替のプロフェショナルという自負のもと、個人投資家の皆様が外国為替取引を行う際の一助となれるよう、さまざまな活動に取り組んでまいります。


外為どっとコムについて

株式会社外為どっとコムは、店頭FX『外貨ネクストネオ』『らくらくFX積立』の総口座数が60万口座を突破しました。「外国為替をもっと身近に」をテーマに、外国為替にまつわる情報を発信するオウンドメディアサイト『マネ育チャンネル』をオープンしたり、初心者から中上級者までレベルにあわせた多彩なセミナーを開催するなど、投資家の皆さまに寄り添ったサービスを展開しております。

また、世界最大のサポートサービス業界のメンバーシップ団体HDIの日本における拠点HDI-JapanによるHDI格付けベンチマークの「Webサポート」「問合せ窓口(電話)」において、5年連続(2019-2023)最高ランクの三つ星を獲得しました。

・【外為どっとコム】ホームページ:https://www.gaitame.com/
・【外貨ネクストネオ】口座開設:https://www.gaitame.com/account/kouza.html
・【マネ育チャンネル】:https://www.gaitame.com/media/

■新スマートフォンアプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』
当社のFXサービス『外貨ネクストネオ』を利用するためのスマートフォン専用アプリです。スマートフォン1つで完結できる機能性とシンプルな操作性を備えた、最新のFX取引ツールです。初心者から上級者まで、幅広いお客様のニーズに沿ったFX取引アプリが完成いたしました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-3fb6b6fc298673d9c36a-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/fx/tools/smartphone/

■FXによる積立投資ができる『らくらくFX積立』
通貨ペア・金額・レバレッジ・頻度をあらかじめ設定し、定期的に外貨を購入するFX取引サービスになります。即時の購入・売却のほか、お客様が事前に設定した内容で当社が自動で注文を発注する「定期買付注文」が可能です。
1通貨単位で注文が可能となっており、数百円程度からFXで積立を始めることができるため、初心者の方でも手軽に始めやすい、中長期的な資産運用を提案するサービスとなります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/52387/605/resize/d52387-605-c059d24314a4eccc356f-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/rakutsumu/

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■会社概要
株式会社外為どっとコム( https://www.gaitame.com/
所在地:東京都港区東新橋2-8-1
代表取締役社長:竹内 淳
事業内容:インターネットを介した店頭デリバティブ取引事業、その他
資本金:7億7,850万円
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号 商品先物取引業者/一般社団法人金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本商品先物取引協会
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・当社セミナーでは、FX(外国為替保証金取引)、CFD取引の紹介・説明をさせていただく場合がありますので予めご了承のうえ ご参加ください。
・当社セミナーは情報提供を目的としており、投資方針や時期選択等の最終決定はご自身でご判断ください。
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店頭外国為替保証金取引、店頭CFD取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。

<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 『らくらくFX積立』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.34%(レバレッジ3倍)(法人のお客様は、100%(レバレッジ1倍)のみ) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>
<『CFDネクスト』 取引形態:店頭CFD取引 委託保証金:店頭指数CFD取引 想定元本の 10%相当額、店頭商品CFD取引 想定元本の5%相当額、店頭株式CFD取引 想定元本の 20%相当額以上に設定 取引手数料:0円 ロスカット手数料(1取引単位あたり):店頭指数CFD取引 110円(税込)、店頭商品CFD取引 110円(税込)、店頭株式CFD取引 55円(税込) 【注】取引手数料の他に、金利調整額、権利調整額、価格調整額の支払いが発生する場合があり、お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>
<『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。>

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