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【セミナーご案内】紙材料科学の基礎 ~ 省プラ化・紙復権に向けて ~ 3月5日(木)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

PR TIMES / 2020年2月6日 11時15分

先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「紙材料科学の基礎 ~ 省プラ化・紙復権に向けて ~」と題するセミナーを、 講師に山内 龍男 氏(京都大学農学研究科 森林科学専攻 紙材料科学研究室 研究員 農学博士)をお迎えし、2020年3月5日(木)10:30より、『ちよだプラットフォームスクエア』(千代田区錦町)で開催いたします。 受講料は、一般:45,000円(+税)、弊社メルマガ会員:40,000円(+税)、アカデミック価格は24,000円となっております(資料付)。
セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!
 https://cmcre.com/archives/53980/
質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。



現在我々の周囲に身近にある材料は、鉄やアルミ等の金属類、ガラスを主とする無機材料、紙およびプラスチック有機材料であり、その中で紙は鉄などの金属よりは新しいが、プラスチックよりは格段に古い、約二千年の歴史のある材料であります。ただ蒸気機関に始まるエネルギー革命に追随する形で、近代的な製紙産業になったのは約150年前であり、期を同じくして、地球温暖化が始まったとも言えます。すなわちエネルギー革命および地球温暖化は石炭、石油、天然ガス等の地球に埋没した炭素資源を利用するために生じたのでありますが、今後地球温暖化を止めるあるいは遅らせるためには、地球上で循環している炭素資源である木材を上手く利用することが肝要になります。近代製紙産業が始まる前は非木材の植物から繊維を取り出して紙を製造したのでありますが、今は木材から紙が作られ、日本における木材需要の約半分は紙です。そのため、紙は地球に優しい材料として見直され、今後もなんらかの形で利用され、あるいはむしろその利用が増大する可能性もあります。紙は、かつて情報媒体としての利用が大半でありましたが、通販の利用が増えたこともあり、最近は包装用途が最も大きくなっています。さらに紙の多孔性を利用した用途の拡大も考えられます。ここでは紙の主原料であるパルプを含め、紙材料の基礎を幅広く説明いたします。

1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:紙材料科学の基礎 ~ 省プラ化・紙復権に向けて ~
開催日時:2020年3月5日(木)10:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア
  〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
参 加 費:45,000円(+税) ※ 資料付
  * メルマガ登録者は 40,000円(+税)
  * アカデミック価格は 24,000円(+税)
講 師: 山内 龍男 氏
     京都大学農学研究科 森林科学専攻 紙材料科学研究室 研究員 農学博士

【セミナーで得られる知識】
紙は金属やプラスチック材料と、異なる材料であるが、その相異点や紙材料が如何なるものか、またその物性と、さらにそれと関連する紙の構造を基礎的かつ広範に知ることで、紙材料の理解を深める。

2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
https://cmcre.com/archives/53980/
からお申し込みください。
折り返し、 聴講券、 会場地図、 請求書を送付いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/12580/618/resize/d12580-618-915679-0.jpg ]


3)セミナープログラムの紹介
1.はじめに
 1.1 紙の歴史と変遷
 1.2 紙パルプ産業の特徴、現状と展望

2.紙の原料
 2.1 紙の原料になる木材
 2.2 木材を構成する化学成分

3.パルプとその漂白
 3.1 機械パルプ
 3.2 化学パルプ
 3.3 リサイクルパルプ
 3.4 漂白

4.抄紙
 4.1 紙層形成過程の観察
 4.2 紙料調成
 4.2.1 叩解
 4.2.2 調成時に添加する物
 4.3 紙加工

5.紙の構造
 5.1 紙構造の3次元観察
 5.2 顔料塗工紙の観察
 5.3 紙の構造を表す基礎的数値(坪量、厚さ、密度)
 5.4 紙構造の不均一性
 5.5 紙の厚さとその測定法
 5.6 紙表面構造(粗さ)とその測定法
 5.7 紙の空隙構造とその測定法

6.紙の物性
 6.1 光学的性質
 6.2 紙面方向での力学的性質
 6.3 常用力学試験
 6.4 単繊維強度
 6.5 水分(相対湿度)の影響
 6.6 厚さ方向の力学挙動
  6.6.1 圧縮性
  6.6.2 厚さ方向の強度
  6.6.3 剥離試験
 6.7 その他紙の使用において重要な物性
  6.7.1 紙のこし(こわさ)
  6.7.2 紙の摩擦

7.後書き

文献

4)講師紹介
【講師略歴】
昭和50年 京都大学大学院 農学研究科 博士課程修了、同大学助手、昭和59年から2年間ニュージーランドForest Research Institute(現SCION)で研究、平成7年 京都大学助教授、准教授を経て平成22年同大学を退職後、製紙関連企業の顧問を兼ねながら同大学研究員(紙材料科学研究室)となり、今日に至る。

【活 動】
昭和55年 紙の空隙構造とラテックス含浸加工に関する研究で農学博士
その他、AE・熱画像法による紙の変形機構、破壊靭性、摩擦、紙の加工、紙リサイクルなど紙の構造と物性を広範に研究

著 書:
Handbook of Physical and Mechanical Testing of Paper(Marcel Dekker共著)、
紙とパルプの科学(京大出版,単著)、
紙の構造と物性(R&D支援センター、単著)など多数

所属学会:
紙パルプ技術協会、Appita(Australia & New Zealand 紙パ技協会)、繊維学会、包装学会、木材学会


5)セミナー対象者や特典について
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、 地方公共団体、 および学校法人格を有する大学、 大学院の教員、 学生に限ります。
★ 2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、 2人目は無料、3名目以降はメルマガ価格の半額となります。


【セミナー対象者】
製紙業、紙関連機械、紙の補助原料メーカーから文具、包装・容器、印刷、不織布、コピーやプリンターを含む紙搬送機器、試験機、高分子材料、化学薬品


☆詳細とお申し込みはこちらから↓
https://cmcre.com/archives/53980/


6)関連セミナーのご案内
(1)セルロースナノファイバー研究:界面構造が支配する分散/集積/複合体の科学
  開催日時:2020年2月14日(金)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/52305/

☆開催予定のセミナー一覧はこちらから!↓
 https://cmcre.com/archives/category/seminar/seminar_cmc_f/

7)関連書籍のご案内


☆発行書籍の一覧はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

以上

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