NEC、ハイブリッドIT環境のエッジサーバとしてシステムの安定稼働を支援する「Express5800シリーズ」新商品を発売
PR TIMES / 2024年6月19日 15時15分
NECは、PCサーバ「Express5800シリーズ」において、高い可用性とシンプルな運用を両立した新カテゴリ「高可用性サーバ」を商品化し、エントリモデル「Express5800/R32Ba」およびミッドレンジモデル「Express5800 /R32Aa」「Express5800/R31Aa」の販売を開始します。
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エントリモデル Express5800/R32Ba-E2
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78149/618/78149-618-a61b5250a10dd4f5466416477ae95bb7-1920x870.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ミッドレンジモデル Express5800/R32Aa-M2
新商品では、主要なハードウェア部品の二重化やシステムダウンを回避するテクノロジーの装備などサーバ単体としての可用性を追求しながら、運用性や保守性にも配慮し、ITシステム管理者に特別なスキルがなくともシンプルに対応できるシステムの構築を支援します。
エントリモデル「Express5800/R32Ba」では、NECのハイエンドサーバのNX7700xシリーズで実績のある「I/Oエラーハンドリング機能(注1)」や「MCAリカバリ機能(注2)」をExpress5800シリーズにおいて初めて搭載。エッジサーバに求められるより高い可用性を確保しました。
また、コストパフォーマンスを重視し従来のftサーバと比較してCPUなど一部故障率の非常に低いパーツをシングル化。より安価に高い可用性を備えたサーバの導入が可能になり、基幹業務や製造・物流システムなどにおいて、セキュアでリアルタイム性に優れたデータ利活用を促進します。なお、長期間の利用ニーズに応えるため、最長10年の保守にも対応します。
ミッドレンジモデル「Express5800/R32Aa」「Express5800/R31Aa」では、CPUを含め全てのハードウェアをコンピュート(CPU、メモリ、チップセット)、I/O、ストレージ、電源の4種のモジュールに分けて二重化します。
さらに、コンピュートモジュールに対して障害予兆が検出された際は、稼働中のOSやアプリケーションに影響を与えずに二重化したもう一方へシステム移行が可能なスマートエクスチェンジ機能(Smart Exchange(TM):注3)を搭載しました。
また、障害発生時には、4種のモジュールごとに人手の介在が不要で自動的に切り離しや切り替えを行いシステム稼働を継続できるとともに、特別なツールを使用せずにモジュール単位の交換も行えるようになり、メンテナンス性を向上しました。これらにより、99.99999%(年間停止時間約3秒:注4)のシステム可用性を実現するとともに無停止保守環境も提供し、現場にシステム管理者が不在でも安心して運用できるシステムの構築を支援します。
近年、企業や自治体ではDX推進によるデジタル化が急速に進んでいます。ITシステムの一部がクラウド化される一方で、基幹業務や製造・物流システムなど、リアルタイムなデータ利活用が必要な場合には、セキュリティやネットワークの問題からオンプレミスの導入も求められています。こうしたハイブリッドIT環境ではエッジサーバが重要な役割を果たします。特に、工場のスマートファクトリー化や物流倉庫の自動化など、大量のデータやリアルタイム情報の処理が必要となる現場においては、エッジ環境での高速なデータ処理が求められます。また、システムの故障や停止は重大な影響を及ぼすため、サーバによるプラットフォームの構築に対しても持続的な運用と安定したパフォーマンスを提供する高い可用性が求められます。NECでは、こうしたニーズに応えるため、従来のftサーバ後継機として、Express5800シリーズの新たなカテゴリとなる「高可用性サーバ」を商品化し、お客様が安心して効率的に運用できる環境の構築を支援していきます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78149/618/78149-618-5fcb27141d18ce1701f826725e9931cd-1085x525.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
以上
(注1) NEC独自技術により、I/Oカードで致命的なPCIバスのエラー等の重要障害発生時にシステム稼働へ影響が波及する事を防ぎ、障害部位を閉塞することでシステムダウンを回避する機能。
Windows環境では「Mission Critical I/O Failover」、Linux環境では「PCIe Error Recovery」のソフトウェアを利用することで実現。
(注2) CPUキャッシュやメモリの訂正不可障害発生時に、OS/CPU/BIOSが連携して障害波及範囲を極小化し、最終的にリカバリ不能でもシステムを停止させることなく該当プロセス(Application)を停止する機能
(注3) Smart Exchange(TM)はStratus Technologies Ireland, Ltdの商標または登録商標。
(注4) 99.99999%のハードウェア可用性の実現のためには、NECの認定したパーツの使用とサポート契約、および適切なシステムアップデートの実行という要件に従うことが必要です。
<本製品について>
https://jpn.nec.com/pcserver/ha/lineup.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC ファーストコンタクトセンター
電話:0120-5800-72
月曜日~金曜日(除祝日、弊社休日)9:00~12:00 / 13:00~17:00
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